ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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妥協のない食材&酒への愛情 たっぷり感じる日本酒バル

「しゅしゅ知ってる?」
ある日突然、酒友Aちゃんから質問される。
シュシュ?しゅしゅ? あのAK○48の曲にもなったアレ?ではないのか?
と不思議そうな顔をしていると
「神田に酒趣といういい日本酒バルがあるんだって」という答えに目がキラリン。
近々行きたいなあと思っていると、その日はすぐにやってきた。
(さすが行動力ある酒友Aちゃんである)

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神田駅から徒歩5分。
スマートフォンの地図をみつつ、小道をまっすぐ、そして右折して少しすすむと
かわいらしい看板が目にとびこんできた。

酒という漢字が酒と盃と徳利で表している、ポップなロゴマーク。
こういう遊び心あるお店は面白そうなことがある予感が!!!(o≧▽゚)o

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おとおしは2品。
夏牡蠣にたっぷりおろしがかかって暑さをちょっこし忘れさせてくれる。
こういうおとおしがでたら、お願いするのはやはり「SAKE」、日本酒。

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メニューには日本各地のお酒と蔵の名前。
どの子にしようかな〜と愛でて!、決めたは 大阪!
秋鹿酒造『秋鹿 生酛 純米 雄町 無濾過生原酒』。
自営田で栽培された雄町を使用。7号酵母で醸した子。
フレッシュ感ありながらも鹿シリーズのお家芸!でもある骨太さ。それでいながら華奢にみえる香りの繊細さ。酸とキレも特徴的で、温度をあげればあげるほど、深みある世界を演じてくれる。

亭主は大阪出身。大阪市浪速区にある地酒/日本酒専門店 山中酒の店で修行されていたとのこと。
どうりで、「これってどんな感じになりますか?」とか「こういう感じの子はどれになります?」と質問すると丁寧に分かりやすい。

多くを呑みたいという呑み助の我侭もよくご存知。
何もいわないのに(笑)、半合で提供するスタイルになっている。

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刺身盛り合わせをたのむと鮮度抜群の色合いを放つ「鯵 鰹 鮪」の三つ巴。
ちょこっと盛りを想像していたが、予想を反してボリューミーである。

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「八寸というのがいい」という酒友曰く。そこで一人前をオーダーすると
真四角の大皿にのった珍味がいっぱい登場。
夏らしく冬瓜とミニトマトの酢あえの酸味がへばりつつあった食欲を刺激してくれる。
甘い煮タコは柔らかく、ぶっとく、よく噛んで噛んで……食べ応えあり。

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どれから手をつけていいかわからず、迷い箸というマナー違反もしばしば。
それくらい視覚で惑わすくらいの美味しさを放つ、噂通りの八寸だった。

もちろん、お酒のほうも負けてられない(誰との勝負だ!?)。

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呑んだことがある子から、お初の子までゆっくり少しずつチョイス。
といいつつもゆっくりのペースが早いのか、途中からはグラスが空くかどうかの段階で
必ず亭主と目が合うようになる。

福岡の旭菊酒造『綾花 』、和歌山の世界一統『澪標 特別純米酒 おおせと 無濾過生原酒』、『澪標 美山錦 純米吟醸生原酒』、岩手の川村酒造『酉与右衛門(よえもん)』。

綾花はあると必ずオーダーするgon麹。福岡のとある店で虜になった子だ。
燗にしても旨いが今回は暑いので冷やでツルルと喉越しを楽しめた。

澪標はお初の子である。同名の小説のファンでもあるから、思わず2種類の比較したくなった。
「昨日まではもう1種類あったんですけどね」という亭主。
ガーン(●Ω●;) あいや、残念。それもまた酒命。出会えるときに出会えるさ〜
『澪標 特別純米酒 おおせと 無濾過生原酒』は特徴的なフワっとしたオオセトの旨味。
仕込み水も米も和歌山産を使用、澪標のスタンダードとなる子らしい。
冷えたままだとスマートなモデルさんというイメージ。でも温度が少し上がってくると隠れていた才能を魅せてくれる。モデル出身で名女優という感じか。
『澪標 美山錦 純米吟醸生原酒』は美山錦の独特な甘味が特徴的な酸によってひきたてられ、綺麗な余韻を口のなかにもたらしてくれる。クールビューティーという表現が可能なら、この子はそういう素質をもつ子ではなかろうか。

『酉与右衛門(よえもん)』はとにかく食中酒向き。どっしりとした底力に感じる素朴な景色。心のなかにある日本人の心の故郷ってこういう香りがなかったっけ……というイメージが思い浮かんでくる。この子を呑んだとき「燗呑みたい」という気持ちが沸々とわいてきた。

ということで! 燗にチェンジ!(⌒~⌒)ニンマリ

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滋賀の上原酒造『不老泉』。
赤ラベルはお気に入りの子のひとつ。
少し高めの燗付け。
盃に注ぐとそこから立ち上る香りと濃醇な味わい。
味わいが香りと共にあがるという稀に見る深さがある子なのである。
山廃というと強い酸味。そして味が濃ゆすぎるという手法である(蔵によって異なる)にも関わらず、バランスは最高。キレは体操の内村選手(金)の着地並みである。

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メニュー黒板に見つけたハンガリー国宝のマンガリッツアの文字。
豚好きの血が騒ぐ!
脂少なめのマンガリッツアはどこの部位でも美味しいが、こちらではロース部分をウェルダン。
ちょっと固めだったけれど、やはりおいしい国宝豚、マンガリッツア。
この豚を知ってから豚好きの世界はグローバル化しつつあるgon麹。

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魚、肉ときたら、野菜もしっかりとらないと。
バランスよく食べるのが健康な呑み助の証!
大根サラダでデトックス♪/(。△。*)逆ニパッ

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グリーンアスパラはさっと鉄板焼きで。
そのまま齧ってよし。塩麹をつけてよし。

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石川の白藤酒造『輪島物語』、広島の藤井酒造『龍勢 生もと造り備前雄町 中取純米原酒』の燗でいただく。

『輪島物語 純米酒』も『龍勢 生もと造り備前雄町 中取純米原酒』もお初の子。
酔き出会い。

『輪島物語 純米酒』はラベルは達筆のしなやかな文字にうっとり。
味はしっかりとしたコシを持つ純米酒だ。
ほんのりとした甘さは米文化の日本にとってなじみあるもの。
柔らかな酸もバランスよくたち、濃厚さもある。

『龍勢 生もと造り備前雄町 中取純米原酒』は綺麗な顔だちのある子。そして香りも爽やか。
旨味は深さがあり、燗にすればその広がりはじんわりと波のようにひろがっていく。

それにしてもよく呑んでいる。それにしっかり長居してる。
まあ、いつものことだが……└(―_―;)_―;)―;);))┐

とはいえ、これだけは食べておきたい! 

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酒趣の鶏飯(二人前)。
鶏の出汁を土鍋でコトコト焚きあげたご飯。
ご飯粒ひとつひとつに鶏の旨味をたっぷり染みこんでいる。
お腹いっぱいでもしっかり小腹にはいる。

もうはいらーんというとき、亭主がだしてくれたのが

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島根の王祿酒造『王祿 琥珀のしずく』。
どれだけ熟成しとんや!?とびっくりするくらいの色合い。
醤油レベルの黒々さにギョッとするものの甘い香りは心地いい。
デザートワインのような甘み。夏だとアイスクリームにかけてみるのもおもしろそうだ。

まだまだチョイスしたお酒もお料理もいっぱいある酒趣。
「カレンダーより早く シャツの袖口まくって 太陽がちかづく気配 僕の腕から衣替え〜♪」
と鼻歌まじりで近々、もう一度、お邪魔しよう。
太陽が西の空に隠れる頃はすでに店はオープンしてる。

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DATA)
店名:神田 日本酒バル 酒趣
住所:千代田区神田紺屋町5-5 矢野ビル 1F
電話:03-3254-3353
営 :11:30~13:30/16:00~23:30(L.O.22:30)
休 :日祝
備考:11:30〜13:30の2時間、ランチタイムはお得なランチメニューが3つほど。ディナーオープンは16:00から。チョイッと早めのオープンは酒呑みにとってありがたい。
by gon1442 | 2012-08-07 13:00 | 日本:お店

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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