これもいわゆる!?深夜食堂……
そんな場所いくつ皆さんはお持ちだろう。
こちらもそのひとつ。
西川口にあるCAFE W
ふらり立ち寄り小一時間のんびりと自分スタイルですごせる店である。
駅から徒歩3分圏内。
喧噪したビルとビルの間をぷらぷら歩き、店を目指す。
クリスマスまで10日きったからだろう。
ガラスの引き戸にはクリスマス仕様の落書き、もといメッセージなどがペイントされている。
ここでまずオーダーするのはエビスの琥珀ビアだ。
エビスの琥珀が390円で飲める店。
そんな場所はなかなか見つからず
琥珀ファンのなかではかなり有名である。
琥珀といつもオーダーするのは生春巻き!
なれど今宵のメニューボードには春巻きはなし。
こういうときは季節もの♪とみつけた新ジャガバターをチョイス。
アルミホイルにくるまれたおおぶりのジャガ芋にとろ〜りとけたバター。
香ばしさがお腹の虫をくすぐりはじめた。
CAFE Wのマスターと知り合ったのは酒友が開催した食事会。
もうすぐお店を出すという話を耳にし実現したお店は来春で3年目となる。
「まだ2年だっけ? 昔からずっとここにあるような感じがするよ」
そういいだすくらい居心地よすぎの場である。
牛すねの赤ワイン煮を注文。
柔らかく煮込まれた牛すねを口のなかでもぐもぐしつつ、
店内をきょろきょろしていたとき、思わず目が点になるメニューが目にはいる。
その視線を感じてか
「最近はラーメンもはじめたんだよ」というマスターの声。
メニューボードには確かに“味噌ラーメン”“塩ラーメン”の文字がしっかり書かれていた。
「何屋になるんだ?(爆)」と笑ってしまう。
どうやら常連さんの要望に応えるうちに、どんどんメニューが増えていくらしい。
サービス精神のいいマスターである。
ドドドドドというバイクの音が店の前で止まる。
ドアを開けて入ってきたのはご近所の常連さんらしい。
いつもの定位置なのだろう。迷わずカウンターの右ゾーンに座り
「親子丼」とオーダーが入った。
親子丼!? またしてもおもしろい注文である。
近くのメニューボードをみても、親子丼の文字はない。
あれ?と不思議そうな顔をしていたら、マスターが苦笑しながら指さす厨房奥のメニュー表には
きっちり“親子丼”と書かれていた。
これも常連さんのなせる業でメニューとなった一品のようである。
「コレ食べたい、アレつくって! というオーダーが多くて、できるときにつくっていたら、いつの間にか定番メニューになってた」というマスタ−。
どこかで聞いたような台詞である。
火曜日深夜0時過ぎ。テレビのなかではじまる、あの世界。
『深夜食堂』。
あのお店のように「オムライス食べたい」「冷やし中華食べたい」といって
即でてくるパターンではないが、
この店も「食べたい、食べたい」といっていると、いつの間にかメニューになっている!
ということになりそうだ。
自分だったら何が食べたいか……。
( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンーv(。・・。)イエッ♪ カレーが食べたい!
今度いったら聞いてみよう。「カレーライス食べたい」って。
なんちゃって深夜食堂……CAFE Wは今日も常連さんがやってくる。
↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
撮影協力:CAFE W