けったいな生き物がわかる本。絶賛発売酎!
「酒はおそろしい〜。だからすっかりはまりこむ」
「飲んでる人がけったいなんじゃー」
酒呑みはほんと懲りない。
思いっきり酔っぱらい、次の日二日酔いで苦しんで
二度と酒は呑むか!と誓うが
半日後はその酒が恋しくなる、懲りないけったいな生き物だ。
そんなけったいな酒呑みが……失礼。
すばらしい酒呑みが本日、寒風のなか1冊の本を世にだした。
『焼酎はおもしろい 人と酒をつむぐ45話』(世界書院)
和田博温老師の著である。
ゴン麹、和田老師とご縁があり、幸運にも呑み友と呼んでいただけている。
まっことありがたいことだ。
和田老師は歩く焼酎辞典といっても過言ではないくらい、
焼酎には広く詳しく厳しく、そして熱い。
黒ジョカ片手にカウンターでクールに(たまに睡魔に襲われているが)
嗜まれている姿に皆、憧れている。
そんな方が満を持して書き出されたものだ。
今までもたくさん酒の本は多くでている。
ゴン麹もそのたびに1冊、1冊購入してきたが
最近はよく似ているような内容ばかりでつまらんものも少なくなかった。
が、この本は今までの酒本とちょっと異なる。
なにが違うのか……。
単なる焼酎の紹介ではない。
造り手、そして関わる人達(呑み助も含)の今の目線が記されている。
なんだ、ドキュメント本かと簡単に思うなかれ。ドキュメントではくくれない、
ほんとうの酒呑み世界がそこにある。
都内を中心に、呑み助なら一度はでかけたいお店の様子も臨場感たっぷりに紹介されており、
行ったことはないのにまるで昨夜いった気分のような気持ちになる頁もちらほら。
もちろん、焼酎関連の用語もわかりやすく記載されているので、単なるエッセイでもない。
だったらどなん内容やねん! とつっこみがはいりそうだが……うん、簡単にいえば
酒呑みの話だ。(爆)
しかし書かれているのはまっこと真実のお話。
そして焼酎世界は今、どのように変化しつつあるのか、どんな未来へ進もうとしているのかを少し
知ることができる。
一度読み、数日たってもう一度読むとまた違う頁が気になる。
日をおいて読むとさらに違うところが……
まるで熟成させればさせるほど味がかわる、古酒のような性格。
あ、酒に変わっちゃった。
200頁にいくつもの焼酎世界がじっくりとたたずんでいる本だ。
蘊蓄なんかひとつもない。
あるのは酒呑みが見た、聞いた、感じた、呑んだお話である。
少しでもご興味あるのなら、ぜひとも手にとり、1頁1頁めくってもらいたい。
焼酎とは、酒呑みとは……
間違いなくけったいなもの、けったいな生き物なんだなということはわかるはずだから。
ちなみにゴン麹もどこかの頁でこっそりイラスト&写真に紛れ込んでる。
気づいても落書きしないで……いただきたい(苦笑)。
和田老師自画像自筆(そっくり)。
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DATA)
書名:焼酎はおもしろい 人と酒をつむぐ45
著者:和田博温
発行:世界書院
価格:1000円(税抜)