各地の美酒(日本酒)があつまる空間
本当は教えたくなーいという気持ちが100%あるお店のひとつである。
店名は「かつら」
場所は埼京線十条駅より徒歩3分にある。
よく居酒屋というと空き瓶を並べて、道行く顧客の注意をひこうとする。
でも、この「かつら」はそんな気配は全くなく
暖簾が夜風にふかれて揺れている。
そして小さな杉玉がひとつ。
店内はカウンター3席とテーブル席。
料理を担当している女将さんが
奥でせわしく手を動かしている。
壁には日本各地の日本酒の名前が書かれた短冊がずらり。
切れてしまったものはピンク色の付箋がはられており、
入荷を待つしかない。
このお店を訪れたのは今まで3回。
一見でお邪魔したときは、常連さんで店内はいっぱいだったけれど
運よくテーブル席があき、常連さんワールドに紛れ込めた。
記念すべき一杯目。何にしようか悩む。
でもそんな悩みもいつのまにかどこへやら。
小一時間たつと、酔い感じ。
注文のピークもすぎると
奥から女将さんがでてくる。
「いらっしゃい。よくきてくれて」と話しかけてくれた。
笑顔の素敵な遠藤きよ美お母さんだ。
着物姿もきまってて、もうそれだけでもにんまり。
どのテーブルもお母さんと話をするのを楽しみにしている。
お料理はどれも美味しく
甲乙つけがたいものばかり。
全て当たり!といっても過言ではない。
なかでもゴン麹が目下、お気に入りは
タケノコステーキ。
大きなタケノコが一枚、輪切りにスライス。
肉厚なのに、柔らかくて……
フォークとナイフでいただく。
しゃりしゃりとした食感。
ソースがまたうまい具合に絡んで……
何口食べるだけで、お酒の進み具合はハイトップ!
この他にも
「かつら豆腐」や珍味の「めふん」、
お刺身三点盛りは一手間かけた技あり一本!
手巻きすしの手順で味噌とキュウリを巻いて食べる「かつら豆腐」
北海道の珍味。鮭の腎臓のめふん。アイヌ語の「メフル」が語源。塩だけで漬け込んだもの。漢字では「女奮」という字が当てられている。鉄分を多く含むので、貧血に効果あり。塩気がいい塩梅でうますぎる珍味( ̄▼ ̄)( ̄▼ ̄)
お刺身はその日の女将さんの目にかなったものを一工夫されてでてくる。
お通しは三点盛り(450円)。
このお通しだけでもお酒がすすむすすむ。
ちっちゃいビアをオーダーすると
こ洒落たグラスにいれてくれる。
店内(入り口を正面に)の
左には料理メニュー……
右には日本酒の短冊と……
目を右に左に右往左往。
たまに両目の端に焦点がよってしまうことも。
「あー。これも飲みたい」
「あー。これもいい!!!!!」
どのテーブルからもそんなため息が聞こえてきそうな雰囲気で……
声にだしているのは我がテーブルだけ。
「この前、5杯も飲んでたよ」と女将さんにいわれ、
記憶をたどること4杯まで。
あれ???とデジカメ画像で確認。
( ̄ー ̄;)( ̄ー ̄;)( ̄ー ̄;)( ̄ー ̄;)( ̄ー ̄;)
あぁ。最後に景虎をお願いしていた。(^^;)
「あんまり飲み過ぎるのは駄目だよ。いろんなの飲みたいときはハーフというのもあるから」と女将さん。
ハーフって……と目をきょろきょろ。
あーりました、ありました。
「ハーフでもOK」という張り紙が(*^_^*)
これはありがたい。
さっそく今日はすべてハーフ。
そして4杯?完杯♪
ヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪ヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪ヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪ヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪
「今日もスタンプ押しておくからね。またきてね。ちゃんと帰るんよ」
店先まで見送ってくれる女将さん。
まだ常連とはいえないゴン麹なのに、すでに我が家化している「かつら」。
ほんと、教えたくないお店の一軒である。
@酔い酔いタイムで女将さんと談笑中♪BYゴン麹
店DATA)
店名 かつら
住所 あえて記載せず
電話 あえて記載せず
休 日曜日(祝日などオープンしていることも多い)
アクセス 駅前ロータリー前のある三井住友銀行・十条出張所の脇の路地を入り左側。