焼酎にはまり、焼酎にみせられ、笑みで味わう!
なんでもかんでも焼酎ならいい!
という時代も少し前ありました。
でも今は!
本当に焼酎を好きな人。
飲んでみたいなーと思う人が。
日本全国にいらっしゃいます。
そんな人々がワイワイ集って楽しむ
焼酎の会が先日、東京で開催されました。

今年も待ちに待ったまさるやさんの酒人好の会。
2回目となる今回、なぜか知ってる顔があります。
「あれー。去年も会いましたよね。お久しぶり」
という声もあちこちで聞こえてきて、
さながら同窓会の雰囲気。

今回、会に参加された焼酎の蔵元さんは25蔵。
会場となった明治記念館のホールは満員状態です。
テーブル席スタイルですが、
挨拶もそこそこにみなさん片手にグラスをもってスタンバイ。
その姿はゲートインした馬の状態。
食事が運ばれてくると、先付けもみず?に
蔵元ブースに駆け込んでいきます。
早い早い。
あっというまに各蔵元さんのブースには長蛇の列。
それもそのはず。
直接蔵元さんとお話しできるチャンスなんて滅多にありません。
会の時間は2時間。
酔いとの戦い。
全てのブースを回ることは不可能に近い状態。
ちょうどゴン麹のテーブルの近くには
寿福さん、黒木さん、佐多宗二さん、朝日さんのブースが
並び、
席にすわりつつ、空いたぞ!と思った瞬間に駆け込むスタイルをとっていました。
寿福の絹子さんとお会いするのは一年ぶり。
「あれまーゴンちゃん」とお元気なおっかさんの声に
「おかーさん。飲みにきたよー」とグラスに注いでいただいたのは
本格焼酎寿福屋 作衛門。

麦 41度という少々度数の高さのものですが、
麦焼酎で感じるザクザク喉越し
というものはなく常圧独特のパンチさが
体の中から顔をだします。
この麦焼酎。絹子さんの蔵のなかで17年間、
甕の中で静かに美味さを磨いてきた
1985年産の麦焼酎原酒のみを100%使用したもの。
香ばしい麦の香り。口当たりに豊かな甘みを感じ、
頭いっぱいにふくらむコクとまろやかな余韻。
「こん焼酎は水とかお湯とかで割るとはもったいなか。
せっかくだけん、生か、ロックで楽しんで」
と教えてくれた絹子さん。
会開始して5分。
既にゴン麹は酔っぱらいに変身しはじめました。
千鳥足にならないように……
水を飲み飲み、各ブースへ。

芋、米、麦、黒糖、泡盛……と様々なジャンルのお酒に
目移りと口移り。
それはみなさんおなじようで、
赤ら顔して、お蔵さんと記念撮影や質問大会。
よき酔っ払いが集ってます。
まさるやさんが今回の会で用意してくれたお食事もそうそうたるもの。
焼酎に合うだろうというものを吟味して
わざわざ特別に作っていただいたものです。

先付は割干大根に子持ち昆布に糸花で彩られたもの。宮崎産地のものとのことで
やはり、これは宮崎の焼酎と合わせて飲みたいものです。

酒菜には鰆彩り素焼き、木の葉生姜、ゴーヤ豆腐に公魚南蛮漬け。ゴーヤ豆腐の
味はかなり濃く、これはあっさりと米焼酎を水割りでいきたいものです。

鱧の湯引はもう絶品。梅肉の酸味が酒で疲れた胃にパワーを注入してくれます。

あぜ豆汁には鳥玉がはいっていて、あっさりとした味のなかに鳥のジューシーさが
湧きでています。

揚物にはなすみぞれ揚げなど色々。

煮物も鮹の唐揚げも酒に合う肴です。

宴もたけなわになってきた頃になると
各テーブルを蔵元さんがまわってきてくれます。

酒飲みとしてうれしい瞬間。
赤ら顔でお話しできる大チャンスです。

酔っぱらっていても、大歓迎されちゃいます。
絹子さんもテーブルにやってきて
「飲んどんかー?これも飲まんね」と一本。
寿福絹子を置いていってくれました。

おっかさん。太っ腹です。
2時間の会もあっという間に終了。
外の雨も酔っ払いには関係ありません。
「また今度ね」という酒呑み同士の挨拶をすませて、
今年のまさるやの焼酎の会も終了。
いつもながら、よき体験、よき飲み友達と出会える場所のひとつです。
もちろん、一次会でおわるはずもなく……
二次会に突入したのはいうまでもありませんね。
飲みすぎ注意です♪


いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします。
まさるや
住:東京都町田市鶴川6-7-2-102
電:
営:9:00~19:30
休:木曜
URL:http://www.masaruya.com/