澳門コロアン島で酒ナフキンスタート! @澳門スナフキン
正確には二日目より澳門スナフキンははじまった。
(初日は移動オンリー)
天気は晴れ。日本でみてきた天気予報の雨予報を覆した空模様である。
滞在先のホテルよりタクシーで約20分。
澳門の最南端、コロアン島(今は埋め立てているので、ひとつの島である)の先端にある『ポウサダ・デ・コロアン』でランチを食べることにした。
シーズンオフだからなのか、半島先という地形的理由なのか、とても静かな場所であり、
小鳥のさえずりや風にゆれる木々の音が心地よく耳に届く。
この『ポウサダ・デ・コロアン』はオーナーが約30年前に個人住宅だった建物を買い取り
ホテル営業を開始した。
総客室数は30室。
スタッフ数もわずかで、心静かにのんびりと滞在したい旅行者に人気のある、知る人ぞ知る隠れ宿的な場所である。
隣接されているレストランは伝統的なポルトガル料理が楽しめる。
まずオーダーしたのは
八爪魚沙津。
「八爪魚」にまず首をかしげる。
小さい脳みそをころころ転がすこと1分。
頭に浮かぶのが8本の足をもつ海の生き物といえば!タコである。
(レストランのメニューはちゃんとポルトガル表記&英語表記されているのでご安心あれ)
タコのサラダということで、タコメインかとおもいきや、
出て来たのはキュウリやトマトがゴロゴロあり、その間にタコが顔をのぞかしているパターン。
サラダというよりはマリネ。
強く感じるのは香草の香り。香草好きとしてはもっと欲しいが、十分青々しい香りが刺激をくれる。
味付けはガーリックベースのオリーブオイル。刻んだオニオンがいい塩梅にアクセントとなっているので、しつこさはなく食べやすい。
何より驚いたのはトマトが野性的なこと。
甘いというよりは野菜の香り、味がしっかりと保たれている。トマトは野菜なんだから当たり前というかもしれないが、このトマトは昔懐かしい、素朴で野性味ある味。
今、日本で売られているトマトでは出会うことすら難しい、猛々しいもぎたての味、匂いである。(小学校時代、近くのトマト畑でかくれんぼして、喉が乾いたので1つもいでいた記憶が鮮やかによみがえった。……トマト畑のおじさん、ごめんなさい。時効ですけど、ごめんなさい)
タコのマリネにまず合わせたのは
もちろん!澳門のビールということで♪
マカオビール。
澳門の地名を冠した唯一のビールである。
レストランやスーパーだけで販売されているので、なかなか手にいれることができない。
そのため、メニューでみつけたら、オーダーすべし!
とビール通の友人が口を酸っぱくしていた子だ。
正式名称は「マカオビールブロンドエール」通称「金牌」。
エールタイプで甘さが少し感じる芳醇さが特徴的である。
重みもあり、中国ビールというよりはヨーロッパのビールに近いという感じ。
苦みも少しあるので、野菜や魚介類との相性もいい。
マカオビールは瓶と同時に生もあり、表記には「生啤」とある。
瓶で30(パタカ&香港ドル)生で26(パタカ&香港ドル)。
生のほうがお得やん!!!☆:・゚.*メチャ(´ε`*人)ゥレシ*.゚・:☆
ということで、再オーダー。
生になると、コクに幅がでてきて、ベター調の苦みが強くなるものの、喉越しは瓶と同じく爽やか。
gon麹はやはり「生」がいい♪
マリネをつっつきつつ、メインに選んだのは
葡式焼沙旬(旬の字の日は田)魚。イワシの炭火グリル。
まるまるっと太ったイワシが3匹、ポテトと野菜をお供に目の前に現れたときは
(日本料理と変わらんやん)と思ったが、
レモンを絞って一口、口にいれると(;~▽~;)(;~▽~;)(;~▽~;)塩っぱい!!!!!!
そうだった。ポルトガル料理は塩っぱいのが多かったんだ〜と
かつてのポルトガルスナフキンの記憶が蘇る。
生を一気にのみ干して、次なるビールをすぐに注文。
『SUPER BOCK』。これはポルトガルビールになる。
ポルトガルでも人気が高く、ポピュラーな銘柄で約42%のシェアを誇っているそうだ。
100年以上の歴史を誇るブルワリーが作り、
世界22ヶ国にも輸出されており、日本でも目にすることができる子。
マカオビールと異なりラガータイプでgon麹はこちらのほうが好み。
塩っぱい口の騒ぎを一気に抑えてくれる。
しっかりとした熟成さがビールの味に深みをもたらし、
その深みが味わう感覚をフルに刺激してくれる。
とはいえ、イワシの塩っぱさは変わらない。
こういうときは!(・。・)b 皮をとっちゃえばいいんだ〜♪
ということで、ぎこちないナイフとフォークで避け避け避け。
改めてイワシの身を口にいれると、ほどよい塩梅。
うん、これくらいがいい。
本当は皮のところが一番美味しいんだけどね。
健康のためにも舌のためにも皮はご遠慮。
窓からみえる景色を楽しみながら、ビールを片手にのんびりと過ごす。
時間という概念を気にせずにのんびりできるこの空間でランチというこの贅沢さ。
お料理の美味しさも2、いや3倍増しとなる。
バーカウンターも備えた開放的なレストラン。
コロニアルスタイルなので中国というよりはやはりヨーロッパ大陸という異国情緒感たっぷりだ。
天井でキリキリと音をたててまわる木目調のファンを眺めつつ目を閉じれば、
ホテルのすぐ下に伸びる竹灣ビーチの波の音が聞こえてくる。
あぁ、ここで1日のんびり過ごしたいなああ。
この感覚は国籍関係なく、誰もが思うことだろう。
映画のなかのワンシーンにでてきそうなこのシチューエーションに大満足である。
真夏の陽射しが大丈夫であるならばテラスで潮風を浴びながら食事というのもいいだろう。
(7、8月は半端ない気温なのでおすすめはしない)
さて、始まった酒ナフキンIN澳門。
どんな美味しいもの、美味しいお酒に出会えるか♪ 興奮度数はハードリカー♪
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DATA)
ホテル名:Cheoc Van Beach, Coloane Island, Macau
住所 :澳門路環竹灣海灘
電話 :853-2888-2143/2144
チェックイン :14:00
チェックアウト:12:00
カード :可能(VISA MASTER)
インターネット:無線LAN(無料)
備考:バス路線ナンバー 25,21A,26A