ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

gon1442.exblog.jp ブログトップ | ログイン

<   2012年 02月 ( 13 )   > この月の画像一覧

ねぎま……と聞いて!?

ねぎま鍋。

c0059278_1044469.jpg


池波正太郎世界(池波正太郎「そうざい料理帖」)でも紹介されているグルメ一品。

著書のなかで目にしたことあり、おいしそうだ!と思いつつも
実は一度も目にしたことがなかった。
そんなメニューとご対面できたのは、酒友の入籍日のお誘い呑み会の席である。

「ねぎま鍋食べよう」と注文。
お祝いの酒の盃をかわし、他のメニューをつっつき待つこと1時間。

「おまたせ」と目の前にでてきたのは鍋のなかにキレイに並んだまぐろの身。

あれ? あれれ? 目が点。
口がぽかーんとあいて、しばし沈黙となるゴン麹。

「鶏と思ったやろ」という酒友のツッコミ
すっ鋭い!(;◔ิд◔ิ)
まさに頭のなかはねぎま=鶏とねぎという構図しかなかった。

思い込みとは恐ろしいもの。
想像と違ってものが目の前に登場し、
思考回路が一瞬ショートしたようである。
「鶏に葱といったら、それは串じゃないか!」と酒友夫婦、爆笑はじめる。
鶏肉とねぎがはいった鍋だろうと思っていたんんて
口が裂けてもいえやしない………。Σ(´ⅴ`lll)


ねぎま鍋。
江戸時代から伝わる庶民の味として東京、関東の郷土料理だということを後日知人が教えてくれた。
漢字では葱鮪鍋、葱鮪汁と書くようで、鍋料理の一種。
ネギとマグロを醤油、日本酒や出汁で煮る料理だ。

江戸の天保時代以降、鮪が一般庶民にも手にはいるようになった。
当時は主に赤身を好み、醤油に漬け、保存食として食されていたようである。
現在で誰もが食べたいと涎をながす“トロ”はその保存するための醤油をはじくということで食されることはほとんどなく、高級飲食店ではほとんど廃棄されていたそうである。


なんともったいない話。
それは当時の江戸庶民も思っていたようで、脂身の多い部分を利用しようとなんとか調理方法を考え、そうして生まれたのが葱鮪鍋、葱鮪汁となったようだ。
脂身の脂を旨味に変えるためにアレンジしたのは
すき焼き風の割下とぶつ切りにした葱を煮、その上に鮪をのせ煮て食べる方法。

c0059278_11282777.jpg


葱の上に鮪をのせることで葱の甘い香りが鮪にうつり、
葱には鮪の脂や旨味がうつるという相乗効果が生まれ、究極の旨味ある一品となった。
まさに庶民の知恵、もったいない、食いしん坊の勝利である。

池波正太郎氏のそうざい料理帖ではねぎま鍋はなんと大トロを材料と紹介されている。
これはこれでなんという贅沢な鍋なのか。
池波氏の子供時代、鮪はやはり赤身というものだったそうで
魚屋さんではほとんどタダ同然の値段で貰えていたそうだ。
う・・・うらやましい。(大トロなんて一年で何回口にできるのか。想像中……)。

目の前のねぎま鍋も味は抜群である。
シャキシャキした葱がしんなりとトロリ〜ととろけだす。
厚めにカットされた鮪は出汁がしっかりしみ込んで
半煮えでペロリもよし、しっかり火がとおったときにムシャムシャもよし。
間違いなくおいしいんだぞ!という香りが鼻を通して伝わってきた。

「うぅうんまーーーーい」

こちらの出汁にはお店オリジナルの割下をつかっているそうで、若干甘め。
その甘さが胃袋を刺激し、鍋に何度も手が伸びる。

「少しは具や汁を残しておいてね。後でお楽しみがあるんだから」と店長が心配するほど
一心不乱に食べ続ける酒友夫婦とゴン麹。
鮪の旨味が凝縮された鍋の出汁は
寒さで冷えきった体をポカポカと温めてくれた。

c0059278_11535943.jpg


ぐつぐつ音をたてるねぎま鍋をつっつきながら、いただく子は
松浦酒造さんの『獅子の里 酒を食べてゐる 吟醸』。
なんともすがすがしい性格の子である。青リンゴの芳しい香り。
喉奧から清涼さがいつまでも春風のように流れつつもキレは抜群。

c0059278_1235893.jpg


お任せで燗もはじまる。
山形の東の麓酒造さんの『特別本醸造 しぼりたて生酒 あらばしり』。
しぼりたてをあえて燗つけ。
濃厚な旨味が温かくしたことでさらに膨れてくる。
香りも独特で強い。
唇を盃に浸しながら香りを飲み込みつつ、楽しんだ。

c0059278_12263995.jpg


さて、ねぎま鍋である。
回収されてから、再び登場すると鍋には

c0059278_12293951.jpg

白い御飯がぎっしり。
ねぎま鍋に残っていた葱と鮪が具材となり
ねぎま雑炊のできあがり。

「これがお楽しみの贅沢〆茶漬け。出汁と鮪を少し残しておいて正解でしょう」と店長さん。
食い意地張って最後まで食べようとしていたゴン麹。
今は目の前の〆茶漬けに釘付けとなる。

鍋とは違う、ねぎまの味わい。
呑んだ後の胃腸にもどこか優しくホッとできる食心地。

お江戸に生まれた庶民の味、ねぎま鍋。
これはちょっとやみつきになりそうだ。





↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
店名:醸造蔵部 美吟亭 
住所:埼玉県戸田市本町3-1-26
電話:048-442-3762
営業:18:00~ 23:00(LO:22:30)
休 :日・月
備考:隣に酒屋経営しており、清酒リストは100種類以上。市販前のプロトタイプの清酒や、ー5℃で5~10年囲った秘蔵酒店長のひでさんが料理や季節、気温に合わせてその日のオススメ酒が決まる。食のメニューも日替わりでその数30。
by gon1442 | 2012-02-26 13:23 | 日本:;肴 | Comments(2)

トマトが食べたくなったので

ダイエット健康ブームというのはいつからはじまったことなのか。
「体にいい」「健康力増える」「痩せる」というキーワードは魔法のスパイス。
誰もがそのキーワードがついた食品や素材を我先にと求める。

最近でいうと「トマト」となるのだろう。
トマトを食べるだけ、もしくはトマトジュースを飲むだけで
ダイエットできるという情報が
テレビなどで紹介された途端、スーパーなどの野菜コーナーからトマトの姿が消えた。
(今は元に戻りつつあります)。

でもこの現象、
トマト好きにとって、ありがたくない。
食べたいときに食べられないというのはけっこうストレスがたまるもの。

こういうストレスをためるのは体にも精神にもよくない! 
ということでトマト求めて
おいしいイタリアンがいただける赤羽のRistorante Atsu Caffe' にお邪魔した。

c0059278_15552775.jpg


まずは島豆腐とフレッシュトマトのカプレーゼ風。
カプレーゼというのはイタリアのカプリ島からネーミングされたもので
今ではイタリア全土でよく食べられているサラダのひとつ。
モッツァレラチーズの代わりに島豆腐、トマトの赤、バジリコの代わりの緑に大葉の葉。
色合いはカプレーゼということでカプレーゼ風というネーミングに思わずにんまり。
豆腐&大葉好きにとってトマトとのコラボは最適な一品。
てんこ盛りの大葉を島豆腐とトマトでサンドでむしゃり。

トマトスイッチにもオンとなる。

c0059278_1655612.jpg


本日のおすすめの鮮魚のカルパッチョ。
千切りのオニオンの上にメバチと鯛がキレイに並ぶ。
その上にはかいわれ大根、海ぶどう♪
そしてトマトの細切りがオリジナルドレッシングと絡んでる。
プリプリしたメバチや鯛に甘酸っぱいトマトが纏い、さっぱりといただける。

Ristorante Atsu Caffe' は沖縄食材をつかうイタリアンである。
ということで、メインにいただいたのは……

c0059278_1623558.jpg

沖縄の美豚、アグーのベーコンとキノコのピッツァ。
竈で焼きたてのピッツア。ふっくら膨らんだ1ピースに手を伸ばせば
チーズがとろりと伸びていく。
某アニメの主人公のように腕や手のようにビヨォオオンと伸びる。
(ここで出てくるアニメ名で世代がわかるww)
パリっとした生地の上で香ばしい香りをたてるアグーのベーコン。
ほどよいアグーの脂が食欲増進剤となり、カーンとゴングが鳴る。
はじまる、食い道楽食べる食べる……色気より食い気♪

c0059278_17403957.jpg


ピッツァのピースがお皿の上から消えたとき、本日のオススメ黒板のメニューで
目に飛び込んできたのは筍と牡蠣のジェノベーゼタリアッテ。
カタカナ弱いゴン麹。
ジェノベーゼとはなんぞや?とじぃいいとみつつ、おいしいに違いない!
というアンテナはピピピンとくる。
ジェノベーゼとは、イタリア・リグリア州のジェノバ県うまれのソースのことで、 バジルペーストに松の実、チーズ、オリーブオイルなどを加えたものらしい。
ソースの名か!とうなずきながら、次なる疑問、タリアッテとは何?という目でまたじいぃいと考える。でもパスタゾーンにあるので、これはパスタの種類の名前だろう!と思っていたら、ビンゴ!
幅4mmくらいのパスタ麺のことだった。きしめんを細くしたような麺、タリアッテはジェノベーゼのソースが染みこみ、見事な翡翠色のパスタとなっている。
その上に乗る、真っ赤なトマト。
緑と赤のクリスマスカラー……いや、今年のクリスマスはまだ早い。
山に色づく花のイメージでを愛でつつ、3秒後には口のなかへ。
ソースのバジルの香りがよく、味も抜群。
残ったソースはパンにつけて全て残さずペロリ。

頭もお腹も満足、いや、破裂寸前、危なし、我が腹。
臨月通り過ぎた、かちかち山の狸のでっぷり腹がどでんと足の上に乗っている。(^_^;)。
立派すぎる、この格好。
間違いなく電車のなかで席を譲られそう。
;°ε°);°ε°);°ε°)

あれ?確か……トマト食べたら……痩せる?という情報がなかったか?
「ダイエット」とか「痩せる」というキーワードの食材や商品。
食い気100%のゴン麹には、効果があるかどうかは……
何年かかってもわからない。

c0059278_18251243.jpg


「そこにおいしいものがあれば!食べねばならぬ、呑まねばならぬ」BY ゴン麹



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

撮影協力:Ristorante Atsu Caffe'
by gon1442 | 2012-02-24 18:28 | 日本:お店 | Comments(2)

ふふふ

2月22日。2012年。
ぞろ目♪ 
数字が揃うと、つい、ふふふとにんまりしてしまうゴン麹です。

今日は新月。旧暦でいえば2月1日となりますが、新暦では22日。
三寒四温。
今週はこの言葉どおり、ポカポカ日和があるので、外に出るのも億劫になりません。
寒く厳しい冬がすぎれば、春という淡い色が飛びかう(花粉はいらん)暖かい春がある。
そんな春を早く来い来いと夢みる♪のはみんな同じでしょう。

ふふふと笑みがあふれるものって周りに多いですよね。
ゴン麹は美味い酒と食があれば、まずにんまり。
一升瓶を片手にあっちこっち千鳥足。
楽しい仲間、家族、大好きな人達と過ごす時間は
寒さで凍った心も体も一気に溶ける笑顔あふれて、ふふふタイム。

そんなふふふ!一日ひとつでも多くみつけると幸せメモリ増えた感じがしませんか?

今回、紹介するのはやっぱりふふふのひとつ。

c0059278_934422.jpg


生ショコラ。

あ、どなたですか? やっぱり食べ物かい!という人は。
ゴン麹=食い気という公式、まだおわかりない(笑)。
ゴン麹=食い気>色気の生き物です、はい。

この生ショコラ。
ただのショコラじゃありません。

c0059278_9461332.jpg


大吟醸の生ショコラ。
そこのあなた! あぁ、やっぱりなと画面をスクロールさせないさせない!
おいしいんだから、もうちょっとおつきあいを♪

山形県の鶴岡市にある竹の露酒造さんの白露垂珠の純米大吟醸をこれでもか!と
材料につかったもの。
作ったのは同じく鶴岡市の老舗菓子屋、木村屋さん。
庄内の素材をつかったおいしいお菓子をというポリシーのもと、
庄内が誇る、おいしいショコラが完成しました。

白露垂珠は大好きな日本酒のひとつで、酒屋さんや飲食屋さんでみつけたら
なにがなんでも「白露〜垂珠〜ひとーーーーーつ」と雄叫びをあげている状態。
最近では「ゴンちゃん、あるでー」と先に教えてくれるありがたい場所も多くなり
ここでもにんまり、ふふふ。

その白露垂珠の純米大吟醸をつかったショコラか〜と目にしたら
1秒後は即注文だったのは間違いなし。

折しも世の中は2月14日のバレンタインデー。
右も左もチョコレートがあふれるなか、
ゴン麹は心固くして一途にショコラの到着を待つこと数週間(爆)。

到着して、まずは冷凍庫へGO!
一定時間クールダウンさせて、ご開帳♪
箱をあふれると均一に揃ったショコラがずらり。
長方形の形がお行儀よく整列しております。

c0059278_1002864.jpg
 
O(≧∇≦)OO(≧∇≦)OO(≧∇≦)O

うつくしい・・・うつくしい・・・早く食べさせろ(ぐぅううううう)。
愛でるは1秒、手がのびる。

口のなかで滑らかに溶けはじめ、しっとり感たっぷり。
芳醇な香り。
純米大吟醸!というような酒々した香りは強くなく、
ショコラのコクはより深い。
紳士淑女がお上品に口に含んだら絵になるだろうという絵が浮かびます。
(実際は涎だしながら口にぱくりと放りこんでいるゴン麹ですが)

一粒が口の中で消えたあと、雪解け水のように香りの流れが華やかに鼻腔に立ち昇って
し・あ・わ・せという至福の時間。
ショコラの甘さのなかに柔和な柔らかい甘みを感じます。

ココアパウダーが口のまわりについたまま、じぃいいと箱をみつめて……
しばし悩む。
え? 何を悩んでいるのか?って?

それは、ふふふ。
もう1個食べようか否かということです。

ふふふと笑顔になってしまうもの。皆さんもみつけてみませんか?


c0059278_10275169.jpg


いつも仲良しこよしのステキな竹の露酒造のご夫妻。
お会いするとやっぱり、ふふふと笑顔になるんです♪




↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
by gon1442 | 2012-02-22 10:31 | 日本:日本酒 | Comments(2)

御世話になります♪二枚貝。

「海は広いな大きいな〜」

子どものとき、よく歌った童謡『海』。
四方八方を海に囲まれた日本は昔から海の恩恵を多く受けてきた。
瀬戸内海で育ったゴン麹。
大潮の日には右手に熊手、左手にバケツをもって潮干狩りによく出かけていた。
朝から出かけ、潮が満ちてくるまで、熊手で砂を掘り、アサリを探していた。

二枚貝の記憶はここからはじまる。
3月3日の桃の節句に欠かせないハマグリしかり、
二日酔いのときにはいつも御世話になるシジミしかり。
海のミルクといわれる牡蠣もそうだ。
まだまだある。考え出すと止まらないくらい
二枚貝の種類は多彩で本当によく御世話になっている。

c0059278_10542172.jpg


この貝もそうだ。
赤貝に似ているが、島根県でとれたサルボウ貝という。

冬になると赤貝は美味しくぷっくりし
寿司ネタや酢味噌和えなど酒の肴として口にすることも多い。
江戸前寿司の代名詞でもあるそうだ。
しかしここ数年、赤貝の数が現象し、国産品は値が上昇。
最近は輸入物が大半を占めるようになっている。
「本玉」と呼ばれる国産の赤貝は一部の高級店にしかでてこないということを耳にすると
なんとも哀しい。
もっと、気軽に赤貝を食べたいなと思っていたとき、
出会ったのがサルボウ貝だった。
関東では「小赤」といい、
サルの頬に似ていることから一般的にサルボウと呼ばれるようになったそうだ。
赤貝との見分け方は殻に放射状に走る筋がサルボウは32本あり、赤貝は42本。

親指の第一関節ほどの大きさのサルボウ貝。
10本目でギブアップ(;´∩`;)

プチンと貝の身にフォークをつきたてて、パクリ。
じゅわんと貝のエキスがしみ出てくる。
海の味、二枚貝のもつギュっとした深みある味。
出雲の海がしっかり詰まったサルボウ貝。
酒の肴として申し分なく、あっという間に殻いっぱい。

二枚貝、
またおいしく御世話になりました。



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

撮影協力:Ristorante tono;4122
by gon1442 | 2012-02-21 12:19 | 日本:;肴 | Comments(0)

気にいるかな〜となんでもないときの贈り物

贈り物って好き?

c0059278_13351754.jpg

@熊本寿福酒造 アモーレスペシャル米焼酎 HN版

自分はもちろん好きである。
もらうのも贈るのも。
高価なものでなくてもいい。

誕生日や記念日、イベントのときなど
あれこれプレゼントを考えるのも好きだが
普段、なんでもないときに目にとまったものを贈るのも大好きだ。


散歩の途中や仕事帰りに
覗いた小物屋さんでかわいいものをみつけて思わずにっこり。
かわいさで心が元気になったぶん、知り合いと分かち合いたくなる。
「これで元気になれるかな」とか「これ好きだろうな」
と相手を想像しながらプレゼントする。

反対もまたしかり。
「これみていたら、顔が浮かんじゃって」
という一言メッセージがついたプレゼントをもらったときは
うれしいもの。
「ありがとう」と返事をだしたら「いいのいいの。元気そうで」と返ってくる。
なんでもないときであればあるほど
思いがけのなさに喜び、うれしさ、そして感謝を感じる。

贈り物というと非日常という印象も多いけれど
気軽に日常という時間のなか
右へ左へちっちゃな想いが行き交うというのは想像しただけでも楽しいものだ。

滅多に会えない人ほど
こういうコミュニケーションを大事にしたい。

スマートフォンや携帯というツールで便利になったぶん
メールや電話だけで用を済ませてしまうことが多くなった。
そんな現代だからこそ
紡いだご縁を……知り合えた人を……大切にしたい。

「これ気にいるかな?」という気持ちをもって、毎日過ごすのも悪くない。

ピンポーン。チャイムが鳴る。
サインして荷をうけとり、配達票を見る。
送り主欄に見知った名前。
ひさしぶりだ〜♪と笑顔になったとある日の午後の一コマ。




↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

追伸:もちろん手渡しのプレゼントはもっとうれしい♪O(≧∇≦)O 贈るのも贈られるのも♪
by gon1442 | 2012-02-20 15:42 | 日本:イベント | Comments(0)

お任せ酒にオススメ料理でいざ酔い空間……若干、次の日二日酔い気味!?

中央線、武蔵小金井駅北口より徒歩3分。

「おいしいお店があるよ」とお誘いにやってきたのは『旬菜 ShoppoRi』。
しょっぽりとはなんぞや!!?
疑問符の脳みそをからりころりと左右に振りながら
店内にはいると「迷わなかった?」と声をかけてくれたのが店長さん。

(^_^;)あれ?迷ったのばれてる? 
しかも思いっきりヤらかしたの?みてた?とドキドキドキ。
(そのお話は最後の〆にて)

「いらっしゃいませ」とだしてくれたお通しは
肉厚のしいたけとどっさりあるほうれん草のおひたし。
これだけでもお腹いっぱいになりそうである。
でもそれはそれ、これはこれ。
注文は別♪

c0059278_15484837.jpg


本日のおすすめメニューをみると魚ゾーンには八角の文字が。
その下には宮崎の鶏の刺身ゾーン。
( ̄  ̄)………( ̄∇ ̄)ニヤッ
両方食べたい……でも二つ頼むのは……と悩んでいたら
「お魚の刺し盛と鶏のササミの刺しをひとつにして」と注文したのは誘ってくれた酒友。
思わずカウンターから感嘆の声があがる。二人とも初来店です……が……なにか?(爆)

八角はもちろん、イカ、炙り〆鯖、〆鯖、鮪他、盛り合わせの種類も量も半端なし。

c0059278_1641693.jpg

鶏のササミの刺身もしっとりしており口のなかでゆるりと鶏肉の細部がふんわりふくらみだす。
山葵を包んで一口ぱくり。つーんとする山葵のすがすがしい香りがササミの風味をさらにひきしめてくれた。

c0059278_1634430.jpg

静岡県の土井さんの『開運 無濾過生原酒 山田穂』

山田穂。山田錦の親株である古代米「山田穂」で作られた子だ。
山田穂が明治時代に誕生した酒造米。
「山田錦の母株」として知っている酒呑みも多いだろう。
最近の農業研究の向上の結果、かつて日本で栽培されていた品種、「幻の酒米」が作付け数を増やしていけるようになった結果、復活した酒米も少なくない。
山田穂も少量でありながら、作付けを増やし、ようやく酒造りに使われる収穫を得られるまでになった酒米なのだそうだ。

冷やでいただくとまず香るのは爽やかな果物……りんごのフジのようである。
ついクィクィと盃を重ねてしまう。
温度が常温にもどってくると甘さの帯が増えてくる。
それでも爽やかさは変わらず、スッキリしている。
旨味が口のなか、舌という舞台の上にじんわりと広がる。
爽やかさはいつのまにかキリリとした芯、一本の木の幹のようのインパクトを感じさせてくれた。

c0059278_16521494.jpg

次にいただいたのは『ZAKU prototype-201112』。
まるで洋酒のボトルのようなラベル。これもしかして『作』?と思いながらみるとピンポーン。
三重の鈴鹿にある清水醸造さんの子だ。
「ガンダムシリーズみたい」と思わずつぶやくと、そういう意味もあると思うよという店長。
ガンダム世代でなくても、ついワクワクしてしまう。
酒米にはみえのゆめという三重の米。
ラベルに似合わず甘くやさしい米の味に口のなかは米香のベールが波紋のように広がる。
それでいながらどこか炭酸系の口あたりも。
もしかして、口あけだとものすごーい顔を見せてくれる子なんじゃないか?!と
酒滴な想像をいくつもかきたててくれた。
ちなみに通称「黒ザク」というそうだ。

お酒は全てお任せの初来店のしょっぽりタイム。
次々とおぉ! と心をときめかしてくれるラインナップにしびれ酎にゴン麹。

c0059278_1751556.jpg


しびれるのはお酒のチョイスだけではない。
メニューも気になるものばかり。
そのなかでもどーしても食べてみたかったのが温野菜。横には「少しお時間いただきます」と添えられている。
おぉ、これは間違いなく! う・ま・い はずだと食いしん坊アンテナがピピピと動く。
大きくカットされたカボチャにパプリカ、ブロッコリー、サヤインゲンに大根、蕪に葉もの野菜が大皿にどっさり。
色鮮やかさにそこに春があった。
しかもこの温野菜の上にかかるソースがべらぼーうにうまい。
どこか和風ちっくな風味で味濃さがある。
あまりのうまさに「これ、鰹もつかってるんですか?」と質問すると
「鰹じゃないよ。これはオニオンにアンチョビ、オリーブにニンニク、そしてバジルでつくったソース」と教えてくれた。
アンチョビ! オニオン! ニンニク!!? ソースに使われているのは大好物のものばかり。
あの鰹のようなコクはアンチョビだったのか! しかもあの独特の香りは強すぎない。
どこか甘く感じるのはオニオンをたくさん炒めているからなのだろう。
なによりそれが温野菜の自体の甘さを見事にひきだしている。
(o^∀^) (o^∀^) (o^∀^) (o^∀^) (o^∀^) (o^∀^) おいしぃーーーーーんと笑顔満開。

c0059278_197852.jpg

そんな温野菜にチョイスしてくれたのは
福井の『舞美人 越前木桶搾り 特別純米 無濾過生原酒』。
完全発酵という真っ赤なまんまるシールがおもしろい。
この舞美人、ゴン麹お初にお目にかかる子である。
舞美人という名前にはどんな由来があるのだろうか。
きっと福井の地に美しい舞の上手な女性がいたんだろうな……。
この舞美人。実はこの後22BYもいただくこととなり
時間差の飲み比べ。しかもここから燗タイムに突入♪

どちらも盃に注ぐと香ばしいハニーハチミツ香がするっとたちのぼる。
口に含めば独特の甘味と旨みが広がりつつも奧に潜んでいたキレが疾風のように喉を過ぎていく。
22BYになるとさらにその現象は深くなり、盃に注いだ酒が寝かした風味色が霞みのようについているようにみえてくる。
呑みやすさからいえば、23BY。22BYは酒の醍醐味を堪能させてくれる魅力がプラスαされている。
「女房と畳は新しい方がよい」という諺もあるが
ゴン麹「女房と鍋釜は古いほどよい 」というほうがしっくりくる。* ̄∇ ̄)ニヤ

c0059278_971472.jpg

さて、こうなってくるとエンジン全開!満腹中枢崩壊寸前となるパターン。

新たにチョイスしてくれたのはなんとも抽象的なラベルの一升瓶が1本。

「さ、これはなんと読むでしょう」と店長さんからのなぞなぞに
酒友もゴン麹もしばし動きが止まる。
ポンポンポンポン・・・( ̄ω ̄;)エートォ チーン!
「てんぐだー」(ゴン麹)
「べろだー」(酒友)

ぶーーーーーという顔をする店長。裏ラベルをみると『前』と書いて「さき」とよむとある。

正しくは『古伊万里 前 純米酒』。佐賀の古伊万里酒造の子である。
2008年に新しく立ち上げられたNEWブランド。
名前の由来は「しっかりと前を向いて頑張っていこう!」とある。
なんともすがすがしい気持ちのいい由来だ。
柑橘系の果物を想像させる爽やかな香りが心地よい。
そして口に含むと米の旨味がじんわりひろがる。
春の訪れを待っていた蕾がふっくらと膨らむような……。
春らしいふくよかな味わいにバランスよく旨味、酸味、甘みがキレイに絡みあっている。

c0059278_9365370.jpg

蟹クリームコロッケとの相性もよく、
サクサク衣のなかにとろり溶けてるクリームが前の旨味と見事にマリアージュ。
できたてのコロッケとお燗の温度もよい塩梅だ。

手の平くらいの大きさの蟹クリームコロッケ。俵型で食べやすく、
しかも中のクリームが覚めにくい。食べる側の食事ペースも考えられている心配り。
うん、やっぱりお料理のクオリティーがよすぎる♪

c0059278_94425100.jpg


「次くださーい」と止まらないおかわりコール。
カウンターのちょうど真ん中にある柱に酔っぱらい2名、もたれかかりながら、笑顔で注文。

兵庫県の松瀬酒造の『松の司 山廃仕込 本醸造』がカウンターにあがった。
麹に山田錦を使用した造りは
ふくらみと旨みのある味わいが優等生並みにすばらしい。
甲乙なんぞつけられない酒味にただただ笑みが浮かぶ。
山廃の独特な世界により、少々、癖があるが、それはそれで味わいがさらに深みある
魅力となっている。
燗にしたことでその味わいが稜線が美しい山脈のように波うって伸びていく。
「美しい」と感じる世界である。

c0059278_953745.jpg


なにかアテはないかときょろきょろしていると
「これは食べておいたほうがいいよ」と教えてくれたのが青のり天ぷら。
おいしい青のりが手にはいったときだけメニュー表にあがるという一品らしい。
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*: :*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:

サクッとあがった衣に纏われた青のりの濃い磯の香。
リズムよく青のりもパリパリと音をたてる。口の周りに粉砕した衣のカケラがいっぱい。
(●>艸<)美味!! (●>艸<)美味!! (●>艸<)美味!!

おいしいメニューとうまい酒がある。そして心許せる酒友がいる。
会話も酔いぐあいに弾み、あっという間に宴の時間はまさに光陰矢のごとし。

c0059278_10135726.jpg


お酒の減りも早い早いクゥーッ!!”(*>∀<)o(酒)" 。

お腹も頭も幸福で満腹。

酔い時間、酔いひととき、酔い空間。
またひとつ、美味しい酒滴な場所をみーつけた。

c0059278_10202698.jpg


次は何を食べよう、呑もうかな。



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

c0059278_10435314.jpg


DATA)
店名:旬菜 ShoppoRi
住所 :小金井市本町5-17-3 みどりやビル!F
電話:042-384-1145
営業:17:00~24:00
休 :日
備考:ドリンクで日本酒以外に焼酎&泡盛のラインナップも色々。キープボトルも可能(一升瓶)。ちなみにワンショット200ccある。


追伸の〆のお話:
お店があるのは武蔵小金井。中央線ゾーンはおもしろいものでぼーっとしていると類似している駅名がけっこうアルある。ゴン麹、素面でも東小金井で下車してしまい、町をうろうろ。酔っぱらいのおじさんが「もう一個先の駅の北口や」と教えてくれなければ、絶対気づいていなかった(^_^;)。これぞほんとの迷い虫。中央線に乗るときはどこか小遠足の気分になるのは自分だけではあるまいて。
by gon1442 | 2012-02-16 10:51 | 日本:お店 | Comments(2)

ラベルで妄想(想像)・・・酒ナフキン


c0059278_15591031.jpg


お酒のボトルのラベルはほんとおもしろい。
空になったボトルや瓶と一緒にお風呂にドボンとにやつきながらラベル剥がしをするゴン浴も
日常茶飯師のことである。

さて、先日の立春の日。飲み比べした5本の立春朝搾りの瓶。
似ているようで少しずつ蔵によって異なる。

昨年の立春のときも「なんで同じラベルなんだ?」と思っていたが、
じっくりみるとやはり違う。
基本的に同じようなデザインのラベルで、蔵元名はそれぞれ各蔵名が記載されている。
今年は『平成二十四年壬辰二月四日』。
その文字が中心とし、その後は蔵任せのデザインのようである。
パッとみると朱印状に見える(いつの時代の人間だ?)が
押されている朱の印は蔵らしい特徴が見られて楽しい。

c0059278_169521.jpg


蓬莱泉は梟。
若戎はえびすさん。
賀茂泉は紅葉。
五橋は錦帯橋。
それぞれ土地柄、蔵名に縁あるものばかり。

蓬莱泉に梟。蓬莱とは、古代中国で東の海上にある仙人が住んでいるといわれている山で、
蓬莱山、蓬莱島、蓬莱仙島とも呼ばれている。
それは四霊の一体である霊亀の背中の上に存在するらしい。
ありがたいよき場の泉。そこに梟の苦労知らずいう印が加わり、なんともおめでたいラベルだ。
梟の目もキュート(o≧▽゚)oだ。

若戎のえびす様は日本人なら誰もが知ってる七福神のひとり。
七福神のなかでも日本古来の唯一の福の神様ともいわれている。
竿や鯛などをもっていることから、元々は漁業の神様として信仰がはじまりとされ、
その後、市神、福の神として、人々の信仰を集めるようになった。
とてもここだけでは語れない、複雑な多き顔をもつ神様である(^_^;)。
そんなえびす様のあるラベル。御利益たくさんありそうで、酒呑みとしてはうれしい。

賀茂泉の紅葉は安芸の紅葉。
秋になると赤く彩る紅葉は日本中のなかでも屈指の景勝地だ。
もちろん、広島のもみじ饅頭はいうまでもなく名菓子である。d(´▽`)b

五橋の錦帯橋は岩国の美しい木造の太鼓橋。
日本三名橋や日本三大奇橋に数えられ、
岩国城の袂を流れる錦川に見事なアーチを5連連なり、見るものの心を奪う。
現在の橋体の木材はアカマツ、ヒノキ、ケヤキ、クリ、カシ、ヒバで、
それぞれの特性により使い分けられているそうだ。
平成の架け替えの際は約7年かけて全国から木材が集められ
100%国産材で造られた。
桁橋の橋杭には本来のマツに代わり、腐りにくい青森産のヒバとなっている。
あの葛飾北斎の錦絵にも描かれている錦帯橋。5連のアーチは昔も今も変わらない。

ラベルひとつをとっても蔵の土地の様子や名前の由来を想像させる……
これもひとつの酒ナフキン♪
ラベル集め、ラベルの撮影は止められない♪





↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
by gon1442 | 2012-02-14 16:33 | 日本:日本酒 | Comments(2)

建国記念日の日。

今日は祝日。建国記念日の日。
午前酎に氏神様にお祈りしましょう。
本来は自分の生まれ育って御世話になっている氏神様が一番ですが、
故郷が遠くにあるものは、今住んでいる場所の氏神様へLET'S GO!だー酒(ダーシュ)。

c0059278_9243240.jpg

@立春朝搾り 開華 

氏神様に
燗謝と……もとい! 感謝とこれからの希望と今年の決意表明心に抱いて。

そしてちょっぴり……運気UPしたいものをもって。
仕事UPなら仕事のものを。
恋愛UPなら恋愛のものを。
健康UPなら健康のものを。

さて、ゴン麹は……


酒運UPUPUP!

一升瓶にしようかな〜
とっくりにしようかな〜

あ! お猪口を首からさげていってみよう
ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪ヾ(_ _)ノ モヒトツヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪

酒滴な皆様に酔いご縁ありますように。大吉あれ♪



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
by gon1442 | 2012-02-11 09:27 | 本人:ひとりごと | Comments(4)

燗謝♪ 酒縁、ご縁、母におとんに(愚弟付)

2月9日。福の日である。

「違うよ!肉の日だよ。肉肉!」といってるそこの君。

退場!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノ

c0059278_1075978.jpg


快晴の早朝。
ねぼすけゴン麹も目がパチリと覚めた。
携帯に届く母からのメール。
「誕生日おめでとう」というメッセージに西の空にむかって「ありがとう」。

3●年前の朝も同じような空だったんだろうか。
「寒かったんよ、あんたが生まれた朝はほんまめちゃくちゃ寒かった」
という母の声がよみがえった。
そんな寒いときに元気に生んでくれたのね〜♪

雲ひとつない冬っぱれ。
ゴン麹、酒ナフキン活動をさらにレベルUPすべく、精進いたします。
酒縁、ご縁にも燗謝。 酒仲間に燗謝。
皆様に燗謝。
そして母に大燗謝。
お空の父には人肌燗謝♪

さて、まずはどこにいこうかな、酒ナフキン。
ゴン麹、まだまだいっぱいいろいろ知りたい好奇心旺盛です。


追伸:写真の徳利は貧乏徳利。京都今宵堂さんの作品。
これが我が家にきたいきさつはまた今度♪ 今宵堂日記 小酔草でも紹介されてます。



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
by gon1442 | 2012-02-09 10:16 | 本人:ひとりごと | Comments(4)

美麗なる酒感! 立春朝搾り飲み比べ

節分のあと、やってくる春の訪れの暦、2月4日の立春。
今回はその暦どおり3日までの極寒は弱まり、気温がほんのり温く感じた。
朝から聞こえてくるのは各地の蔵での『朝搾り』のニュース。
どの蔵も朝早くから駆けつけたファンや地元の人、
蔵とお取引のある酒販店さんが元気に笑顔で作業をお手伝いしている様子を
羨ましいと眠気眼ながら眺めていた。

c0059278_14435243.jpg


立春から3日後。
千駄木のイタリアンのRistorante tono;4122さんで出会えたのが
今年の立春朝搾りに参加している全国の蔵元さん38蔵のなかの5蔵の『立春朝搾り』。
栃木の開華、愛知の蓬莱泉、三重の若戎、広島の賀茂泉、山口の五橋である。

立春朝搾りということで通常、各蔵から出荷される通常の子と比較すると
フレッシュ感は強い。
そのフレッシュ感の中や後に隠れている味世界はどうなんだろうか。
愉しみである。


c0059278_23464431.jpg


栃木の開華は新鮮さを感じるなかにしっかりと芯のある柱がありながら和む風味。
口に含むと洋梨のような爽やかな甘さが漂う、まるで10代の乙女のようである。
それでありながら常温、口のなかで温度をもつと洋梨から柿のような熟してくる甘さが少し現れる。
味が濃くなるように変化、まるで少女が大人への脱皮の段階という感じだ。
その間も木々や草木の間を吹き抜ける風のようなすがすがしさが続いている。
ちょうど、女優さんでイメージすれば武井咲さんである。(ゴン麹イメージ)

c0059278_234763.jpg


愛知の蓬莱泉はなかなか面白い子だった。
飲む前から鼻奧をノックする香りの華やかさ。まるで陽光が燦々と差し込む雰囲気がある。それでありながら、少し温度が変わるとガラリと変わる。これ、蓬莱泉?という風に豹変する。五蔵のなかで食べ合わせでコロコロ顔を変わるのもこの子だ。相性のいいものに出会うとまるでスターのように香りはまるで芙蓉のように花開き、味は滑らかに旨味がのびる。搾りたての新鮮さをウリにするというより、汲み上げられたときからの成長、相性の見極めができている賢さがある。そのため、善し悪しが大波小波のように感じる。まるで小悪魔風のツウデレタイプ。
女優さんのイメージとなると、ゴシップも自分の味にしてしまう、沢尻えりかさんだろう(ゴン麹イメージ)

c0059278_23473038.jpg


三重の若戎はこれまたステキな性格である。
青りんごのような香りをもちながら、かすかに度数が他の蔵より高い?と感じさせるような
苦みのヒレを感じる独特の風味。
それでいながらそれがまた癖となり
温度が常温に戻るほどにスマートにかつ芯もきちんともち、
しとやかさがある古風な大和撫子。
女優さんでいえば、木村多江さんが頭に浮かぶ(ゴン麹イメージ)
主役というような華がすぐに見える!というものではない。
しかし華やかすぎないのに美しすぎる品があり、色気あり
そしてどこかクールでありながら、情深い。
いつまでもつれそいたいというタイプである。

c0059278_23474717.jpg


広島の賀茂泉は広島らしい子だった。
蓬莱泉ほど香りがたつ感じはないが、間違いなく華やかな……完熟する前のマンゴーのような艶やかさがある。常温になってもその香りは続き、その香りに深さがくわわり、
米の甘みがまるで十二単のような裾模様のように楽しめる。
京のきらびやかさとは違う、鄙の艶やかさ。光源氏が須磨の明石の姫に恋してしまう、そんな魅力だ。他とならって女優さんに例えてみると、檀 れいさんとなる(ゴン麹イメージ)

c0059278_2348395.jpg


山口の五橋はすぐに女優さんの顔が浮かんだ。
名女優、永作博美さんだ。
彼女は今では日本でどんな役でもこなせる数少ない名女優である。
若い頃から演技力には定評があり、数多くのドラマにでてきた。
色々なドラマをみてきたが、昔は好きになれない女優さんだった(笑)。
なんなんだ?こいつは!と思うことも多かった。
しかし一年一年、みていると、いつも彼女の作品に引きこまれている自分があった。
そして今は大好きな女優さんのひとりである。
五橋はそんなイメージだった。
五蔵のなかでまず一番初めはイメージがなく、
香りもそれほどたたない。味わいもどういう風に主張してくるの?というように
なかなかこんな感じというのが思い浮かばなかった。だから少しイライラし、悩んだ。
感覚で感じようとすればするほど、わからない子だった。
まるで若き永作さんのような感じである。
それが時間がたち、食事&お話をしていて、ふと目の前のグラスをみたとき、
一番減っているのが五橋だった。
無意識に手が伸び、飲んでいたということになる。
それに気づいたとき、「やられた!」と思った。
改めて、再度頭を真っ白にして五橋を飲んでみると初めにはきづかなかった綿毛のような柔らかさのなかにチューリップの花弁のような味の輪郭、
旨味も飲んでいる者の体温に合わせるように変化する。
万華鏡がキラキラと形を変えていくように……。


五蔵のどの子もそれぞれステキな子である。

「一番のおまけ〜」とtonoさんがだしてくれたのが

c0059278_23482475.jpg


開華の立春朝搾りの平成23年版。
一年前の立春朝搾り。
今年の子とはもちろん違う風味になっている。
新鮮さというよりも旨味が和三盆のような和む米の甘さが全体にある。
瀬戸内に春たちこめる、春霞のような旨味の世界。
味も自分自分と主張することはないけれど、
味のベールがふんわりふわりと波のようにいつまでも打ち寄せる。
大人の女性という感じもある。それでありながら、お日様大好きの向日葵のイメージも。
香りも李のまんまる感がころんと口のなかで流れていく。
女優でいえば、竹内結子さんかな。(ゴン麹イメージ)

c0059278_23505538.jpg


他の33蔵の子達はいったいどんな子だったのだろうと想像しつつ
立春朝搾りで愉しんだひととき。
艶やかな子達を目の前にして、呑み助ゴン麹もたじたじだったのは間違いない。

来年の立春朝搾りも愉しみである。(鬼が笑うか……)

今年の立春朝搾り参加蔵元は日本名門酒会サイトで見ることができる。
(http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=2100)



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします

にほんブログ村 酒ブログ 酔っ払いへ  にほんブログ村 酒ブログへ
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


撮影協力:Ristorante tono;4122
by gon1442 | 2012-02-08 23:59 | 日本:日本酒 | Comments(2)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


by gonpanda
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite