白露の日
処暑 → 白露 → 秋分と秋分の日までの間の節気で
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉どおり、
日々涼しくなってくるのが体感できる季節である。
さて、‘白露’の日。本日解禁なのが

山形県鶴岡市、竹の露酒造の「白露垂珠 」ひやおろし。
羽黒産麹の美山錦に掛米に出羽燦々。
楽しみの子だ。
一口いただいたとき、秋風が口のなかにすべりこむような感覚を覚える。
その風の余韻に甘さを覚える。のりしろというべきなのか、十二単の裾というべきか。
その甘さのラインを口のなかで噛みしめ、再び口に含む。
回を重ねるごとに白露のもつ柔らかさを感じる。
それは羽毛のように軽やかで温かい。

「ひやおろし」生詰とあるので要冷蔵である。
冷たいのもいいが、常温に戻りつつある状態が面白い。
(冷たいと歯にしみる……あぁ〜歯医者行かねば)
絞りたて後、すぐに火入れをし、それを半年熟成。それを生詰めで出荷された子。
常温に戻るほど
稲の花が咲くように隠れていた旨味がぽんぽん顔をだしてくる。
味にぬめりさがでてきて、これがまた盃をすすめる。
この独特の伸びは白露らしい性格だ。

秋の夜長、秋刀魚をアテに一合をちびりちびり。
脂ののった秋刀魚の身が白露の羽衣の裾を纏って胃袋に消えていく。
ひと風吹くごとに近づく秋の季節。
汗をかきつつも気づけば周りは秋の色。
白露の節気。
今日は草露白。
草におりた露がキラリと光る……そんな場面を心に描いて。
「白露垂珠 ひやおろし」もう一献。

@竹の露FBより借用

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撮影協力
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