ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

gon1442.exblog.jp ブログトップ | ログイン

<   2013年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

「酒は百薬の長」ー呑み助にとっての水戸黄門の印籠ー

「普段はどんなものを飲まれているんですか?」
「日本酒と焼酎ならどちらが好きですか?」

最近、よくそんな質問がされるようになった。
毎日飲んでいるイメージが強いのだろう。
休肝日をもっているとか、1週間飲まなくても平気とか、
一ヶ月でも大丈夫といっても、ほとんどの人が「またまた〜ご冗談を」と交わされる。

さすがにここ半年? は飲み過ぎだと思う。
体型&思考能力から判断しても間違いないだろう。
でも毎日飲んだくれてるはずだという怪情報は大間違い(爆)。ま、どうでもいいことだ。

さて、日本酒か焼酎かと聞かれたとき、いつも返答に困る。
どちらかを決めなければいけない?
浮気がばれた二股男が女性から「どちらかに決めてくれ」とまるでせがまれているように感じることもある(爆)。

あぁ、本当に困る。
なぜならどちらも好きなんだもの。
あぁ、こう綴ると本当に二股人間のいいわけだ(爆笑)。

実際、日本酒が飲みたいと思ったら日本酒を。
焼酎がいいなと思ったら焼酎をという考えでしかない。
だからカラコロなる脳みそでもう少し考えてみる。
すると、飲み疲れた日や胃腸の体調が優れないときなどは必ず焼酎湯割りを飲んでいることがわかる。

c0059278_1171644.jpg


湯割りを飲むことで、胃腸の不具合が少しずつゆるみ、体調が整ってくるからだ。
(自分の見解にて、医学的に立証されているわけではありません)

大体飲む種類は芋。お湯の温かさによって芋の香りが際立ち、その香りが鼻腔をとおって頭のなかで充満してくれる。
そう、まさにアロマテラピー。癒し効果抜群である。
下手に香水よりも、芋焼酎のほうがより自然だ。
(自己中ですので、おかまいなく)
そして口に含むとさらに効果は倍増する。
お湯で割ることで、より飲みやすくなった芋焼酎の味わいが、滑らかに喉奥に流れ込む。
そして凝り固まった胃袋に浸透してくれるのだ。
のんびり、ゆっくりとじんわりと。
するといつのまにかカチコチで重い鉄アレイを飲み込んだような胃袋は
まるでなめされた革のように柔らかくしっとりとした感覚に変化しているように感じ、
体調もよくなる。
(自分の見解にて、医学的に立証されているわけではありません)。

まあ、体調悪かったら酒は飲まないほうがいい。
でも、そういうときでも「酒は百薬の長」と、
水戸黄門の印籠のように必ず出してしまうのも呑み助なのである。

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
by gon1442 | 2013-06-29 11:07 | 本人:ひとりごと | Comments(0)

居酒屋めぐりは陣取り合戦!そのものである(笑)。

一年で一番長い夏至がすぎると
なんだか損した気分になるのは子供時代。得した気分になるのは大人、呑み助だろう。

夏至をすぎたある日。
時刻は18時をまわった。外はまだ明るい。でも気分は夏至超えたから夜である。
そんな自己中思考で向かったのは赤羽の佐竹

暖簾をくぐり、引き戸をあけると、あらまあまあ。
先に強者どもがいっぱいである。
かろうじて、奥の座敷へ駆け込んで、座席を確保。
数分後、また引き戸が開く。
「すみません、今いっぱいで」と大将の声が料理場から聞こえる。
残念そうに顔をひっこめる客。数分違いのタッチの差で明暗が分かれる。
居酒屋に出かけるのはまさに戦い、陣取り合戦である。

c0059278_11593771.jpg


今日の先付けは北海道の山独活のピリ辛煮。
野趣あふれる香りがたまらない。しっかりとした歯ごたえ。
噛み締めるほど深い味わいを楽しめる。

夏のものといえばトウモロコシ。
「小エビと玉蜀黍(とうもろこし)のかき揚げ」をいただこう。

c0059278_11595230.jpg


丁寧に裏ごしされた小エビにくるまれたトウモロコシの粒。
上品な甘さが蒸し暑さでへばりつつあった気力に喝をいれてくれる。

c0059278_12021.jpg



そして、佐竹の夏の一品といえば「賀茂茄子のそぼろ焼き」。
これがメニューにあるときは見逃せない。

c0059278_120159.jpg



まあるいフォルムはいつみてもキュート。
甘く味付けされた肉そぼろをまとった賀茂茄子の身。
四角にカットされた中身を匙ですくってぱくり。
焼いていてもみずみずしい賀茂茄子の水分がしっかりと中身に含まれ、
柔らかく食べられる。
素揚げされた皮もしっかり味が染み込んでおり、もちろん食するのもOKだ。

赤羽というと古典酒場や大衆居酒屋の印象が強い。
しかし、ここ佐竹はちょっと違う。そう、大人の居酒屋というべきか。
割烹店という雰囲気だが、料金も高くなく味はもちろん、盛りつけなど
文句なし。
赤羽で落ち着いて美味しいものが食べたいというときは必ずお邪魔する場所である。
そう思う呑み助も多いようで……またひとり、暖簾から中を覗いている。
それを知ってか知らずか、店内の呑み助達はいまだ席を立とうとしない。
もちろん自分も、席を譲らず(笑)。早い者勝ちの下克上! 陣取り合戦!!!なのだから。
この戦いに勝利した余韻をもう少しだけ味わいさせてくれ〜。
(心で謝る、呑み助本音)。

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


撮影協力:佐竹
by gon1442 | 2013-06-26 12:02 | 日本:お店 | Comments(0)

山形の郷土食をつっつきながら、白露で乾杯♪旨し宴

白露垂珠を久しぶりにとことん飲めた先週土曜日は
四谷三丁目、オール・ザット・ジャズさん開催の『白露垂珠をとことん楽しむ会』に参加した。

c0059278_16475370.jpg


今回は10種類の飲み比べ。
女将のこづえさんが蔵のあちこちから掘り出してきたものばかりだ。

c0059278_16341152.jpg


乾杯酒はこづえさんお気に入りの永遠のアイドル
純米吟醸「白露垂珠」2011BY 美山錦55。

軽い飲み口でスルスルと飲みやすい。
参加者全員「かんぱーい」のあとに続くは「うまーい」である。

白露垂珠は山形の竹の露の子。
今の会で出されるお料理は山形に縁のあるものが多い。

c0059278_16342610.jpg


先付けにだされていたのが山ワラビと青い茎。
茎の部分を齧ればシャキシャキっと口のなかで音をたてる。
クセもなく食べやすい。
この物体はなんだ?とジャズさんに聞いてみる。
どうやら「ミズ」という山菜らしい。
赤いのと青いのがあり、これは青いミズ。
綺麗な沢や川に生える山菜で多年草だとか。
茎は水分が多くて柔らかい。塩加減もちょうどよく、いくらでも食べられそうだ。

ジャズさんの料理に合わせてこづえさんがお酒をそのつど選んでくれる。

c0059278_16372787.jpg


出羽の里77の生詰と生酒の飲み比べも面白かった。
「生詰」と「生酒」の違いについてもわかりやすく教えてもらえる。

生詰は酒を搾った直後に火入れ、加熱殺菌を行い、出荷時には火入れを行わない酒のこと。日本酒は搾った後と出荷時の2度火入れを行うが、生詰酒は搾った直後の1度のみ。
生詰酒としてわかりやすくいえば「ひやおろし」が当たる。そして「生酒」は醪を搾った後に一切火入れをしない酒のこと。加水調整をしたり、アルコール添加しても、火入れしなければ「生酒」となる。
何度聞いても覚えないgon麹。
BYがそれぞれ違うので、同時期の酒ではないが、
飲み比べると全く違う感覚であることがわかる。
生詰は度数も若干高いため、味が元気で余韻もあるものの、スカッとキレるように飲みやすい。生酒は度数は生詰よりは少し低いものの(出荷年数が3年ほど古い)、しなやかな伸びがある。一見、こちらのほうが口当たりもいいが、飲み続けるのだったら、生詰のほうだな。
使われている酒米は「出羽の里」。山形県の地の米。

一見、相撲取りの名前のようだがこの酒米。他の酒米よりも心白が大きいのが特徴。心白とは米の中心部にある白く不透明な部分のことで酒米の特徴の一つだ。この心白部はデンプンが少なく、そして柔らかい。そのため麹菌の菌糸が中に伸びやすく、強い酵素力のある麹が生まれ、酒母や醪での糖化も良いのだ。この心白が大きければ大きいほど酒造りに適した酒米であるともいえる。その心白発現率が出羽の里は94.3%もあり、玄米100粒のうち94粒以上に心白ができるとのこと。造り手にとってありがたき体質の持ち主なのである。

c0059278_16451540.jpg


同じ出羽の里でつくられた「無濾過純米ミラクル77」は間違いなくコンスタントに飲める子だ。
「ミラクルってどういう意味ですか?」という質問にこづえさんの返答は
「精米歩合77%という割合でキレがありながら明快でクリアな味わいに、思わずミラクルよ♪といっちゃったのよね(かなり割愛してます)」。
蔵の石高も777石。相沢社長もこづえさんも!? “7”という数字が好き?ということでミラクル77とついた。うん、なんともミラクルである。


さて、会が開かれた土曜日は富士山が世界遺産に登録された日。

c0059278_16403079.jpg


これはめでたい!と京都・今宵堂さんの富士山杯も大活躍。平杯で飲むとまた酒の口当たりも変わる。


c0059278_16404738.jpg


そんな違いをさしつさされつ楽しんで、ジャズさんの料理をつっつき続けた。

c0059278_1639894.jpg


「これはもう蔵にもどこにもないぞー」とこづえさんが今回、見つけ出してきてくれたのは限定純米原酒「はくろすいしゅ」2007 亀ノ尾55 生酒。19BYの氷温本生。
亀ノ尾という酒米はなんとも厄介、もとい、複雑かつ古風な子らしく、ー2度の冷凍庫で貯蔵していても熟成しづらいらしい。若干温度をあげなければ、亀ノ尾は旨みの蕾は膨らまず、花咲かせにくい。
限定純米原酒「はくろすいしゅ」2007 亀ノ尾55 生酒はそれでもじんわり低温でゆっくりゆっくり熟させたもの。華やかさというよりはザクロの実が色づき、開いてくるような感じの旨みの広がり。舌に纏うような香りは素朴で稲穂が風になびくような感じ……。
どこか懐かしい、郷愁にかられてしまった。

山形といえば、だしである。

c0059278_16392734.jpg



山形県の村山地方の郷土料理だ。細かく刻んだ夏野菜と香味野菜を醤油であえ豆腐やご飯にかけて食べるもの。今回は豆腐にたっぷりかけてもらった。この出汁の塩気が酒をすすめる憎いやつ。そして蒸し暑くて火照っていた体を夏野菜が冷やしてくれる。夏の酒時間にはかかせない一品だ。
もちろん、食べ過ぎると血圧が心配になりそうだが、ここは少々目をつぶって……。

今回の10種類の飲み比べ。
限定 純米吟醸原酒 「はくろすいしゅ」2007 BY 亀ノ尾55 生酒
限定 純米吟醸原酒 「はくろすいしゅ」2012 BY 亀ノ尾55 生酒
限定 純米吟醸原酒 「はくろすいしゅ」2008 BY 亀ノ尾55 生詰

限定 無濾過純米原酒「白露垂珠」2009BY 出羽の里77 生詰
限定 無濾過純米原酒「白露垂珠」2012BY 出羽の里77 生酒
無濾過純米ミラクル77 「白露垂珠」2010BY 出羽の里77 生詰

限定 純米吟醸原酒「はくろすいしゅ」2012BY 出羽燦々・美山錦60 生酒
特選 純米酒「白露垂珠」2012BY 出羽燦々・美山錦60 生詰

純米吟醸「白露垂珠」2011BY 美山錦55
無濾過清酒「竹の露」美山錦60・はえぬき65

c0059278_16394437.jpg


大好きな地元酒「竹の露」もあってご満悦。ひととおり飲んだら、燗がいい♪ と呑み助の我侭出放題である。

〆にはひっぱりうどん。これも山形県内陸部の郷土料理とのこと。

c0059278_1640988.jpg


ゆであがったうどんを釜や鍋からすくいあげ、納豆やサバ缶のタレにつけて(かける)たべるうどんである。うどん県人のgon麹。うどんと聞けば見過ごせない。どんなもんだ?と待っていると、
納豆、おおぶりの煮付けられたサバに生卵と薬味がどっさりはいったタレに乾麺のうどんというつけスタイルで現れた。お初なるうどん。タレの碗に麺をぶちこんでかきまぜ、具と麺を絡ませる。ある意味、ぶっかけうどんの具沢山!という見た目だが、さすがに讃岐でこのようなうどんに出会ったことはない。とにかく濃厚な味で塩気というかサバ缶の青さとタレの味がいい具合に麺にからむ。
生卵入りのぶっかけうどんをカルボナーラと称するのならば、こちらはミートスパゲティというべきか。ずるずるとすするのではなく、むしゃむしゃ食べるものだ。
この「ひっぱる」という意味には釜や鍋からうどんをひっぱるからとか、納豆が糸をひくからなど諸説いろいろあるらしい。納豆好きにはたまらん料理であることは間違いない。

c0059278_16454056.jpg


そんな〆といただくのは乾杯酒でもあった純米吟醸「白露垂珠」2011BY 美山錦55がちょうどいい。しつこいタレの味を美山錦の子がさらりと中和させてくれ、流してくれる。地元酒の「竹の露」の燗でほこほことタレの味を反芻させて味わうのもいいだろう。

c0059278_16494293.jpg


楽しく美味しい宴はいつもあっという間。3時間は光陰矢の如し、お開き時間だ。
山形県鶴岡、羽黒山の麓で旨き酒『白露垂珠』と女将、こづえさんとの会話、オール・ザット・ジャズさんの美味しい料理のコラボの一幕は、誰もがお腹いっぱい大満足できるものであった。

c0059278_16495840.jpg


追伸:二日酔いをしないのが♪白露垂珠の底力、魅力でもある♪もちろん、白露垂珠 波動水のおかげでもある♪

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


DATA)
店名:オール・ザット・ジャズ(all that jazz)
住所:東京都新宿区荒木町9-22 菅沼ビル 2F
電話:03-5379-3663
営業:18:00~24:00(L.O.23:30)

白露垂珠 竹の露酒造
by gon1442 | 2013-06-25 17:00 | 日本:イベント | Comments(0)

憧れの場所はお気に入りの場所へ

四谷界隈はとにかく美味しい名店が多い。
呑み助なら何軒も行きつけをもち、その日その時にとって回遊しているだろう。
自分が四谷方面にお邪魔するようになったのは何年前からだろうか。
5年?いやもっと前か。
なにがきっかけだったかは忘れたが、
いまでは気付は電車を乗り継いでは彷徨う場所である。

c0059278_15542336.jpg



四谷三丁目駅から徒歩3分。杉大門通りにあるビルの2階。
今夜は『うのすけ』へ。
つい最近まで2階に続く階段を見上げてはいつか行ってみたいなあと思いつづけていた。
そんな願いが酒の神様が気づいてくれたのか、ついにその願いが適うこととなる。

c0059278_15551293.jpg


店内にあがるとまず目に飛び込んでくるのは一枚板の大きなカウンター。
窓側の場所に座り、まずはビール。
そしてお通しにでてくるのは茶碗蒸しに卯の花。そして季節感ある一品。
c0059278_15553618.jpg



茶碗蒸し大好きなものとしては、お通しだけでニンマリ顔。

c0059278_15544990.jpg


匙ですくっていくと、茶碗蒸しはなんと2層仕上げ。
一番下にパルメザンチーズが隠れていた。
あっさりとした茶碗蒸しの出汁にチーズのコクがアクセントとなり
味わいがさらに深くなる。
出汁と調味料をいぶって煮詰める卯の花はほんのり甘め。大豆の味をしっかり感じられる一品だ。

まずいただいたのは東京の地酒。
豊島屋酒造さんの『特選原酒』だ。

c0059278_15563732.jpg


蒸し暑さもあったので、さっぱりしつつも飲みごたえのある感じが飲みたいとお願いすると、
この子が目の前に現れた。

c0059278_15565586.jpg


心地よい甘さのある子である。原酒ということもあり、余韻がいつまでも消えないが、重くない。度数は18度ありながら、口当たりもよく喉奥にスゥっと流れていく。ちょっと高級でライトなチョコレートを齧っている気分だ。

お酒がはじまると、我が胃袋も待ってましたーといわんばかりに騒ぎだす。
「ほーら、はやくなにか食わせろー」「お腹すいたぞー」。
お腹のなかで大合唱。

ということで、どーしても気になっていたマッシュルーム刺身をオーダー。
入荷日限定♪という文字に弱い日本人、いやgon麹である。

目の前にでてきたのはまるでボタンの花のように盛りつけられたマッシュルーム。

c0059278_1555551.jpg


艶やかさに目を奪われつつも、しっかりとしたマッシュルームのいい香りに鼻はピクピク……。味付けは黒こしょうと塩のみというシンプルで、
マッシュルームそのものの味を堪能できる。
まるでフグのテッサのようなこの料理。
箸で右からズバババババとむんずとつかみたい!そんな衝動を抑えるのが大変だ。
そんなことを察知したうのすけさん。
「大胆にとってもいいんだよ」と笑っていた。

窓から心地よい風が吹き込んでくる。その風を感じつつ、
燗をまずは1本。藤井酒造さんの純米酒『宝寿 酒の道 芳醇純米』をつけてもらった。

c0059278_16305.jpg


このお酒。八反錦を100%使用し、小仕込で丁寧に醸した子である。
とにかく上品かつしっとりする質感。八反錦の米の味がしっかりしている。
広島の蔵ということもあるのだろう。
西日本の酒だと感じる独特の風味が舌の上で広がった。
それがまたいい感じで頭のなかの呑み助の扉をノックしてくれるもんだから、 口角があがったまんま、たまらない。 小粋な大人の雰囲気でメロメロである。

燗がつくともう止まらないのがgon麹。
うのすけさんにお任せしつつ、つまむ料理は浮気盛り。
なんともけったいなネーミングだが
自家製豆腐の味噌漬けに塩こんぶ、桜えびと生しらすという小鉢3つという

c0059278_1604453.jpg


確かに酒呑みにとってどれも大好き、捨てられないというものばかり。
「本妻がいて、愛人が2名という構図ね」と、うのすけさん。
奇をてらったネーミングだが、意味も納得! あまりのセンスのよさに脱帽である。

最後の〆にと選んだのは味醂の飲み比べ。
味醂ってごくごくと飲めるもの?とうのすけさんに質問をしたら
「味醂は清酒が普及されるまで、江戸時代後期くらいまで甘口の酒として重宝されていた高級酒」と教えてくれた。

c0059278_16194.jpg


今でもお正月のお屠蘇に味醂を使う地域もあるという。
そもそも味醂の起源は様々な諸説があり、中国の密淋という甘き酒が戦国時代に伝来したという話もある。伝来説のほかに日本に古くから存在していた練酒、白酒という甘い酒に焼酎を加えて飲まれていたという話もある。

c0059278_1612157.jpg

こうなると自宅にある味醂は飲めるのだろうかという考えもわいてくる。
それを察知して質問前にうのすけさん。
「家の味醂も飲めるよ。ただし本味醂だよ。本味醂は蒸した餅米、米麹、そして焼酎やアルコールを原料にし、60日間くらいかけて糖化させ、熟成させたもの。この期間の間に米麹の中の酵素が餅米のデンプンやタンパク質を分解させ、糖質、アミノ酸などを生成したもの。味醂と類似している調味料、みりん風調味料や発酵調味料は全く異なる製品で飲めるものではない」と教えてくれた。

c0059278_1613792.jpg


色々な味醂の中から選んでもらった5本。
同じ味醂といえど、色合いも香りも酸味も異なり、味わいも様々である。
甘さを強く感じるものもあれば、甘酸っぱく酸味が強いものもある。
5本のなかで飲み比べているうちに、あ、これも好き。あ、これもいいという感じとなり、結局一番、飲み比べのグラスで減りが早かったのは小笠原味醂だった。

c0059278_1623089.jpg


三河みりんの愛知県碧南市にある小笠原味醂醸造さんの子で、本味醂「峯宝」の兄弟でもある。加熱処理を行わない生詰。そのため酵素が生きており、天然アミノ産はたっぷりである。
そのためまろやかで甘さに上品さがあり、
まるで砂糖菓子を食べているような繊細さがあった。
味醂だけでなんだか酔いそうな予感……。


c0059278_1632526.jpg



とにかく居心地がいい。
カウンターだけの落ち着いた空間。
日本でつくられたあらゆる酒と東京近郊の野菜をつかった料理。
そしてうのすけさんの軽快なトーク。
訪れた者は誰しも笑顔で心から楽しんでいる。

「いつでもおいで。待ってるよ」と送り出してもらうと、
そのままUターンしてもう一杯のんでく!といいそうにもなることも。
「今日は飲むよー」とじっくりと楽しむもよし、サクっと1、2杯飲んで「いってきます」というもよし。
とにもかくにも四谷三丁目、荒木町を彷徨うなら、
必ず立ち寄っておきたいと願う、そんな場所である。
今度は絶対〆のご飯を食べるぞー!(次なる野望)

さて、今日も太陽が西に傾きだした。
そぞろ歩きにはぴったりだ。
ひとっ風呂あびて、草履をひっかけ
ぞろりぞろりと四谷界隈彷徨うとするか。
お気に入りの席を目指して。

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


DATA)
店名:日乃丸酒場 うのすけ
住所:新宿区舟町3-6 2F
電話:非公開
営 :17:00〜24:00
by gon1442 | 2013-06-22 16:12 | 日本:お店 | Comments(0)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


by gonpanda
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite