ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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絶品はんぺんをつまみに一献。

「テレビ撮影があるから、ヘルプミー」というメールがとどいた1週間前。
いそいそと用意をし、出かけた週末。
久しぶりの渋谷、のんべえ横町だ。

新宿のゴールデン街と同じくらいディープな雰囲気のある一角は、呑み助の集う聖地。

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のんべえ横町の奥に赤提灯が揺れる。
ガラガラと引き戸をあける。おでんの湯気がムワッとあがる「渋谷 なだ一」店内にT姐の姿はない。

あれれ?とコの字型のカウンターをカニ歩き。壁とカウンターの隙間はぎりぎり。
う〜ん。肥えた……(^_^;)。

奥のほうの空席に座るとほどなく姐が戻ってきた。

「ごめんごめん。兄きのお店のほうの撮影が始まってて……」
忙しそうである。というか、いつも忙しい。
お客さんもそれを
わかってて
見事なタイミングでオーダーをしたり、話をしたり。すばらしいあ・うん呼吸。

まずはビールをいただき、お目当てのおでんをオーダー。
直径1mくらいはある?おでん器にはいつもより多めの具がいっぱい。
そのなかで、やっぱり目をひく分厚いはんぺん。

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なにを隠そう、ゴン麹。このはんぺんを食べるまで、はんぺんが苦手だった。
味もしない、食感がぶよぶよした物体を、なぜ関東人はおいしいおいしいと食べるのか。
摩訶不思議のひとつだった。

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そのはんぺんを数年前、こちらで口にしたとき、
「うんまああああい」と目から鱗。してやったりの姐の顔。
それからのつきあいである。

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はす向いのお兄さんのお店は撮影が順調?に進んでいるのか
楽しそうな声が聞こえる。

「早くこないとおでん種、なくなっちゃうよ」と笑う姐。
ゴン麹も含め、来客全員「全部食べちゃおうか!」といじわるモード。
4畳ばかりの店内では座ったときから、お友達になる。

小一時間すぎたころ、ADが駆けこんできた。
「そろそろお願いします」

テレビ関連の仕事は何度か経験あるが、大変な段取りで苦労した覚えがある。
おまけにやらせ(注:実際のタイミングでは撮れないので、再現という形)もあるので、
けっこうあくせくすることも。

リポーターのSさんが「こんばんわ」と元気な声で乱入し、撮影開始。
撮影を体験するのは楽しいものの、カメラというものが大の苦手のゴン麹。
映らないように、人の影に隠れて、相づちだけを打つ。
あはは。姐のお役にたったのか(笑)?
(お客さんモデルできてーという依頼。こなくてもいつも満席だけどね)

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おでんの他に、いかきものホイル焼きや海藤華(タコの卵)をいただき、のんびり酒タイム。
撮影もすみ、いつもの時間が流れていると、屋根を激しくたたく音。


え!雨ですかい!
店内騒然。それもそのはず、今日の天気は晴れマーク。雨予報なんてでていない。

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「通り雨だよ」といわれ、やりすごすために、1合、新政をつけてもらった。
その言葉どおり、激しかった雨も小降りになり、いつのまにか晴れている。

東京の熱帯化も着実に進んでいるのか。と、少し環境のことを考えたふりをしつつ
手酌ペースでのんびりまったり。

さ、次はいつこれるだろう。
姐の元気な笑顔と酔いお客さんに会うために。
ぶらり足をのばして、のんべえ横町。

今宵も変わらずにぎわっている……。



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撮影協力: 渋谷 なだ一
by gon1442 | 2010-04-26 06:43 | 日本:;肴

酒呑み&放浪虫一匹がおいしいの酒を飲むために東西南北奔走。フリーランスのライターでありその正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹。焼酎ストーリーテーラーになるべく今年は学びの年。島々にも出現いたします♪


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