ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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夏バテの体が欲するものは?

東京スカイツリー。

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2012年、日本の観光名所のなかで間違いなく横綱のお膝元の押上。
駅も道もバス停も綺麗になって、多くの観光客が空を見上げては写真を撮っている。

そんな観光客の流れからどうにかこうにか逸脱して目指すは酒庵酔香

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お店の周辺はスカイツリーが開業する前と変わらない。
押上の下町らしさが残っている。

夏バテ&暑気払いの一杯はベルギーの白ビール、ヒューガルデンホワイトの樽生 。
淡めのビール色が暑さでへばった心を癒してくれる。

おとおし6種盛りのはその日おすすめの料理がちょこ盛りとお得感大。
いぶりがっこ入りのポテサラはジャストミート♪
ほんのり甘く感じるポテトの甘さにコリコリという音が楽しいいぶりがっこ。
がっこの風味がポテトに染み出て箸がとまらない。

タコとキウイとキュウリのヨーグルトマリネは夏の暑さに打ち勝つための栄養たっぷり。
タコのタウリンは肝臓機能をアップ。キウイやキュウリのビタミンCや水分は熱中症防止に要必。
ヨーグルトの乳酸菌は胃腸の動きをバックアップしてくれる。
生き物は腹に力がはいらないと動けず、生きていけない。
食材にありがたやありがたや(人-)謝謝(-人)謝謝。

グビっといったら、もちろん日本酒にシフトチェンジ。

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何がいいかなとメニューを眺め、店内を見渡す。
壁に並ぶ日本酒に無意識ににやつくのは酒呑みの証拠。
カウンターに座る人、みんな同じ行動。

三重県の稲垣酒造場の『御山杉』をチョイス。
女性杜氏、稲垣陽子さんの生み出す子だ。

しゅわんと広がるフレッシュな風味。
余韻の香りを残しつつもキレよく、身体中に爽やかな風のごとく吹き抜けていく。
灼熱の暑さを一瞬、忘れられた。

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こちらのメニューをみるのはかなり楽しい。
呑み助の心をくすぐるものばかりである。

一番目をひいたのは「どぶろく漬けシメサバ」

ど!どぶろく漬け!!!!とな!(⌒▽⌒;) オッドロキー
どぶろくのなかを優雅に!?泳ぐ〆サバを想像する。(もちろん泳ぐ姿は切り身のシメサバ)
とろりとしたどぶろくの薄く膜に包まれたシメサバは羽衣に身を隠した牛若丸のようで、
いい塩梅の〆具合。独特のムレ香にどぶろくの乳酸香が見事に融合し、より華やかで体に躍動感があふれてくる。
これまた!暑さ対策にピッタリだ。

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かつおの刺身には大徳寺納豆のタレが♪
刺身そのものも肉厚でしかも弾力あり。
刺身のひとつひとつの細胞がぷりんと毬のように跳ねていく。
納豆のタレがその毬にじっくり染み込んでおり、白いご飯にぶっかけたい!心境になる。

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白いご飯の代わりはもちろん、お酒♪
岐阜県の御代櫻醸造の『津島屋 純米大吟醸無濾過生原酒 播州山田錦』である。
純米大吟醸らしく上品で華やかな香りで軽やかな飲み口。
それでいながら、米の優しさがあふれてくるのは無濾過生原酒の性格なのだろう。
甘味が波紋のように広がりつつ、そこに凛とした気品ある味わいである。
コクも深すぎず、浅すぎない。さしずめ海面から海底まで4〜5mくらいという感じだろうか。
泳ぎ下手でも海を楽しめる、
海面からでも海底が見えて魚や珊瑚をみることができる、そんな面白さがある。

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この組み合わせは度肝を抜かれた。
というか、それまでチーズ名をきちんと知らないgon麹。何何?という感じでいたのであるが……
奈良漬けマスカルポーネである。
漬け物とチーズの相性はいぶりがっこチーズで以前、度肝を抜かれたが、
それに匹敵するくらいの相性のよさ。
奈良漬けの独特の癖がチーズでまろやかになり、食べやすい。
奈良漬け自体の癖をマスカルポーネのクリーミィーさが和らげてくれているのか強くない。
これなら奈良漬けとマスカルポーネを買ってきて自宅でつくれるか!
(手抜き料理のひとつとして(≧m≦))
奈良漬けを細かく刻んでチーズにもっと絡め
クラッカーやパン、キューリやセロリにつけてみるのも酔いなあああ〜(空想酎)。

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谷中生姜のピリ辛さ。味噌つけてムシャムシャ噛めば、夏の味。

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最後の〆にチョイスしたのは
鳥取の中川酒造の子『純米 いなば鶴 ろく○まる強力』。
こちらを燗で。
特徴的な酸が高くキレも抜群。燗にしてなお、この味のどっしりさは
ラベルどおりの強力である。
これ、氷をぶちこんで、豪快に飲むというのも夏らしいかも。

この強力という名は鳥取県の酒米の名。
この強力、穂先までの長さが150cmと高く、酒米の中で最も長桿品種といわれている。
大正時代に鳥取県を原産として生まれたようで、
あまりにも長い丈で栽培は厳しくいつのまにか姿を消す。
それから数十年の昭和61年。
鳥取大学農学部で原種保存されていた強力を種籾として同大学の試験圃場で育苗がはじまる。
一年後、強力は一俵ばかりの籾が獲れる。ここから強力の復活がはじまった。
高精白低温発酵により強力は純米吟醸酒として現代に甦る。

温度によって強力の味わいは豹変していく。
深いコクがゆるやかに、虹のカーブのように形を残しながら降りてくる。

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そして酒呑みとして欠かせないのが♪ 卵焼き。
とんぶりの大根おろしがそれぞれにのっかっる甘めの卵焼きは胃袋を優しくしてくれた。

どのメニューもこの猛暑に合わせた一品ばかり。
しかも相性抜群のお酒とのコラボに、夏バテさえどこ吹く風。

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明日から八月。
太陽の陽射しはギラギラ真っ盛り。
こういうときこそ!体に必要な肴(酒)を求めて、
旨き処を回遊するのが正しい呑み助の姿♪といえるだろう。
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ナハハ♪ヽ( ̄▽ ̄)ノ ナハハ♪ヽ( ̄▽ ̄)ノ ナハハ♪

さ、今宵はどのポイントに呑み助という大小様々な魚が集う?
あなたのバテた体が欲するものはどんなもの?
時刻はまだお昼過ぎ。しばしの我慢、しばしの我慢。

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撮影強力:酔香
by gon1442 | 2012-07-31 13:49 | 日本:;肴 | Comments(0)

クチナシの花を〜♪

暑くなると酒屋の冷蔵庫には
涼しそうな色合いの瓶や夏模様のラベルの夏酒が多くでてくる。

今年もいろんな子がお目見えした。
そのなかでも話題を呼んだのが
秋田県の山本合名会社、白瀑の『ブルーハワイ』である。
「業界も真っ青」というキャッチコピーが飛び交うとおり、
お酒が青い。話や記事をあちこちで耳にしていた。

「青い日本酒ってどんなんだ?」
「ガリガリ君がヒントってどんなものなのか?」
と、空想妄想していた。

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そして目の前にでてきた『ブルーハワイ』。
注がれたお酒はまさにガリガリ君、ソーダー味の色合い。
これ!お酒なの? という風に、頭ではわかっていたつもりでも、やはり目が白黒パンダになる。

酸の効いた白瀑の純吟生酒が青い。
青色はどうやってだしているのか本当に不思議だった。
青はクチナシから抽出した天然色素だという。

クチナシといえば渡哲也さんの名曲『クチナシの花』。

「いまでは指輪も まーわるほどー♪」
頭のなかで流れ出す。父親の十八番だった。

クチナシの花から抽出した青い色素。
この青い色素が暑さを忘れさせてくれる『ブルーハワイ』は
スッキリとした口当たりで猛暑を乗り切るにはピッタリ。

今回『ブルーハワイ』をいただいた酔香さんでは
この『ブルーハワイ』にソーダストリームという機械で炭酸ガスを注入している。
シュワシュワした感じが日本酒というより、
ソーダー水といってもいいくらいの口あたりに
コクコク飲めそうだ。※アルコールですので、未成年は飲酒ダメ。
(と、いいつつも自分が注文したものではないので、控えめの飲みである)
(酔香さんの裏ブログにて紹介中:http://ameblo.jp/ura-suiko/)

南国の海のような青い色合いの『ブルーハワイ』。
ロンググラスに炭酸とともに注いで……ブーゲンビリアを一輪差しこめば
もはや、我が部屋はハワイアン♪になりそうだ。


この夏、ハワイにいかなくても自宅でハワイを体験できる!
まさに節約!ハワイ旅行となるのかも。

クチナシの花を歌いながら、ぜひ一杯、お試しあれ。

それにしてもラベルにはいりこんで!?いる山本さん、似すぎです♪
マハロ〜♪



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撮影強力:酔香
by gon1442 | 2012-07-30 11:26 | 日本:日本酒 | Comments(2)

食材と技の共演にワクワクできる鉄板舞台

「お肉食べましょう」

叔母の鶴の一言で出かけたのが群馬県前橋で鉄板焼きが有名な『ステーキ屋 甚』。
前橋の東部バイパス沿いにひときわ目立つ重工な外観はさながら美術館のよう。
昭和55年のオープン以来、甚には家族連れや鉄板焼好きが集っている。

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鉄板焼きということもあり、厳選された食材は国産高級和牛や旬の魚、野菜と様々。
もちろん、今回は和牛のお肉!である。
注文の仕方もグラムで。
「ロースと赤身をご用意しております。それぞれ100gと150gからとなります……」と料理長さん。
赤身、150!といいたいのは山々なれど、
やはりここはおしとやかに!?100で注文。
これが正解だった。
目の前に現れたのは大人の拳くらいある、リアルな肉の塊。

じぃいいっと思わず凝視してしまうgon麹。
そして無条件に自分のお腹まわりとつまみだす。
(ひぇえええええ。今夏中に体重3キロから5キロ落としたいという目標。その体重(脂肪)ってこれ以上にあるんだ……もはやオカルト。((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ)

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お肉の塊は合計400g。ひとり100g計算である。
焼き方はミディアムレアとウェルダンに分かれた。

目の前の鉄板にとけだしてくる和牛の脂が照明をあびてキラキラ輝く。
リズムよくお肉を焼き上げていく料理長。
こちらの人気の秘密は食材のよさだけではない。
鉄板焼きというパフォーマンスである。

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いい感じでこんがりと焼き上がる赤身&ロース。
そして絶妙にその上にそそぐブランデー。
そのとたん、目の前に見事な炎の柱が出現した。

「うわーぉい」(ノ*゚▽゚)ノ ウォォォォォン(ノ*゚▽゚)ノ ウォォォォォン
わかっていながら、こういうときって声がでてしまうもの。
年齢なんて関係ないさ〜♪

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ほどよく火がとおった肉を食べやすいサイズにカット。
食べやすいサイズ!といってもひとつのサイズはかなりある。

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ごろんごろんと大きなサイコロが鉄板の上で転がる。
そのたびにジューゥウウというBGMが響く。

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野菜も一緒にサッと火をとおせば

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国産和牛の赤身、ミディアムレアステーキの完成。
お肉はあまり得意ではないけれど、こちらのお肉は別。

肉というものはこういう味がするのか、こういう香りがするのか!といううなる声さえでてこない。

とにかく柔らかい。あれほど、激しく火をいれていたはずなのに、
マシュマロをつまむような柔軟さがある。
それでいながら噛めは、フッと肉と肉を結んでいる網がとけたかのように肉の旨味の玉が
じゅうわあああんと口のなかに転がりだす。
肉汁はソースとなり、溶け出した肉のソースとなって、ふんわりと味として肉に纏う。

美味しいものに評論はいらない!と誰がいったか。
まさにそれ。
評論なんていらない。
ただ「美味しい」と口角があがり、頬が落ちそうになるだけである。

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甚のパフォーマンスはこれで終わらない。
食後のデザートはシャーベットとアイスクリームの二つがあるが、
やはりここはアイスクリームとなる。


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クレープのように卵で包んでくれるアイスクリーム。
庭でとれたブルーベリーやパインもたっぷりはいっているので、
食後の口なおしにピッタリ。

しかも!

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やっぱりファイヤー!となる。
ャタァ―ヽ(゚(∀)゚)ノ―ァッ!!ャタァ―ヽ(゚(∀)゚)ノ―ァッ!!ャタァ―ヽ(゚(∀)゚)ノ―ァッ!!ャタァ―ヽ(゚(∀)゚)ノ―ァッ!!ャタァ―ヽ(゚(∀)゚)ノ―ァッ!!

こちらは鉄板焼屋だしね。やはり何事もファイアーである(●´∀`●)b 。

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火を纏ったアイスは見事に煙がたち、ほんのり温かい感じ。
とはいえ、そこはアイスクリーム。

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中身は冷たく、果物と一緒にすくえば、歯にしみる……(あかんやーん)。

鉄板の上で奏でる食材と炎の舞台。
食材の弾ける音に五感をくすぐる香り。
鉄板焼きとはこういうもん♪と、心も満足お腹も大満足。

まさにサーカスを眺めている気分になれる、至福のひとときがここに存在する。

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DATA)
店名:ステーキ屋 甚
住所:前橋市日吉町4-37-6
電話:027-231-7337
営 :12:00~14:00(L.O) 17:00~21:00(L.O)
休 :火
by gon1442 | 2012-07-29 13:27 | 日本:お店 | Comments(0)

酒の神、バッカスのいたずらで生まれた

アメジスト、紫水晶。

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高貴な色合いは昔から人々に愛され、日本では色のなかで最も気高い色とされ、
宗教的な儀式で非常に重要視されてきた色である。
紫色で有名な歴史的なことは推古天皇11年12月5日、
西暦でいえば604年1月11日に定められた位階制度聖徳太子が定めた『冠位十二階』で最高位の色と定められていた。
また中国では皇帝だけが身につけることを許された色だともいわれている。

最近ではパワーストーンブームでアメジストは人気の石のひとつとなり、
街中の石屋やインターネットの上でも必ずでてくる。

水晶の色変種の中でも、最高位に評価をされているアメジスト。
『愛の守護石』『真実の愛を守りぬく石』という意味をもつ。
愛と慈しみの心を持ち主に芽生えさせるともいわれ、
真実の愛を守るパワーを与えてくれるという元気な石でもある。
恋愛成就に大きくサポートしてくれることで有名な石だが、
実はお酒世界にも縁は深い。

ギリシャ神話で、アメジストは美少女の化身といわれている。
月の女神の女官で、神々にも人々にも愛されていたアメジスト。
ところが、ある日、
酒に酔った酒の神バッカスが大酔いに酔っぱらい、
これから一番に自分とあった人間をピューマに襲わせようと思いついた。

そのバッカスの前をたまたま歩いてしまったのが美少女のアメジストだったのだ。
大酔っぱらいのバッカスはアメジストをみつけ、ピューマをけしかける。
いまにもアメジストが襲われるという時、
月の女神がこの惨事に気づき、アメジストを瞬時に純白の水晶に変え、
ピューマの牙からアメジストを守った。

やがて酒の酔いから目覚めたバッカス。
自分が何をしでかしたのかに気づき、深く後悔する。

バッカスは水晶になったアメジストに心より反省し、
その水晶にぶどう酒を注いだ。

すると水晶は透き通った紫色に変化し、
美しい紫色の宝石、アメジストとなったといわれている。
@天然石の意味辞典参照

アメジストの語源となっているギリシャ語のamethystosには酒に酔わないという意味があるそうだ。
ローマ時代、酒好きのローマ人はアメジストでつくった盃でお酒を呑めば悪酔いしない、しいては人生の悪しきことからも自分を守れるとして珍重していた。

以前、イタリアを旅したとき、アメジストの小さい盃を売っていたのをみたことがある。
スナフキンの自分に「一生懸命、これはいい、これはいい!」とすすめてくれたお店のおかあさんの顔が浮かんできた。おかあさん、大酒呑みだと見抜いていたのか!!?

あのときのアメジストの盃をマイ猪口としていつも持ち歩いていたら……
大虎なんて絶対!? でないんだろうなあああ〜。
( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンー( ̄-  ̄ ) ンー

アメジスト、いつも持ち歩こうか
ε=(/*~▽)/ ε=(/*~▽)/ ε=(/*~▽)/ ε=(/*~▽)/
そしたら、記憶が薄い!?ということが少なくなるかも!?
(そこまで呑むな!(~-~;)ヾ(-_-;))


アメジストは自分の誕生石。
酒とのご縁深き♪ことにまずは乾杯( ^^)/▽ 



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by gon1442 | 2012-07-28 15:37 | 酒:その他 | Comments(0)

「小僧の神様」に由縁あり!志賀直哉が名付け親。

仙吉は神田のある秤屋の店に奉公している。
それは秋らしい柔らかな澄んだ日ざしが、
紺のだいぶはげ落ちたのれんの下から静かに店先にさし込んでいる時だった。
店には一人の客もない。帳場格子の中にすわって退屈そうに巻き煙草をふかしていた番頭が、
火鉢のそばで新聞を読んでいる若い番頭にこんな風に話しかけた。

「おい、幸さん。そろそろお前の好きな鮪の脂身が食べられるころだネ」
「ええ」
「今夜あたりどうだね。お店をしまってから出かけるかネ」
「結構ですな」
「外濠に乗って行けば十五分だ」
「そうです」
「あの家のを食っちゃア、このへんのは食えないからネ」
「全くですよ」

若い番頭からは少しさがったしかるべき位置に、
前掛けの下に両手を入れて、行儀よくすわっていた小僧の仙吉は、「ああすし屋の話だな」と思って聞いていた。
京橋にSという同業の店がある。
その店へ時々使いにやられるので、そのすし屋の位置だけはよく知っていた。
仙吉は早く自分も番頭になって、そんな通らしい口をききながら、勝手にそういう家ののれんをくぐる身分になりたいものだと思った。ー志賀直哉 『小僧の神様』より抜粋。

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蛇の市 本店。
文豪、志賀直哉が命名した店として文学ファンでは有名。
小僧と富裕紳士が屋台の鮨屋で遭遇することから始まるあの世界。
その鮨屋のモデルとなったと噂されているのがこちらである。

日本橋三越デパートにほど近く、飲食店が並ぶ通りの一角に店はある。
暖簾をくぐり、1階のカウンターに座る。
「つけば」には年配の穏やかそうな表情の職人さんと若手が2人、忙しそうに鮨を握っていた。

「ランチメニューがかなりお得」という情報にメニューをみると
日本橋ランチ 花鳥風月とある。
花と鳥の価格差は300円。
もちろん鳥を頼む。
握りとちらしが選べるので、握りで。
先にサラダとお椀、そして熱いお茶がでてくる。

といいつつも、ランチビールを注文。
するとおとおしにまぐろの中落ちの小鉢もでてきた。

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もう、これだけでお腹いっぱい!?になりそうだが、本番はこれから。

綺麗にふかれたつけ台に鮪がとん!と置かれる。

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ちょうど食べやすいシャリの大きさ。
もちろん鮪は鮮やかな赤身。
握りたてすぐ、湯気がでてそうな雰囲気さえある。
シャリはほんのり酢を感じるくらいのシンプルさだ。

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白身にイカ、エビと酔いタイミングで目の前に置かれていく。
もちろん、自分の食べるペースに合わしてくれているからできる業。
柔らかいネタに光悦を覚え、バランスのいいシャリの硬さに口のなかで舌は踊る。

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品のいい甘さの煮穴子に、目は自然と閉じる。
ほんのりかけられたツメが優しく、フワフワした食感はまるで
空に浮かぶ雲を食べているようである。(食べたことないけど)

鰻>穴子というイメージだったけれど、どっこい鰻<穴子だよ! 江戸っ子は♪
(うどん子だろうが!ヾ('o'ヾ('o'ヾ('o';)ォィォィォィ )

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ホタテに巻物。本当にいい時間配分に
大食い小僧のお腹もおとなしい。
日本橋の鮨屋というと敷居高いイメージをもつが、こちらは品ありながらも一見さんでも楽しめる雰囲気がある。
つけばにいる職人さんたちの人柄もあるだろう。
「はい、○○です」と目の前においてくれるとき、目をみて教えてくれるので思わず赤面。
照れてしまったgon麹。

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小説、『小僧の神様』にでてくる屋台の鮨屋は神田と京橋の間にある。
日本橋はまさにその場所だ。
志賀直哉がこちらをモデルにしたと思っても過言ではない。

鮨は昔の屋台のファストフードというイメージが強い。
こちらも「蛇の目の市太郎」の異名をとる初代が屋台の鮨屋を開いていたそうだ。
志賀直哉もその屋台に通っていたようで親交があったらしい。
しかし関東大震災に被災し、いったんお互いに消息が切れる。
その後、初代はこの地に店を構えた。

でも深き縁というの必ずつながっているものである。

こちらのご近所にある喫茶店に志賀直哉がよく訪れていたそうだ。
ある日、いつものように喫茶店へ向かおうとしたとき、
たまには鮨でもつまもうかと鮨屋の暖簾をくぐったとき、初代と再会。
再会を祝してかどうかはよくわからないが
このとき初代の「蛇の目の市太郎」から「蛇の市」をとり、名付けたのだという。

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まさに小説のような内容である。
真実は小説より奇なり。

時代をへて今、その舞台となった世界にお邪魔していると思うと
感動とともに心のワクワクはとまらない。
玉も甘すぎず、gon麹好み。
デザートには自家製ゴマ豆腐の黒蜜掛けと最後の最後まで手をぬかない素敵なランチである。

日本橋ランチ花鳥風月。
鳥でこれなのだから、風、月となるとどんなものがでてくるのか♪
これはもはやご褒美ランチ。
近々再訪せねばならぬ。
それまでに『小僧の神様』をもう一回きちんと読んでおこう。

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DATA)
店名:蛇の市 本店
住所:東京都中央区日本橋室町1-6-7
電話:03-3241-3566
営 :11:00~14:00 17:00~22:00
休 :土日祝
備考:店内は1階のカウンター10席の他、2、3、4階とある。テーブルや個室もある。創業明治22年、120 年という歴史をもつ老舗鮨屋。日本橋魚河岸時代より続く江戸前の伝統鮨を味わえる。夜はそこそこお値段がはるが、ランチはリーズナブルな価格設定となっており、気軽に楽しめる。
by gon1442 | 2012-07-24 12:45 | 日本:お店 | Comments(2)

七色に導かれて……味、雰囲気、酒、人、時、会話、心……

酔いお店は酔い人が集う。
そしてクチコミでお店の名前がさらに酔い人の耳に伝わって……
そのサイクルがどこまでもつづいていく。

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東京都北千住。
JRを筆頭に地下鉄や東武線などが集結してくる巨大ターミナルステーションの地はビルがいくつもニョキニョキと生え、その隙間を様々なジャンルの飲食店がトウモロコシの粒のようにぎっしりと詰まっている。

駅から徒歩5分(迷わなければ)。
繁華街の中心部から少し離れた商店街の二階に
座席数わずか10席というこじんまりとしたお店『日本酒宿 七色』はある。
必ず酒好きのクチコミにあがる旨店のひとつだ。

いつか行きたいと思っていた場所だけに、知人からお誘いがあったときの嬉しさは半端がない。
重工な木製の扉はまるで蔵の土蔵の扉のようなイメージ。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは空中に浮かぶ日本酒の瓶である。
浮かぶといってもミスターマリックのハンドパワーで浮いているのではない。
カウンターの上に設えられた天吊り特注冷蔵ケースである。

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こちらの看板女将、葛谷幸子さんはとにかくお酒に詳しい。
詳しいのも当たり前。とにかく1本1本のお酒を納得いくまで吟味し、そしてお料理に合わせて提供してくれる絶大な味覚、舌をもっている。

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おとおしでいただいた3点盛り。
暑さでへばっている体にまずありがたいのが白コンニャクのお刺身。
山葵がピリっとするが、暑さでダレた体にはそれさえ心地いい。

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まずは山形、鶴岡にある竹の露酒造の『白露垂珠』のドラゴンとミラクルで乾杯。

濁りのドラゴンは春先から期間限定で発売されている竹の露の人気商品。
「うちの蔵にももうないよ」という竹の露のこづえさんの言葉どおり、
今市場にでている子だけで今年のどらごんは終了である。

桜が咲き乱れたときはまだ苦みのある子だなあと感じていた「どらごん」。
今はその苦みさえ綺麗にとけ込んで滑らかな濁り酒と変化していた。
どらごん変化!ここにあり!
暑い夏の今、この滑らかな「どらごん」は体のなかを悠々とうごめいてくれる。
その感覚がなんとも心地いい。

ミラクルはいうものがな、まさにミラクルの味。
gon麹のなかでも時々顔をだす子だ。

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メニューをみていて、やはり気になるのがポテサラ教(狂)の性。
細かくジャガイモを崩しているのかと思いきや、形が不揃いに残っているのが
食感としてダイナミック。
どこか出汁風味の味薄く感じるくらいで、そんなに味つけが濃いわけでもない。
こういうポテサラは大好きである。
しかも素材の味そのものが味わえるので、お酒と喧嘩をすることがない。

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七色の圧巻なのは「雁木」の銘柄の多さである。
「雁木」は山口県の八百新酒造さんの子で、
こちらと蔵元との信頼関係が強く、これでもかというくらい、度数違いやうすにごり、山口県の酒米、「西都の雫」で醸した子とカウンターに集う。
見事なラインナップにただただ、口がぽか〜んと空く。

そういえば、店の入り口には大きく「雁木」の文字がはためいていた。
七色が東京で一番、「雁木」が飲める店であるというように威風堂々と誇らしく。

山口のお酒はとにかく面白い子が多い。
注目すべき旨し酒の地域だ。

右から少しずついただくが、いかんせん、呑み助。
中頃までいくころにはもはや、効くというよりは酔い虎に変身酎。(くわばらくわばら)

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「これは熱いうちに」とでてきたのは大きいつくねである。
こちらは裏メニューというのか、前もって予約しておかないとでてこない。
つくねの他に鶏の串類はすべて要予約。
今回は声をかけてくださった酒知人が「こいつは食べておくべきだ」と予約してくれていたものだ。

とにかくつくねのひとつひとつがでかい。
大人の親指と人差し指をくっつけて円をつくった大きさくらいである。
鶏の肉汁がギュっとつまって、箸をいれるとあふれてくる。

主人はもと、「鳥もん」というお店を経営されていた方で、
「鳥もん」は焼き鳥ファンなら知らぬものはいないという名店だったそうだ。
そこをたたんで、北千住で七色をオープンさせたという話に、「鳥もん」を訪れたことのないgon麹はちと残念。あぁ、そんなおいしい焼き鳥屋。行きたかった!!!!
くぅう。その分、こちらに通い、焼き鳥を予約するぞ!と固く誓ってムシャムシャムシャ。

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美味しいのは串だけではない!
お刺身はネタの種類も鮮度も間違いない!

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お刺身盛り合わせは数人で出かけても一人一人に分けてくれるサービスのよさ。
しかもちょこっと盛りに見えるが、ところがどっこい!
かなりのボリュームである。

長崎  いけためじまぐろ
三宅  くろむつ
勝浦  さざえ(さん)
福岡  だるまイカ
    ナガスクジラ
五島  地タコ
愛媛  地鯵
富津  真鯒
北海道 新秋刀魚
三重  穴子

と、刺身の皿上だけで日本の海の味を一周堪能できるのも一興だ。
ヽ(*´喜`*)ノ☆ヽ(*´喜`*)ノヽ(*´喜`*)ノ☆ヽ(*´喜`*)ノヽ(*´喜`*)ノ☆ヽ(*´喜`*)ノ

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刺身をつつきつつ、花泉酒造さんの「花泉・ 裏ロ万」を燗で。
スペック非公開という先入観なしで楽しんでね♪という蔵の気持ちは
見事に酒呑みの心を楽しませてくれる。
甘く濃厚な香りに奥行きのある酒の世界。
コクもしっかりしている。燗にすればするほど、このコクが化けそうだ。

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そしてもうひとつ注文したのが飯沼本家さんの「一喜」。
最近、周りの友人知人が「一喜」飲みたいというタイミングによく出会う。
今回もそうだった。
これからご縁深まりそうな予感大とひそかにニヤつくgon麹。
こちらのお酒は飲むたびに驚かせる味の世界があり、しかもそれが万華鏡のように
華やかな感覚をもたらしてくれる。
伸びのあるときがあれば、飲んだあとの余韻がいつまでもどっしりと口のなかに残るとき。
今回は軽やかなリズムで喉の奥から鼻のほうへスキップする旨し子がいっぱいいた。
これはまた、会いたい、飲んでみたい「一喜」である。

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もちろんお料理はどれも間違いはない。
メニューはどれも地元の市場から仕入れる季節の食材を用いて看板女将と主でつくる。
そのため日本酒を味わい楽しむことを意識したメニューが多い。
〆のご飯も日替わりであるが、一番人気な王道がTKGである。

出汁に浮かぶ卵。これをひたすら箸でかきまぜる。

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そして湯気のたつ白いごはーんにしっかりかけて


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日本人の心の故郷、玉子かけご飯、TKGはもはや言葉はない。
ひたすらズルズルズルと一心不乱でかきこむのみ。

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「いつでもお越しください」と笑顔が素敵な女将さんと主人。
こんなに酒滴な空間が北千住の駅ステーション近くにあるとは。
灯台下暗しだ。

まだまだこちらに置かれている日本酒は多い。
常時40~50種類で、女将さん好みの銘柄はもちろん、時期おすすめの銘柄も揃う。
またその他のアルコールメニューでビールも呑み逃すべからず。
なかなかユニークかつ面白い子があり、時期によって変わる。

日本家屋の一昔前のモダンなイメージの空間。
お一人様でもカップルでも仲よきグループできても皆、大満足できるだろう。
一見さんでもついつい長居してしまうのもうなづける。
料理よし、酒より、雰囲気よし。そして女将さん&主人の明るい笑顔に
誰もが心ひかれる。
それは店名の七色の光りに導かれるように夕方になると足がついつい……

下駄をひっかけて夕暮れの外にでたら……
足がひとりでに北千住のほうへ向かってしまいそうである。

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DATA)
店名日本酒宿 七色
住所足立区千住1-27-1 沢田ビル202
電話03-3888-0776
営業19:00~翌1:00
休 日祝
by gon1442 | 2012-07-21 17:34 | 日本:お店 | Comments(4)

釣った魚には餌を与えよ!

釣りをするとき、魚を近くに呼び寄せるために撒き餌をまく。
撒き餌して数分。いろいろな魚が集まってくる。
釣り人はその魚を釣りあげていく。

今日もネットのSNSには各飲食店の美味しそうな料理を綴った撒き餌が……
もとい、情報があがってくる。
いつも指を咥えて、スルーするのだが、時々ピンポイントなのにぶちあたる。
今回もそうだった。

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雲丹と山葵のカペッリーニ。冷製パスタ。
雲丹大好きのgon麹。この文字はスルーできない。

目指すは東高円寺、日本酒好きが集う、天☆。
ちょうど開店時刻に合うように出かけるところが! 食いしん坊の性。
シャッター半分しまっていても、覗き込んで、一番のり!( ̄^ ̄)エッヘン

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暑いので、かけつけ一杯。
本日のおとおしはバイ貝の煮付け。
「3キロも仕入れちゃったと」という早坂さん。
親指ほどの貝がお椀にゴロゴロ。太っ腹〜♪

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巻貝のときは俄然燃える!gon麹。
爪楊枝を右手に奥の内蔵目がけてグサリと突き刺す。

「眉間にしわよってるよ」といわれようとも「口があいとる」といわれようとも
爪楊枝をくりくりくりと貝をほじくる。

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ツルンと貝の身がちぎれずにとりだせたときの達成感は
コラムをひとつあげたときの気持ちに似ている。(どんなんや!(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ... )

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昼間、某酒屋さんで「かわいいなあ、この子」というお酒があった。
『竹雀』美山錦を一杯。
ピンクの雀が羽ばたくラベルに思わずにっこり。
岐阜県、大塚酒造さんの子である。
かわいいラベルのイメージから華やかな子だろうと想像していたが、
鼻をくすぐる香りは微かな芳しいもの。
さらっと口のなかに旨味が広がったかと思うとその旨味が蓮の葉の上に集まる水滴のように
それぞれが集まり、まんまるとした塊となる。
そのまんまるが口のなかでじゅわんとさらに細かい粒になり、滑らかかつ力強く
体のなかを駆け出す。
ほのかに甘さを感じつつも強く感じるのは酒のもつ旨さ。
蔵のタンクのなかでじっくり発酵した記憶の旨さだ。
ぬる燗でも美味しそうだなああと思っていたら、あっという間に
盃は空っぽ。あいや、味わいすぎたのか。

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で、本日の撒き餌でつかまった雲丹と山葵のカペッリーニ。
雲丹が素麺のような麺にからみついている。
ネギも一緒にぴったりんこ。

ズルズルズルっとすすれば(お行儀わる〜)これでもか!と雲丹の甘さが口の中で花開く。
大ぶりの牡丹のように華やかにあでやかに。
その甘さのなかに苦く感じる香り。
うん?これはなんだ?と再びすする。
やはり清涼感ある苦みが鼻をくぐりぬけていく。
なんだなんだ?と首をかしげていると
「山葵入りだからね(苦笑)。雲丹と山葵のカペッリーニだよ」と早坂さん。

( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)あ、そやった。

確かに雲丹と山葵のカペッリーニだった。
では改めて、ズルズルズル。
雲丹の甘さに山葵の清涼感が麺をはさんでサンドイッチ。
余韻に残る山葵のほろ苦さがあることで、最後の1本をすするまで飽きることはない。

これは夏の暑さにへばっているときにぴったり!の一品。
撒き餌に食いついて正解であるv(ー_ー)V

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食いしん坊のエンジンがフル回転した今!
オーダーするは シャモロックの「つくね」♪

「今日は鶏が少ないから」という早坂さんの言葉に反応したカウンター常連組。
何がある?何がある?と聞いているのを横で盗み聞きして、同じく便乗!
「つくねほしぃいいい!」と哀願し、見事にゲット。
こういうのは早いもん勝ちさ♪ε≡ヽ(*゚∀゚)ノ ε≡ヽ(*゚∀゚)ノ 

ハンバーグサイズのつくねは食べ応え十分。
炭火でじっくりと焼きあげるためホクホクッとした柔らかさで
シャモロックの肉汁がギュギュっとつまっている。
こりゃ、たまらーん。

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ということで福島の辰泉酒造さんの京の華をチョイス。
おぉ、これは天☆6周年のお祝いの1本。
お祝いのおすそわけはありがたし。(=^_^=)

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若干小腹がすいている!ので目についたのが長芋焼き。
注文してでてきたのはおぉっと!大きい、長芋サイズ。

厚みは1センチはあるんじゃなかろうか。

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シャクシャクっという軽快な音が響く。
ヘルシーであり、しかも焼きの香ばしさが長芋の中までしゅんでいる。

「長芋の皮、チップにしたよ」と早坂さんのアイデアで目の前にでてきたのは

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長芋の皮チップ。ひげの後もついている皮がパリッとあがっている。
おせんべいのように見えるが、食べると
w( ▼o▼ )w オオォォ!!w( ▼o▼ )w オオォォ!!w( ▼o▼ )w オオォォ!!w( ▼o▼ )w オオォォ!!w( ▼o▼ )w オオォォ!!
きたあああ!これはこれは!
やめられない、とまらない!○○○○○せん! に匹敵するくらいのうまさ。
これはもはや、スナック。揚げているのに軽いのは長芋の皮だから?
何枚でもいけてしまう。塩が効いているので酒もすすむ。


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ということで群馬県、前橋の柳澤酒造さんの『かつらがわ 本醸造 お燗のお酒』。
もち米をつかった子で、温かみのある優しい甘味は燗に最高。
柳澤さんのお蔵ではもち米伝承仕込みというのがあり、
二代目竹次郎翁と清長翁の時代から今日まで大事に大事に引き継がれている。

「仕上げは、やっぱりモチでなきゃ駄目だ。 粳じゃ、割水をしてからのコウチュウが淋しい」と清長翁が よく言っておりました。@柳澤酒造さんHPより借用 http://www.katsuragawa-sake.co.jp/

もち米の仕込みということは興味があった。しかも燗でまずその世界を堪能できたgon麹。
ふわんとした幅のある味はまるで博多帯のような幅の味がいつまでもつづく粘り強さが
燗の温度のなかでゆらゆらとはためいている感じに、幸福度上昇酎。

撒き餌に引き寄せられ、釣られて正解である。
恐るべし撒き餌効果。
そしてなにより撒き餌で釣られた魚にさらに餌を与える!この魅力。
胃袋&食いしん坊本能直撃するお料理と酒に乾杯。

釣った魚には餌を与えない、世の中の皆様。
「釣った魚には餌を与えよ」が正しいですぞ。
感━━((┏| ̄^ ̄* |┛))━━激!!!!



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撮影強力:天☆
by gon1442 | 2012-07-20 09:08 | 日本:;肴 | Comments(0)

四万六千日の功徳で暑さ乗りきる!? 

威勢のいい声があちこちから聞こえてくる。

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「さあ、縁起のほおずき。買って厄よけしましょう」「いいの選ぶよ。おねえさん、いいの選ぶよ」
夜の繁華街にも負けていない、テンポいい、調子のいいかけ声だ。

浅草浅草寺。
7月9日、10日は境内にほおずきを売る屋台が並ぶ。

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観音様の縁日というと毎月18日だが、室町時代の頃、「功徳日」という縁日ができた。
月1日、この日に参拝すると百日、千日の参拝にあたる功徳が得られるということで信仰され、
そのなかでも7月10日は千日分に相当する功徳を得られるということで「千日詣」ともいわれている。

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浅草の浅草寺では江戸時代の享保の頃「四万六千日」と呼ばれるようになった。
ご利益は46000日分。126年分の参拝に相当する。
この数については、米一升分の米粒の数が46000粒にあたり、一升と一生をかけたという諸説が色々ある。

なにはともあれ、ご利益、功徳を求めて今年の浅草寺のほおずき市にもたくさんの参拝者。

思い思いのほおずきを手にして浅草寺の観音様に参拝である。

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浅草寺のほおずき市。雷除けの意味合いも深く、
江戸時代、落雷に被災していた農家のなかで「赤いとうもろこし」を吊るしていた家だけが落雷がなかったことから、文化年間以後に「雷除」として赤とうもろこしが売られるようになった。しかし明治の時代、不作で赤とうもろこしの数が足らなくなる。これは大変と浅草の人々がひらめいたのが「四万六千日」の縁日に「雷除」の札を浅草寺が授与されるようになった。

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雷避けには厄よけの意味もある。功徳と厄よけのWヘッダーはそうそうあるものでもない。

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赤いほおずきと浅草寺の雷除のお札を2つ手にいれて……
一年の後半も安泰安泰。

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無事、参拝も終えたら、お腹がすくのも人の性。

暑いときはツルツルっとすすりたい!
ということで、雷門近くの尾張屋•別館でせいろ一枚。

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一枚でもかなり麺の量は多い。
海苔を絡めてズルズウズル。 勢いよく食べると胃のスペースはまだ空き十分。

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エビ天いかなきゃー。(`▽´) (`▽´) (`▽´) (`▽´) (`▽´) (`▽´)

カリカリの衣をまとった大ぶりのエビ2本。
ピーンと姿勢がいい。
1本大口あけて、かぶりつけば、ぷりぷりのエビが顔をだす。

暑いときに温かい蕎麦。これ王道♪
もちろん、お供の麦酒。これ正統♪

ほおずき市のご利益に乾杯。厄よけ効果、開運酎Σ(☆з')b酔い酔い!

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DATA)

名称:浅草観音浅草寺
住所:台東区浅草2丁目3−1
電話:03-3842-0181
URL :http://www.senso-ji.jp/

店名:尾張屋 別館
住所:台東区浅草1-1-3
電話:03-3841-8780
営業:11:30~20:30(LO)
休 :水
by gon1442 | 2012-07-14 14:23 | 日本:イベント | Comments(4)

お…おいしいアテ……ヤッ!!!Σ(ll||д゚ノ)ノダ

スナフキンをするとご当地アテなるものに興味津々であるが、
これだけはダメである。

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イナゴの佃煮。

「未来の食事はその多くが昆虫食になる」という人もいるほど、昆虫をおかずにする文化は世界中にあふれている。

とはいえ、Σ(ll||д゚ノ)ノ アカンものはあかん。
みればみるほど立派な足に触覚、グロテスクな目玉と目が合うと
急性貧血を起こしそうになる。il||li(つω-`。)il||li

できれば一生関わりたくない、虫食世界。
逃げて逃げてきていたのに、ついにこのときがやってきた。

この歳で初体験したのが日本でもポピュラー!?なイナゴの佃煮。

「目を閉じて食べたらエビエビ。エビだよ思いなよ」と
周りはいう。
が!目を閉じても持っているのはイナゴ〜(〃ΘДΘノ)ノ

食わずぐらいはアカンという食いしん坊gon麹。
されど、これはこれは!!!!

箸でつまみ上げるまでが、まず戦いである。
箸をイナゴに近づけない。
いや、近づくが1センチ手前でピタッと止まる。

なるべく小さいものをと選ぶ。選んでもつかめない。
箸は我が心を理解してくれているのか!
無理に食べなくてもいいやんか〜といってくれているかのようにイナゴをつかまない。

「とってあげるよ」と余計なお世話をするのが必ずこういうときに一人はいる。
今回もいた。
(TmT)ウゥゥ・・・(TmT)ウゥゥ・・・よけいなことするなよ〜(TmT)ウゥゥ・・・(TmT)ウゥゥ・・・

はい、と渡されたちっこいイナゴと目が合う。

ぎゃーーーーやっぱり無理無理。イヤイヤいやだよ。
半泣き状態に周りは苦笑。

笑われるのも癪に障るので、いざ鎌倉!と口の中へ。
たらりと額に汗がたれてくる。
口のなか、ほぼ舌の中央にイナゴがいる……いや、あるのがわかる。

かっ噛めない。
うっすら涙目。
「泣くことないよ、大丈夫大丈夫」というおせっかい。
励ましているつもりなのか、笑顔で背中をたたく。
うぎゃー、体に振動をたてるなー。イナゴが口のなかで跳ねるじゃないか!
((o(;△;)o))((o(;△;)o))((o(;△;)o))((o(;△;)o))((o(;△;)o))

ペッと吐き出したい。目がゴミ箱を探すが、こういうときに限ってない。
南無三!とゆっくり噛む。
シャクっという音が口のなかから脳に伝わる。
ゾゾゾゾゾゾ!(llФwФ`)ガクガクブルブル(llФwФ`)ガクガクブルブル

はやく飲み込まなくては!と舌で喉奥に追いやる。

「ほら、食べられるでしょう。なんてことはない、干しえびみたいで美味しいんだから」と
おせっかいを含め、周りが笑う。

う〜う〜う〜。
笑えないgon麹。

だってだって!口の中に足が!!!足が残ってる〜(T▽T)

コワィィィ((ヽ(´Д`lll)ノ))((ヽ(lll´Д`)ノ))コワィィィコワィィィ((ヽ(´Д`lll)ノ))((ヽ(lll´Д`)ノ))コワィィィ
この足、どうすればいいんだーーーーーーーーーーーーーーーーー!

かみさまーーーーーーーーーーヘルプ!


ちなみに虫を食料とする「昆虫食」は、はるか昔から古くから普通に食されていたようで、
牧畜や農業が浸透する以前、人は「狩猟」を生業としていたといわれているが、
その対象は動物だけでなく、虫であったともいわれている。
縄文人も虫を主食代わりに食べていたらしいとも。
かの古代ギリシアの哲学者であり博物学者で有名なアリストテレスの好物はセミだったそうで、著書に「セミは最後の脱皮前のサナギが最も旨い。成虫なら交尾後の卵の詰まった雌が良い」と記している。
虫を食べたら、頭がよくなるのか!?

歴史、考古&民俗学は好きであるが、
「昆虫食」だけはやはり、なじめない。



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by gon1442 | 2012-07-09 18:52 | 日本:;肴 | Comments(2)

復活! 五臓六腑

東京都世田谷区三軒茶屋。数多くの飲食店が鈴なりに並ぶこの一角に
五臓六腑が復活した。

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渋谷、五臓六腑の閉店から4年弱。
いつかは復活するんだろうという呑み助の期待、願いがかなったのである。

場所は三軒茶屋、246と3号線の狭間の中州ゾーン。
小径を奥に進むと店はある。

扉をあけると、一枚の立派な木のカウンターが目に飛び込んでくる。
厨房のなかでは五臓六腑の用心棒……もとい!三(ノ;゚д`)ノ ヒッ
主こと、研さんが包丁を片手に料理をつくっていた。

三軒茶屋には五臓六腑の姉妹店、「七八」「久」があり、こちらは何度かお邪魔したことがある。
渋谷のお店は一度限りだったが、記憶に深く刻まれたお店だった。

1階はカウンター、2階はテーブル席。
木目調の落ち着いた雰囲気で照明の温かい色あいに思わず「ただいま」といいそうになる。

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メニューは日によって変わる。
旬の食材は研さんアレンジで美味しさ倍増に大化けする。

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『三元豚肩ロースとモッツァレラとトマトソース』
キノコも野菜もしっかり三元豚と一緒に鉄板の上にぎゅうぎゅうに詰め込まれ、
これでもか!とチーズがかかった一品。
これはヤラレた。豚好きとしては鼻が豚鼻となってくんくん動く。

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「野菜が食べたい、もやしが食べたい」というと、ひょいひょいっとフライパンを動かして
つくってくれたのがひき肉ともやしの炒め。

ヽ(’ ▽’)ノ さっすがぁ♪
これでお酒は進む進む……。

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これ、あるの!?というような子もいるのが五臓六腑の懐の広さ。
「飲んでいいぞー」と惜しげもなくだしてくれる。

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飲んだら食うべし!
食べたら飲むべし! このリズムでお腹のなかに消えていく料理にお酒。
1階のカウンター7席は常に満席。
お隣さんは皆知り合いと早変わり。そしてどんどん扉から顔を出す見知った顔。

五臓六腑の復活は、老若男女に本全国の呑み助が待ち望んでいた結果だ。

あまりにテンションあがりすぎて!? gon麹、カウンターで討ち死に。
目が覚めると隣の席の人が変わり、新しいお客さんも知り合いだった。q|゚Д゚|pワオォ

「カウンターで必ず寝るgon麹」といわれ始めたのはここからである。

(__)。。ooOZZZZ(__)。。ooOZZZZ(__)。。ooOZZZZ(__)。。ooOZZZZ(__)。。ooOZZZZ(__)。。ooOZZZZ


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といいつつ、お料理の写真が続いているじゃないか!?という皆さん。
ここからリベンジ日の記録となる。

薩摩の兄さんから「五臓六腑集合」という命をうけ、駆けつけた某日。
前回の討ち死にを大反省しつつ、酔いの調整をとりつつ、
眠気セーブをしていたのは間違いない(゚ー゚;Aアセアセ

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これは『和牛ローストビーフ北海道のウニ巻刺し』。
前回の討ち死にしたときも知人が注文してて、おすそわけしてもらい、
なんじゃこりゃあああーと騒いだ一品だった。
ウニがとけだしその旨味がロースロビーフに染み込んでいる(現在進行形)。
ローストビーフの和牛の旨し肌の滑らかさ。
そこに流れるウニの艶やかさ。
究極の食材同士のタッグに客全員、ノックダウンである。

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「研さんのオムレツは食べたことないの?」という兄さんに
迷わず注文。

プレーンオムレツでありながら、濃厚さは半端なし。
スプーンで崩すと中はふわんとろーり。なまめかしいくらいの柔らかさに目は閉じる。
塩も醤油もいらない。卵の味だけでスプーンがすすむオムレツ。
さすが兄が褒める研さんのオムレツである。(・∇・*)b

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宮崎の日向あくがれの『富乃露』をお湯割りで〜。
すると生もでてくる、水割りもでてくる、ロックもでてくる。

(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;) (^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)
は、はい。ちゃんとどう変わるのか勉強しろということですな〜(汗)。

やはり研さんのお店&兄さんがいるときはほどよい緊張が溶けませぬ。

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「なにかたべたーい」というオーダーが通ると
あっという間に作ってくれたのが研さんのナポリタン!? 
うん?これナポリタン?と聞くと
「教えねー。黙って食え」BY研さん 。

(>▽<;; アセアセ(>▽<;; アセアセ(>▽<;; アセアセ(>▽<;; アセアセ たべまーす。

強面!? いや、頼もしき主、研さんとの会話は時計なんか関係なく続き、
気づけば薩摩兄さん、落ちかけ寸前(店は異なる)。

お店にお邪魔して何時間? それさえ忘れるほど、長居したくなる空間。
美味しい料理にお酒、楽しき会話が見事にマリアージュする五臓六腑は
昔も今も変わらない。

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次はいつ行こうかな、行きたいなぁ……
誰か声かけて〜〜集合かけて〜〜
一人じゃまだまだいけない、研さんゾーン(;´▽`A)

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DATA)
店名:五臓六腑
住所:世田谷区三軒茶屋2-13-7
電話:03-3422-5656
by gon1442 | 2012-07-09 10:18 | 日本:お店 | Comments(4)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


by gonpanda
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