ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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やわらかい野菜noサラダにおいしいワイン

赤羽の賑やかな商店街や居酒屋ゾーンをそぞろ見しながら抜ければ
静かな裏通りが現れる。
居酒屋、立ち飲み屋のイメージが強い赤羽。
今日はちょっと雰囲気の違う赤羽を楽しもうとむかったのは
静かな住宅街の一角にある「カフェ・ドゥ・レザン」というフレンチ屋さんだ。

いつも眺めているだけのお店。
店内を伺うたびに、カップルや上品なご夫婦など
静かで優雅な空間を感じていた。

飛び込みでも大丈夫だろうかと、ひとつ不安はあったが、
そこはそこ。
ドアをあけるとシェフとマダムがふりかえる。

「いらっしゃいませ」と物静かに出迎えてくれ、窓側のテーブルに案内していただいた。

自分以外のお客様は商談中の男性4人組に打ち上げ風の男女3名(追加参加で2名)。

メニューをみせていただき、まず気になったのが

「ほろ苦サラダ」

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つみたてなんだろか。
どの野菜もとにかく柔らかい。
まるでふわふわの卵の白身をかんでいるような歯ごたえで……
紫キャベツなど5種類ぐらいの野菜は甘く、ほろ苦い。


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「白身ときのこのバルサミコ酢」はこのバルサミコ酢がとにかく絶品。
香りがよく味もよし。
白身魚の旨味も仲良くとけあって、
その甘酸っぱさが暑さでバテていた体に喝をいれてくれる。

キノコや白身魚がなくなっても残ったソースがもったいなく
パンにつけては何度も何度もぱくついた。


もう一皿……といきたい気持ち。
なれど、「カフェ・ドゥ・レザン」のお料理は一皿の量がとにかく多い。
食いしん坊でもギブアップ。
お腹いっぱいで
関取クラスのウエストに変身したことで、デニムパンツが「ヘルプ・ミー」悲鳴をあげる。


おいしさもさりながら、ここはとにかく落ち着いて静かに食事がたのしめるのも
酔い処の聖地、赤羽にあって、貴重な空間。

いただいたワインは
フランス、ボルドー地方の「ジネステ・ボルドー・ブラン」。

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青草やグレープフルーツなど飲みやすい香りで、若干燻製とかすかな苦味が特徴で
甘味と酸味の絶妙なハーモニーがなんともいえないほど、ついついグラスが空になる。

いい塩梅で酔いが軽くまわる……。

フレンチやワインはあまり詳しくないが、
ゆったり静かにおいしく食べられるのは安心できる。

今度もまずは「ほろ苦サラダ」を注文し、メインは別のものを楽しみに

「ごちそうさま」とお店をでると、厨房からシェフが出てきてくださり
「またおこしください」と笑顔で見送ってくれた。

いつもと違うgon麹の酒食タイム。
こういう場所もたまには酔い良い♪



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DATA)
店名:カフェ・ドゥ・レザン
住所:北区赤羽1丁目28-5
営業:月~土 11:30〜14:00 ランチ/17:00〜23:00 LO 22:00
休   :日 祝
座席数:20
URL:http://www.cafe-de-raisin.jp/
備考:個室もあり。コースなどは要問い合わせ。ランチは肉・魚と2種類から選べられる。
by gon1442 | 2010-06-27 10:52 | 日本:お店 | Comments(2)

噂にたがわぬ……

江戸の昔の食文化を人情あふれる世界で表現している作家、高田郁の本はいい!

そんな話を耳にしながら、いつも本屋で手にとり、
パラパラとめくっただけの自分がうらめしく思う今朝。

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久々に一気読みできた世界だった。
高田郁の『八朔の雪』。

上方出身の主人公、澪の料理を中心にお江戸の世界を体感できる物語は
自分のなかで和製版ハリー・ポッターと感じたほど。
それくらい、読み出すと頁が止まらない。

お江戸神田の御台所町、現在の東京都千代田区外神田、JR御茶ノ水駅近の蕎麦屋・つる家で腕を振るう澪。

このつる家が今、現在にあったら……間違いなく通う!(^0^;)/

gon麹、言わずとしれた食いしん坊なので、おいしい食にはめっぽう弱い。
おいしい食べ物が登場する話にも目がなく、活字で描写されている料理を頭の中で反芻させながら、漂ってくる香りや鍋の音、湯気の湿感、美しい彩りなどを想像すると
間違いなく……お腹の虫は吠えはじめる。

主人公の澪は幼い頃に水害で両親を失い、その後、料理屋・天満一兆庵の女将・お芳に拾われるところから澪の人生は動き出す。
澪がもつ天性の味覚の鋭さを見込まれ、追い回しを終え、料理の修業が始まろうとした矢先、一兆庵は焼失。その後、江戸にでてきても知り合いもいなく、お芳とともにその日暮らしをしていたところ、ひょんなご縁でつる家の主、種市に見込まれ、奉公を始めた。
食文化の違いに苦しみつつも、周囲の温かな人たちに助けられ、やがて江戸の人にも受け入れられる澪の味を作りだしていく。
しかし、これも運なのか、次々と澪は不運に見舞われるが、
それでも健気にまっすぐに生きる澪の姿は架空の人物ながら
お腹の虫と共についつい応援したくなる。

『八朔の雪』で紹介された出汁がらの鰹節を利用し、鷹の爪でアクセントをつけた「ぴりから鰹田麩」や昆布と鰹の両方のうま味を活かした「とろとろ茶椀蒸し」、「ひんやり心太」「ほっこり酒粕汁」など澪の作る料理はどれも魅力的。

しかも文庫本の最後には澪レシピもついていて、
料理ヘタのgon麹でもついその気になってしまう。

もちろんどれも酒の肴にピッタリ。
酒呑みとしてはくぅううう♪たまらんもの。

さ、今でている澪シリーズ(みおつくし料理帖)2冊。
本屋の開店と共に間違いなくGET予定になりそうだ。



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by gon1442 | 2010-06-25 07:59 | 本人:ひとりごと | Comments(2)

虎をおさえる……酒呑みの仙豆

「虎がでてくるー」
これは周りの酒友からの忠告フレーズ。

そのために、いつもウコンはもとより、ペタレーゼことペパを飲んだり、チーズ系のものを口にしたりと様々な防御策を施すが、今日は大丈夫だろうというときに、でてくるのが「酒虎」。


とある酒会のとき、あ!ヘタ&ウコン忘れた……と焦ったとき
でてきたのが、コレ。

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へパリーゼDX。

液状のへパの錠剤版。
肝臓水解物を主材にビタミンBが含まれており、胃腸障害や滋養強壮・栄養障害に効果抜群。

飲む前にへパリーゼを飲むと酔いにくくなるということで、
呑み助世界ではヘタレが飲むものといわれる。

でもあの二日酔い&虎がでると思うと、ヘタレでもけっこう!
ヘタレーゼ、もとい! ヘパレーゼは飲むべし……gon麹。

この錠剤。液体よりも数を考えるとかなりお得。
お財布にやさしい……酒呑みの肝臓を守ってくれる?! まさに酒呑みの仙豆。

周りの酒友もGETしているようだし……

まさにペパ様々の酒呑みばかりである。



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by gon1442 | 2010-06-21 10:15 | 酒:その他 | Comments(2)

夏のベストカップル

梅雨入り3日目。
今日は梅雨らしい朝です。

さて、蒸し暑い気温や湿度に不快指数1000%。
動くだけでじんわり汗がにじみでてきます。

でもこの気温だからこそ、おいしいのが麦茶。

そしてこの時期の相棒といったら♪

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このコンビでしょう。ベストカップルといっても過言ではない相性度は満点。

枝豆とビール。
※写真のお豆さーんはた・ぶ・ん いんげんかな

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なので、確実な枝豆登場♪ ( ̄  ̄)………( ̄∇ ̄)ニヤッ

今宵もどこかでこのカップルを目の前に

にんまりしている呑み助がた〜くさんいるんでしょうね。

確実なのは4匹の女酒豪? がとある場所で闇酒会合が開かれています。

ィェィ♪(v〃∇〃)ハ(〃∇〃v)ィェィ♪ィェィ♪(v〃∇〃)ハ(〃∇〃v)ィェィ♪




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撮影協力:木場 つちや 
by gon1442 | 2010-06-16 09:58 | 本人:ひとりごと | Comments(2)

兄弟の名がつけられた♪お酒

自分の名がついた酒……。
酒呑みなら一度は考えてしまう。
お酒の名称はその蔵の思いが深くこめられている。
このお酒もきっとそんな1本なのだろう。

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『一尚』
小牧醸造100周年を記念して、100年前から生き残る麹菌を使用した焼酎だ。
名の「一尚」は、いっしょうと読む。
ご長男「一徳」さんと次男「尚徳」さんの名前から付けられたもので、
「一尚=一生」の付き合いができるような美味しい焼酎という願いも込められているそうだ。

100年前の麹菌はイヌイ系黒麹菌、酵母が一九〇九江戸酵母。
なにやら文献にでてきそうないかめしい名前がつく麹類はいったいどんな味を醸しているのだろう。

目をとじて、口を近づける。
すると「お!小牧だ」と思える厚みを感じる芋の味わい。
しかも喉越しもキレが良く、夏でもお湯割りでクィッといけてしまう感じだ。

小牧兄弟はイケメン兄弟であるのは焼酎世界でも有名。

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兄の一徳さんはどこか博識あるインテリ系のやさしそうな雰囲気で、ついにんまり。
弟の尚徳さんは女性なら必ずふりかえる、ヨカニセでついつい目がハート。

おっと、話が脱線してしまったが、
ヨカ兄弟で、しかも酒造りに対しての思いは熱く深く、目標は高い。

昨年、お邪魔したとき
「おいしい酒ってどんなもんだと思います?」と弟の尚徳さんに聞かれたことがあった。
「飲みたくなる酒。安心する酒。興味関心をくすぐる酒。楽しい酒」と答えると

「空気みたいに常に身近に、いつも飲んでくれる人の側にある酒を造り続けることなんですよね」と
彼はいった。(酔っぱらっていたけれど……)


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お兄さんの一徳さんは、焼酎の本をつくるときにお世話になった人だ。
「昔からの味をそこなうことなく、旨さを進化させたい」ということを語ってくれた。

兄弟どちらも自分の蔵の今をきっちりみつめ、未来をきちんと考えていた。
酒呑みとして、うらやましくもあり、うれしくもあった。


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小牧醸造のある場所は川内川のすぐ側。
川内川の流れによって削られた岩々が美しい「轟(とどろ)の瀬」とよばれる地元では有名な景勝地だが、この川は荒れくれ川であり、よく氾濫をおこす。
何度も蔵もこの荒れくれものによって水没していた。
それでもこの場所は離れられないそうだ。

小牧伊勢吉氏にお会いしたとき、「どうしてこの場所から離れないのか?」と質問をしたことがある。
すると伊勢吉氏はこういった。

「ここ以外でどこで酒造りをする?」

この一言が小牧醸造のすべてをそしてこれからを物語っている。



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DATA)
蔵名:小牧醸造株式会社
住所:鹿児島県薩摩郡さつま町時吉12番地
TEL:0996-53-0001
FAX:0996-53-0043
http://www4.synapse.ne.jp/komaki/
by gon1442 | 2010-06-15 19:08 | 日本:焼酎 | Comments(2)

アロハ〜なひととき

心をゆったりするハワイアンミュージック。
店内すべて、ハワイのもの。
ハワイアンローカルフード&ドリンクが飲める……。
そんな場所がハワイではなく、東京神田にある。MuuMuuDiner。

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リアルハワイを追求したハワイアン・カフェで開放感のある店内は、天井が高くハワイムード100%。日本ということを忘れるくらいのハワイタイムは日頃のせかせかした東京時間を忘れさせてくれる
酔い空間。

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ランチタイムだったので、ハワイのお袋の味といわれるローカルフードはチョイスできなかったが、
ムヒムヒバーガー&フライドポテトもすぅうんごく美味い(^o^)P。

コナビールもロングボードラガー、ビッグウェーブゴールデンエール、ファイアーロックペールエールの3種類あり、ビッグウェーブはフルーティーで苦みは少なく飲みやすい。

天井を見上げると一面、現地の新聞。
しかもこの記事、たのしいハッピーになる記事ばかりオーナーが選び、自ら貼り付けたそうだ。
ナイスな心意気にグッドジョーブ!

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伝票ボードも実際にハワイで使われていた車のナンバープレート。
オシャレというかそういう遊び心が店内にはいくつもちりばめられている。

BGMにながれるアロハミュージック。
いつもせかせか食べるランチも
今日はどこかのんびり。大きく口を開いて、口のまわりにソースつけて……
おいしさににったりにったり。

ハワイフードというとボリュームありすぎるイメージがあるが、そこは日本。
日本人サイズなのでご安心を。

〆はコナコーヒー100%がオススメだ。

コナビールを飲みながら、アロハなメロディに囲まれて
ローカルフードでおいしくハワイ。

たまにはそんな時間を過ごすのも悪くない。

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DATA)

店名:MuuMuuDiner&100%KonaCoffee
住所:千代田区 神田小川町3-14-3 イルサ1F
電話:03-3518-6787
休 :無休
営業:11:30 ~ 23:00 フードL.O.22:00 ドリンクL.O.22:30
   ランチタイム11:30 ~ 15:00
URL:http://www.muumuucoffee.com/
by gon1442 | 2010-06-14 11:13 | 世界の酒:ビール | Comments(2)

二日酔い対策に……

酒呑みにとって二日酔い、三日酔いほどきっついものはない。

ずぅうううううとくる頭痛。
体重が数十倍になったような重み。
食欲はない胃がほえだす苦しみ。

gon麹も一年のうち何度かあります。←アホです。
注意して、水を飲んだり、ウコンやへパを飲んだりしても
なるときはなる。
これは神様からの戒めだーと思いつつも、その日は昨日の自分をうらめしく……
半泣きならぬ大泣き状態。

しかし、社会で生活していく上、自宅仕事がほとんどであっても出かける予定や仕事ははいる。
そんなとき二日酔いのキツさを引き連れるのは痛い。

そこで、最近gon麹の冷蔵庫に用意してあるのが
ビール!、そう迎え酒! アウッ (。_°)☆O=(--メ)q 「ちがーーーーーーーう!」

仕切り直して……

冷蔵庫にはいっているのが善玉菌いっぱいのヤクルトセット。
これは効きます。胃腸の調子を整えてくれると共に、気持ちわるくて何も食べる気がしない気持ちをビフィズス菌達が「それじゃ駄目だよ。駄目だよ」とでもいって応援してくれるのか、ほんの少しばかり口に食べ物をもっていこうという気持ちにしてくれる。
※三日酔いのときはちときびしぃいが……。

もちろん、しじみのお味噌汁に勝るものはないけれども……ヤクルトは意外と効果はある。

そしてもうひとつ。
欠かせないのがトマト
しかもミニトマトはベスト。

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トマトの栄養はカロチン、カロチンの一種(リコピン)、ビタミンC、E、カリウムなど。
効能は免疫力を高め、がんの予防が有名だけども、その他に細胞の酸化、老化防止。
さらに皮膚や粘膜を健康に保ってくれる。
しかも余分な塩分を排出し、高血圧や動脈硬化を予防もあり美容にもいい。

アルコールを飲み過ぎてぼろぼろの胃腸はもちろん肌にも速攻で影響が現れるし、アルコールの大量摂取による細胞の酸化も防いでくれる!
ぐ~♪ d(* ̄o ̄) す・ぐ・れ・も・の ぐ~♪ d(* ̄o ̄)

しかもミニトマトはトマトよりもその効能が高いのだ!

食べるときも、ヘタをとって、そのまま一口でパクリと簡単で、
二日酔いでへたっているときでも、それくらいならなんとかできる。
1個、2個、3個……7個くらい口にほおりこむと
どろぉおおんとした気持ちが少し和らいでくる。

二日酔い対策は人それぞれだけど、
ヤクルト&ミニトマトは意外と酒呑みにとって必須アイテムになるだろうと
思っているgon麹である。m(_ _)m。




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※一番いいのは、飲みすぎないことなんだけどねー (=-=)(=-=)(=-=)
by gon1442 | 2010-06-13 17:19 | 酒:その他 | Comments(0)

隠しラベルに酔いも深まる

「今日のオススメは『純米吟醸原酒 渓』です」
市ヶ谷 まるよしにでかけたとき、薦められた1本は
夏を感じさせる爽やかさのある透明な一升瓶。

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島根県東出雲町 王祿酒造。
蔵のある揖屋町はその昔、意宇郡揖屋村と呼ばれ、神様の地として、人々にあがめ奉られていた。
そんな地で酒を醸し出したのが130余年。
今では島根出雲を代表する銘酒として、日本酒好きをうならせているお蔵である。

蔵元の石原丈径氏は、当初、別畑の世界で就職をされていたそうだ。
が、そこは神様のおわす土地。
神酒をつくることを許された人間をそう簡単に手放すはずもなく、なんだかんだで蔵を継ぐことに。
それまでの仕事が異業種であったため、まずは酒の流通を勉強するため、
2年間、酒問屋で修行し、その後、蔵に戻られたという。
一言で蔵を継ぐといっても、そら簡単に……というわけにはいかない。
いくつもの困難や、越えられないと感じたほどの苦労を重ねながら今の蔵の酒の味を造りだしてきた。
蔵のお酒で、それまでと一番変わったというと絞り酒の味どのように変化をするかという見極めだったという。
ー5℃以下の大型船舶用コンテナを導入し、どんな変化も見逃せない品質管理を徹底していった。

「1に麹、2に酛、3に造り」と言われるように
石原氏は酵母の大切な栄養素になる麹造りの麹師をを担当しつつ、全体を見守る製造責任者。
かつて異業種であったとは微塵も感じさせない雰囲気で、お酒を語るときの顔はほがらかであるもの、造りのときは甘えを許さない鬼にもなるとか。
「お酒を造ることは生命を生み出すことと同じですから」というその心は
まさに神の地で造りを許されるべき酒人の資質(酒質……)だろう。

そんな蔵でつくられた『純米吟醸原酒 渓』。

ラベルには書かれた毛書体の『渓』の字と、太い丸。

『山女魚を釣る 風景を釣る』と
夏の山の爽やかさに思いを馳せてしまいそうなそんなコピーが添えられている。

この『純米吟醸原酒 渓』。王録の他の酒よりも口当たりが爽やか。
フレッシュに軽やかで夏酒らしい造りだ。

味もさりながら、面白いのはこのラベル。
実は表ラベルの後ろに蔵の遊びがあり、透明な瓶を裏側から眺めていると
おいしそうな山女魚が一匹。楽しそうに一升瓶のなかで泳いでいる。
それはまるで澄んだ渓流に涼しく泳ぐ山女魚で、
そんな様子を眺めていると、まるで本当に渓流の裾で
静かに一献飲んでいる気も……。

蔵の遊び、隠しラベルに酔いも一段と深まってくる。

上品な上立ち香を楽しみながらまた一口いただくと、
艶やかな丸い旨味がころころと舞う風のように口のなかで吹きだす。
香りも強すぎることなく弱すぎることもなく、舌先を軽くノック。
静かに落ち着く酒。
出雲の神々もこんなお酒を嗜んでいるのかと思うと、なんともうらやましいかぎり。
ほのかに酸味と渋みもあるもの、口当たりの軽やかさが、また一口一口とすすめてくれ
言葉はいらない味わいだ。

蔵元の石原家の屋号は「麹屋」。
元々秋に小作人が納入する収納米を有効に使うべく麹作りを始めたのが酒造りに携わるきっかけになった。「王祿」という酒名は3代目の平太郎氏によって命名。
古来中国で酒を“天の美禄”と呼んでおり、その美禄の中でも王者の風格を持つ酒でありたいという願いが込められているそうだ。

“天の美禄”。まさにそのとおりの味わい。
仕込み水には「中国山脈からの自然湧水を使用。
この湧水は別称「黄金井戸」とも呼ばれているほどの銘水で、
100年前の雨水を地下の凝灰岩層の地層が濾過し、純度の高い水質なのである。
まさに神様から認められた地ならではの酒。
日本中の日本酒ファンがうなずくのもよくわかる。

梅雨前の一夜。
そんな酔き酒に出会えたことは酒呑み冥利に尽きた宴となったのは間違いない。



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撮影協力:市ヶ谷 まるよし
by gon1442 | 2010-06-06 08:39 | 日本:日本酒 | Comments(0)

魚もうまし。でも一番人気は♪

東京北区赤羽。
呑み助トライアングル聖地の一角を担う場所には
心くすぐるお店が多い。

そんな立地を狙って、いろいろなお店が出店してくる。
そのなかでここはいい!というお店が何店舗あるだろうか。

といいつつ、新規開拓したいなという気持ちをくすぐったお店に足をむけた。


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店名『うろこ』。
赤と黒を基調にした外観をみたときは、なんじゃここはー!と毛嫌いしていたが
別の居酒屋の店長さんの「あそこはおいしいという評判です」という話を耳にし、
食わず嫌いはあかん! ということで暖簾をくぐる。

元々、寿司屋さんだった後を居抜き利用ということで、
1階はカウンターと小上がりひとつ。2階もあり。
カウンター上のネタケースにはおいしそうな魚介類が並んでいる。

こちらの特徴は、お通しは頼まないとでてこないというところだろうか。
今日のお通しは湯葉刺し。これをオーダーせずになんとする。

そして、まず目についた鰯のお刺身をひとつチョイス。

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真鰯は秋が旬だが、他の鰯は春から初夏が最盛期。まさに今がウマウマのとき。
ほどよい脂がのって肉厚さはたまらない。

オススメは?とご亭主にお聞きすると「秋田の牡蠣がおいしいです」とのこと。

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そりゃ、いただきますさー。
v( ̄∇ ̄)ニヤッv( ̄∇ ̄)ニヤッv( ̄∇ ̄)ニヤッ

ぷりっとした牡蠣の腹。そこをずるぅううっと一口。
口のなかは牡蠣の旨さで大波小波。
くにゃくにゃと口のなかで転がし、牡蠣のエキスをたっぷり楽しむ。
産卵前の夏の牡蠣。冬より厚みあり、特した気分。

干しエビと葱の卵焼きもオムレツ風で中身とろとろ。
魚料理の旨さは間違いなし。

かつて板橋で地元ファンを多くもっていたという噂どおり
ご亭主のつくる料理はどれも食材の旨さを活かしたものばかり。

『うろこ』というだけのことはある。

が! なんとこのお店での一番メニューは魚ではない。

「うちでよく注文されるのは鶏メンチカツ」

鶏のもも肉のみであげるメンチカツ。手の平ほどの大きさで衣はサクッと
中はホクホク、しっとりした食感。
ジャガイモ?はいっていない?と思うくらいのなめらかさで
仕込みの丁寧さがよくわかる。

お酒も日本酒、焼酎が数種類。
本日は国分酒造の『芋』、黒木本店の『㐂六』を湯割りで。
電気ポットで沸いたまんまのお湯そのままだったので、少し熱かったけれど、
そこはそこ。待てば、冷める……。

次回はもう少しお酒の種類が増えているといいなーと思うのは呑み助の戯言。
知り合いの酒屋さんをご紹介?してしまう阿漕な手段に……。
m(_ _)mすみません。

赤羽駅より歩いて10分。ちょっと遠いかもしれないけれど
地元の常連さんが静かに飲みたいときにふらりと立ち寄るお店、『うろこ』。

外観とは裏腹に、内装も食も和テイスト。
回遊したいお店がまたひとつ。みぃ〜つけた。

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DATA)
店名:旬魚旬彩うろこ
住所:東京都北区志茂2丁目52−8の隣(すみたの隣)
営業:17:00〜24:00(LO23:00)
休み:月
※住所&電話番号は改めてまた書き直します。m(_ _)m
by gon1442 | 2010-06-05 21:07 | 日本:お店 | Comments(2)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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