ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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四谷三丁目のおとーさん oishii

四ッ谷三丁目。
昔から多くの飲み屋が並ぶ場所に通うときは、ついつい「ただいま」という気持ちになる。

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荒木町の老舗店『羅無櫓』。
主人である羅無櫓屋官兵衛さんは、四ッ谷のおとーさんと焼酎ファンから呼ばれるほど、
焼酎を飲むなら、ここはいっておこう!といわれる場所だ。
スナック風のカウンターは10席ほど。
目の前にある甕には官兵衛さんが独自の試行錯誤を重ねた焼酎の前割りがはいっている。
日替わり、週替わり。前割りがなくなれば、中身がかわるパターンは昔からで、
芋焼酎6、高尾山の伏流水4の割合で割り、甕の中で3~4日間ほど置いているそうだ。
前割りはちろりにに注がれ、燗をつけてくれる。

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ほどよい温度にあがると黒ヂョカへ。
手元の盃に注いだときにちょうどよい温度(42度くらい)になるようにつけられる手腕はまさに神業。
この絶妙な温度変化は、日々の天気も影響があるという。
そのため、湿度、温度などを加味するため、ひとつとして同じ燗つけになることはない。

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おとーさんがつけてくれる前割りの燗。
これは一度飲むと、その世界に溺れそうになるのが少々厄介だ(笑)。
水と焼酎が綺麗に結びついた一杯は
焼酎の香、味、そして、ふくよかな丸みと、水、焼酎それぞれの旨味をバランスよく引き出している。


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前割りをしているとはいえ、度数はかなりのもの。
本来ならば、濃いかも!?と本能が知らせてくれそうなものの、
前割りという世界と絶妙な燗の温度に、その本能も腰くだけ。
気づけば、黒ヂョカも盃も空になり、
「次の」というサインで、目の前のカウンター前に黒ヂョカを置いている。

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『羅無櫓』にある焼酎は芋をメインに米、麦と多種多銘柄。
色々飲んだことがあるとはいえ、あ、これまだ飲んだことない! とか
昔ながらの1本がひょこっと置いてあるという出会いも少なくない。

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プレミアムといわれているものも当たり前のように
普通に並んでおり
「あるもんはだす」「ないもんはない」という白黒ハッキリしたおとーさんの人柄に
惚れ込む常連さんばかりだ。

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もともと山男だったおとーさん。
店内には登山に必要な道具やアイテム、写真を多く目にできる。
「ここにくれば、色々な山の先駆者の話がきける」という登山ファンも多く、
焼酎ファンと山ファンが入り乱れる、まさにカオス的なポイントなのである。

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料理も焼酎に合うツボを抑えたメニューばかり。
ポテサラに湯豆腐、トマトにシャケトバとシンプルなものから
野菜たっぷり食べられる鍋(要予約)もある。
どれくらい食べられるかお腹の虫と相談するのが大事である。

カウンターという隣客との近さも
『羅無櫓』のおもしろさ。
はじめましてという関係も御会計をするころは「じゃあ、また今度」と知り合いになっていることも
よくある話だ。

今、日本酒人気で日本酒専門店が多くできているなか、
昔から焼酎一筋で通している『羅無櫓』。
「ただいま」とドアをあけると「おかえり」と迎えてくれるおとーさんの
最高の一杯を求めて
今宵ものんびりと心地よいひとときと過ごしたいものだ。



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撮影協力:羅無櫓
by gon1442 | 2016-03-28 14:05 | 日本:お店 | Comments(0)

贅沢な飲み比べ♪ 2種盛の繊細蕎麦

うどん県生まれ、うどん県育ちのGon麹。
麺といえば、うどん!というのが根底にある。
もちろん、蕎麦も食べていた。うどん県でも年越し蕎麦は食べる(年越しうどんが多いけど)。

20歳をすぎるまで、蕎麦は苦手なほうだった。
蕎麦が嫌いなわけではなく、美味しいと感じたことがなかったからだ。

仕事のために関東、東京にでて、多くの蕎麦屋を目にしても
なかなか暖簾をくぐることはできなかった。
三つ子の魂百までとはよく言い得たものである。

さてそんな敬遠していた蕎麦も、香川と東京を行き来しているうちに
食べられるようになったのも事実。

一度美味しいと思ったら、美味しい蕎麦があると耳にすると、足を伸ばす。
するとうどん屋とは全く違う、雰囲気の世界にひきこまれてしまうようになった。

さて、今回も素敵な蕎麦屋に出会うことになる。
場所は、名古屋。
名古屋市那古野にある隠れ家的な蕎麦屋『鈴音』である。

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店内は10席ほどの長いカウンターと 小上りのみ。
大将がひとりで切り盛りしているようだ。
蕎麦の打ち場があり、カウンター奥にあり、大きな石臼が置いてある。
もちろん目当ては蕎麦であるが
実はこちらは他の料理も美味しいとのこと。

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今回はランチということで
2000円のコース。
先付け2品は、柚味噌をあえた九条ネギに青菜。
蕎麦の実なのだろうか。カリコリと口のなかで小刻みよく音をたてる。

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蕎麦がでてくるまでに、思わずうなったのが
いさきの一夜干しに高菜のごはんである。

いさきってこんなに味がのる魚だったか……と思うほど、
塩焼きというイメージが強いが、塩焼きよりも身に甘みがあり、しっとりとした品のいい味わい。
骨が頑固なので、1本1本気をつけなくてはいけないものの、
骨のまわりにくっついている身が一番うまーい!といっても過言ではない。

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また、ごはんの炊き具合の絶妙なこと。
ふかふかっとした白い米粒は凛とたち、
ピリ辛の高菜がこれまたほっぺたが落ちそう。
このご飯、何杯でもおかわりができそうだ。
飲んでいたら、いくらでもすすんでしまう〜という究極の酒のアテにも(≧∇≦)bなるに違いない。

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やさしい味わいでほっこりできるのは
しらすの玉とじ。
お出汁の味わいがどこか雅かつ陽だまりのような余韻を
口のなかに残してくれる。

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お目当ての蕎麦は十割と二八の2種類を味わえるというスタイル。
今回は埼玉県の入間の蕎麦で十割、福井県の花咲の蕎麦で二八を打っているそうだ。
どちらもコシが強く、喉越しの良く、細切り麺である。
十割は繊細で春雨のような細さでありながら、弾力感あり飲みごたえ十分。
そのまま食べても蕎麦の風味がしっかりとしていて、蕎麦のいい香りに
思わずニンマリしてしまう。

つゆは やや甘め。
どちらの麺もほどよいもちもちさの蕎麦であるので、つゆがよく絡んでくれる。
粉からひいている手打ちの蕎麦。
手間のかかるはずなのに、二種盛りスタイルは開店当時からのもので、
これを楽しみに訪れる常連さんも多いそうだ。

蕎麦も焼きもお吸い物も柔らかい味わい。
どこか京都らしい味の世界を感じる。
大将はそちらで修行をなさったのだろうか。またその辺りも聞いてみたいものである。

雰囲気もよく、味もいい此方。
是非とも夜に再訪問してみたい。

日本酒に焼酎と、お酒の用意もしっかりあるのを確認したところで……
麺クイとしてまたひとつ、美味しい蕎麦屋をみーつけた。


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DATA)
店名:鈴音
住所:愛知県名古屋市西区那古野1-23-8
電話:052-565-0770
休    : 月
営業: 11:30〜13:30/17:00〜22:00
URL:http://www.soba-suzune.com
by gon1442 | 2016-03-25 11:48 | 日本:お店 | Comments(0)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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