ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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カテゴリ:日本:焼酎( 99 )

本格焼酎(泡盛)の日

11月1日。
早いもので今年もあと2ヶ月である。
暑かった夏だったなと空を見上げたらすっかり空は秋空となり、
気候も肌寒いのが当たり前になっていた。

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@日置 小正醸造にて

今日は本格焼酎の日
新聞各紙、大きく焼酎広告がはいっているはずだ。
広告をみて「そうだ、焼酎を呑もう!」と思った酒呑みも多いはず。
自分も自宅の寒さに
酒棚を眺め、台所のガスコンロの上で湯を沸かそうかとウロウロしている。(まだ朝だ!)

九州の焼酎造り(芋)はそろそろ終盤の時期である。
ちょうど1年前、酒ナフキンとして鹿児島&熊本にお邪魔した。
焼酎の造り(芋&麦)をじっくりと拝見したのは数年ぶりだったので、
新鮮かつ再勉強であった。

原料となる芋の善し悪しを瞬時に見極めるのは人の目、人の手、人の勘。
どんなにオートメーション化されようともこの部分だけはアナログでなくてはいい焼酎はできない。
そのスピードの早いこと早いこと。
瞬き1回する間に原料となる芋は十数個、大きさを圴一にカットされながら仕分けされていく。
水を使う場でもあり、作業は過酷な場だ。
さぞや大変だろうと後で聞いてみると
「うん?慣れ慣れちゃうからね。生活のリズムと一緒」と頼もしい声が返って来た。
もちろん腰や肩のコリはあるだろう。それでも作業中、皆さん笑顔で、宝物を探す子供のように
笑顔で芋を手にとっていた。

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@日置 小正醸造にて
オートメーション化されている蔵内で人が常駐している場所がもう一カ所ある。
完成した焼酎すべての瓶の浮遊物の見極めをする検品場だ。
1本1本、照明をあて、瓶や中身に異常がないか隅々までみている。
「あの作業はものすごく目が疲れるんですよ」といわれるとおり、根気と集中力が一番大事な場所である。そのため、この場の作業時間だけは細かく区切り、交代人数も多いそうだ。
あの場所でチェッククリアーされたものだけが箱詰めされ、
物流にのり、酒呑みの手元に届くのである。

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@日置 小正醸造 師魂蔵にて 木樽蒸留機

オートメーション化であっても人の手、人の目、人の勘は大事である。

その人の第六感および、手法で醸す場も数多くの蔵に存在する。
日置の小正醸造の師魂蔵は平成11年に日置蒸留蔵の敷地内に建設された。
すべて手造り、極少量仕込みという小さな蔵。
隣にあるオートメーション化の蔵の後、訪れるとまるでタイムスリップしたような感覚になる。

全工程すべて手造りに徹し、杜氏・薗田一幸氏の指導の元、
原料の見分け方、天候の予測、気温の変化、微生物の動きを予知。
その働きや酒質など、蔵人に昔ながらの焼酎造りを体感させる場でもあるそうだ。
そのためオートメーション化の蔵ではなかなか感じることができなかった‘醪’の動きを
実際に目の前で見ることもできる。
ぶくぶくと元気よく泡を吹き出す甕もあれば、ふつふつとおとなしくおさまりつつ子もある。
耳をすませば、まるで醪同士が会話しているようで
「もうちょっと騒いでもいいかな?」という声があがれば
「うちはそろそろいい塩梅よん」という声も聞こえてきそうだ。

「甕によって性格が異なる。人と同じ。ご機嫌ななめの子があると蔵人が様子伺いに付き添います」とこっそり教えてくれたのは、案内をしてくださった蔵の小番頭こと中村さん。
それがまた面白いのだともおっしゃった。

人の助けを借りて、一人前になっていく焼酎達。
焼酎とはまっこと人生によく似ている。

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@日置 小正醸造 師魂蔵にて 木樽蒸留機にて蒸留後の原酒

甕つぼ仕込みの後、木樽蒸留機で蒸留。
しっかり蒸留され、壷にたまる原酒は香り漂うというより、とにかく濃い。
原酒独特の強烈パンチの成分が鼻奥をつく。嗅ぎすぎるとノックダウンしそうな強さである。
木樽蒸留機の蒸留は末垂れをカットされ、
旨味、美味しさ、香りの華やかさのベストポジションをとりだしている。
そして蔵の地下にある甕にて貯蔵熟成されるのだ。

このように自分たちの目の前にやってくるまでに数々の人の手を経てつくりだされる‘本格焼酎’。
どの銘柄もどの素材の子も皆「美味しいんだよ」と胸をはって各蔵からやってくる。

今宵の一杯はそんな子達の声を聞くべく、本格焼酎(泡盛)を手にとってみようではないか。
ロックでもストレートでもお湯割りでもいい。
超短い前割りをつくって、直燗にしてみるのもいいだろう。

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@Bタコ

どんな呑み方でも、間違いなく「美味いんだから呑んでみて」と胸をはっている子ばかりである。

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@日置 小正醸造



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by gon1442 | 2012-11-01 10:33 | 日本:焼酎 | Comments(2)

呑み助は回遊魚。

花冷えもほどほどの夜は
ネオン街、提灯ゆれる通りは呑み助という名の魚がうようよしている。
決められたとおりのコースをどおりに泳ぐのもいれば
目新しい穴場をみつけ、「THE チャレンジ!」と飛び込むこともある。

同じく回遊しているgon麹。
今回はご無沙汰していた場所へ滑り込む。

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北区赤羽。一番街商店街の奥にある『醸し屋 素郎』。
1年半!?ぶりにお邪魔する。
こちらは焼酎も日本酒のラインナップが面白い。
そのため酒好きの老若男女が座席を埋める。

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焼酎『なかむら』と『月の中』をお湯割りを。
うまずらの煮付けでつっつく。
相変わらず、宮崎の焼酎は太陽を感じる。
いや、太陽というか陽だまりを感じるような味わいだ。

といっても『なかむら』は鹿児島県霧島市国分の中村酒造さんの子。
宮崎県ではないが、この子はどこか宮崎の焼酎に似ているな〜といつも思ってしまう。
米麹には霧島連峰でカルゲン農法により収穫した特殊な米をつかい、
霧島連山伏流水を仕込み水でつくりだしている。
カルゲン米はあまりよく知らないgon麹。また学びにいかねば〜薩摩へ!

さて、中村酒造さんのこだわりは冷却槽にもある。
昔ながらの石作りという年代物は見るだけでも楽しい。
そして年代物でありながら、この冷却槽を使うとやさしく丁寧に冷却できるそうだ。
やさしい味わい、宮崎の焼酎に通じるものがあるのはここなのだろうか……。
といっても鹿児島の焼酎である。

もうひとつの『月の中』は宮崎の西都の岩倉さんの子。gon麹の大好きな焼酎のひとつだ。
銘酒の由来にもなった月中、げっちゅう地区は多くの古墳が現存している農村地帯だ。
のんびりしているその雰囲気は『月の中』を飲んだとき頭に浮かぶ光景と同じ。
時間という概念は自然が教えてくれる、都会で時間に追い回されるストレスを
サッと吹き飛ばしてくれる。

うまずらの煮付けの身をほぐしながら、口にほおりこみ
焼酎をぐびり。

一年半ぶりだというのに、つい先週もきたよな!?というリラックスできる居心地のよさは
さすが『醸し屋 素郎』。

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谷中生姜とエシャレットを自家製味噌で。

厨房をみるとスタッフさんもお元気そう……。
作り手さんの顔は一新しているけれど、味は健在。
自家製味噌は濃すぎず薄すぎず、刺激も少なめのコクのある風味。
ポキッと半分に追って味噌たっぷり。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

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「こんな子もいるんですよ」と店長が教えてくれたのは
浜の番長!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ もとい!

『風の番人』、宮崎県小林市須木のすき酒造さんの子だ。
銘柄の由来は蔵がある須木は九州山脈の山々との間にあるため
秋から冬にかけては風の通り道といわれている。
作り手達は蔵に吹きつけてくる風を蔵の門で上手に迎える仕事もあるとか。
造りの時期には杜氏自らが「風の番人」となることもあるそうだ。
その作業を銘柄につけたらしい。

黒麹のコクある深み、ふわっと香る芋の風味。ストレートだと強さが角餅のように感じるが、
お湯割りにするとプクっとふくれる焼き餅のような粘りのある甘さがでてくる。
ちょっとおもしろき子だ。

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『醸し屋 素郎』のだし巻き玉子も健在。
通常のプレーンだけでなく、チーズ、明太子巻きもあるが、
プレーンであっても十分に出汁がしっかりあるとろふわの食感に
玉子好きとして、合格印! d(⌒o⌒)b

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のんびり昔話や世間話を話ながら、宮田本店の『日南娘』で〆。
瓶の口から香りを嗅いでみると穏やかな芋の甘い香り。
アルコールの刺激もなくやさしい口あたり。
お湯割りにしてもそのやさしさがぶれることはない。
華やかさのなかにある柔らかな甘さがとてもスムーズに舌の上を滑らかに流れていく。
ふかした甘い芋の旨味の川がずぃずぃいいいとどこまでも続く。
宮崎のもつ大地のよさ、光りの味の余韻を愉しむ。

一年半ぶりの回遊先。
また近々すぅうっと泳いでいくんだろうな……。



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DATA)
店名:『醸し屋 素郎』
住所:北区赤羽1-39-8 サアムビル1F
電話:03-3598-5465
営業:月~金 17:30~25:00 (L.O.24:30)
土 (L.O24:00)
休 :日
備考:今年の10月で六周年。焼酎、日本酒、カクテルなどアルコール類のそろいもよい。貸し切りも可。
by gon1442 | 2012-04-18 15:30 | 日本:焼酎 | Comments(0)

お日様がぽかぽかする宮崎らしい焼酎でした。ー日南娘ー

「宮崎の宮田さんがお亡くなりになったようだ」
そんな一報がはいったのが夕方。
嘘だろうと、一瞬言葉を失った。

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宮田育紀さん。
日南娘や銀の星をはじめ、
やさしく、しっとりとした厚みのある宮崎の焼酎を醸しだした
宮田本店さんの社長さんだ。

きちんとお話をしたことはないが、宮田さんとお会いした人からお聞きする
人柄はまさに酒の味そのものだった。

まだ50歳前後だった記憶がある。
早い……早すぎる。
誰もがそう思ったはずだ。

宮崎の酒をこれから引っ張っていかれる方だった。
いつか会おう、次のときご連絡しよう。
造りのことを今度きいてみようと思った自分がうらめしい。

そう、思ったことは即行動しないと、時はまってくれないのだということを
改めて感じた。

宮田さんの死を惜しむように、
節電された東京の夜空は星が今までより多くみえる。
あのひとつに宮田さんがいるのだろう。

今後の宮田本店さんはどうなるのか……。
あの味を継ぐ方はいらっしゃるのか。
そんなことを今考えてもいたしかたない。

しばし……宮田さんの生み出した日南娘を目の前に
献杯。

口に広がる宮崎の酒。宮田さんの人柄……。
香る味をかみしめて

宮田さんのご冥福をお祈りいたします。



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by gon1442 | 2011-03-31 21:40 | 日本:焼酎 | Comments(0)

焼酎の日

11月1日は焼酎の日。
それを知っている、あなたは焼酎好きな方ですね。

さて、ついさきほど、素敵なものを鹿児島から届いた。

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鹿児島の佐多宗二商店さんの梅シャン。冬季限定の1本である。

包装紙をとれば、黄色に輝いた瓶が目の前に。
プチプチちっこい泡が下から上にたちのぼり
クリスマスのイルミネーションのように心をわくわくさせてくれる。
アルコール分10%・エキス15%。
かわいらしい女性がシャンパングラスで飲むイメージができるが
いかんせん、自分はgon麹。
幻想的な雰囲気にはならずじまいになりそうな予感大。



一緒に同封された紙には「冷やしておのみください」という文字が……

ああ……待て……ということだワン。

冷蔵庫でしばし冷やして、もう2,3日たったら、こっそり泡乾杯するか。

今日の焼酎の日は……ほっこり湯割りでのんびりといきますか。

最近は日本酒が多いなと思われた方。
今日ばっかりは焼酎一本でまいりませんか?
昔飲んでいた1本、新しくみつけた1本、棚に眠っていた1本。
各それぞれがいろんな味世界をプレゼントしてくれるかも……
そんなマジックがおこりそうな……11月1日。


焼酎の日。 1年に1回の記念日。



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by gon1442 | 2010-11-01 13:56 | 日本:焼酎 | Comments(0)

新しい子♪ ご対面

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「入ったよ」
このメールで飛んでいくgon麹。

『白金の露 栗黄金』。
酒友がここ1ヶ月ばかり美味しい美味しいと騒いでいる。

木場のつちやさんのランチにお邪魔し、食後のいっぱい(笑)でご対面♪
オレンジラベルの秋らしさがあった。


栗黄金というのは原料の芋の名前だそうで、
生育が難しく鹿児島でもあまり生産されていない珍しい芋だとか。
黄金千貫とその栗黄金をブレンドして作り出された秋限定の酒は酒呑みの間でも話題があった。

一時は途絶えてしまった栗黄金品種を復活させたらしく
稀少な原料らしい。
「輪切りにすると黄色い、夕焼けの色をしてるんだよ」という話に
いつかは生の芋をみてみたい……と思いながら、お湯わりでいただくことに。

ほくほくするような香りが湯気として顔全体を包みこむ。
まるで甘いふかした芋が目の前にあるような感じだ。

期待しつつまずはひとくち。
香りと同じような甘さがするりと喉に流れこむ。

うまい。おいしいと思う。
そしてまるさがある。

お湯わりだけでなく、これなら直燗してみてもおもしろいだろう


ただ……2杯、3杯と続けて飲もうという子でもない。

おいしい。うまいのは間違いない。
芋がもつ旨さも太さもある。

でも……食事をしながらゆるゆるといつまでもご一緒にという子ではない。

どちらかというと、この子自身をじっくりとゆっくりと堪能したいと思わせる、そんな魅力がある。
ある意味、芋焼酎のべっぴんさんというべきか。

しかし、「美人は三日で飽きる」という諺があるように、
ずぅうっと飲み続けてしまうと飽きるかも……という感覚がどこかあった。

たくさんある焼酎。
人それぞれ好みはそれぞれわかれ、趣向もある。

『白金の露 栗黄金』。
gon麹にとってこの子は……。
年に一度の限定酒ならば、
織り姫と彦星のように1年に1度出会える子として
その時期に旬のおつきあいしていきたいな。
ちょっと上品に秋の月でも眺めながら……虫の声をBGMに。

とりあえず、次は……直燗か水割りで新たなべっぴんぶりをみつけよう♪
まだ出会ったのは1度だけなのだから。






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DATA)
商品目:白金の露 栗黄金
蔵  :白金酒造
住所 :鹿児島県姶良郡姶良町脇元1933
URL  :http://www.shirakane.jp/
by gon1442 | 2010-10-20 21:30 | 日本:焼酎 | Comments(0)

おかあさんの味

「お届け物です」
と、届いたのが、熊本産の巨峰3箱。

おりょ、どなたから? と思ってみてみると球磨のおかあさん。

寿福酒造、絹子おかあさん♪

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以前、焼酎本をだしたとき、お邪魔して以来のおつきあいにて、
何かとお便りをくださる、九州のおっかさんだ。

おいしい巨峰はまんまる大きく、酷暑にバテた体がうれしいうれしと悲鳴をあげる。

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絹子おかあさんのつくる焼酎、球磨焼酎は米焼酎&麦焼酎。
最近は復刻の酒“寿福屋 作衛門”を出荷したことで、焼酎ファンを唸らせた。

この“寿福屋 作衛門”は17年間、甕の中で静かに美味さを磨いてきた1985年産の麦焼酎原酒
のみを100%使用したもの。以前発売したときはすぐに売り切れとなり、今年限定販売したものだ。
そのため若干?! いや、それなりのお値段となるが、飲んで正解の焼酎である。

口の中に力強く立ち上がる、香ばしい麦の香りはレギュラー酒、“寿福絹子”より強く、豊かな甘みを感じる。
体全体にふくらむ贅沢な旨みとコク、余韻もあくまでも甘くまろやか。
原料の質の良さと貯蔵の時間の流れ、造りの良さが伝わる。
「この酒は生かロックで呑むとよか」という絹子おかあさん。

そう、ショットグラスでちびりちびりと舐めながらすごす……そんな贅沢な焼酎だ。

あ! そうだ。もう少ししかないけど“寿福屋 作衛門”が残っていったけ……。
ぶどう一房、肴にちびり……

おかあさんの味、いただきます。



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DATA)
蔵名:合資会社 寿福酒造
住所:熊本県人吉市田町28ー2
電話:0966-22-4005
備考:明治23年創業以来常圧蒸留ひとすじのお蔵。蔵見学はできるが5名くらいまで。団体は不可。要予約。
by gon1442 | 2010-07-31 10:45 | 日本:焼酎 | Comments(3)

兄弟の名がつけられた♪お酒

自分の名がついた酒……。
酒呑みなら一度は考えてしまう。
お酒の名称はその蔵の思いが深くこめられている。
このお酒もきっとそんな1本なのだろう。

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『一尚』
小牧醸造100周年を記念して、100年前から生き残る麹菌を使用した焼酎だ。
名の「一尚」は、いっしょうと読む。
ご長男「一徳」さんと次男「尚徳」さんの名前から付けられたもので、
「一尚=一生」の付き合いができるような美味しい焼酎という願いも込められているそうだ。

100年前の麹菌はイヌイ系黒麹菌、酵母が一九〇九江戸酵母。
なにやら文献にでてきそうないかめしい名前がつく麹類はいったいどんな味を醸しているのだろう。

目をとじて、口を近づける。
すると「お!小牧だ」と思える厚みを感じる芋の味わい。
しかも喉越しもキレが良く、夏でもお湯割りでクィッといけてしまう感じだ。

小牧兄弟はイケメン兄弟であるのは焼酎世界でも有名。

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兄の一徳さんはどこか博識あるインテリ系のやさしそうな雰囲気で、ついにんまり。
弟の尚徳さんは女性なら必ずふりかえる、ヨカニセでついつい目がハート。

おっと、話が脱線してしまったが、
ヨカ兄弟で、しかも酒造りに対しての思いは熱く深く、目標は高い。

昨年、お邪魔したとき
「おいしい酒ってどんなもんだと思います?」と弟の尚徳さんに聞かれたことがあった。
「飲みたくなる酒。安心する酒。興味関心をくすぐる酒。楽しい酒」と答えると

「空気みたいに常に身近に、いつも飲んでくれる人の側にある酒を造り続けることなんですよね」と
彼はいった。(酔っぱらっていたけれど……)


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お兄さんの一徳さんは、焼酎の本をつくるときにお世話になった人だ。
「昔からの味をそこなうことなく、旨さを進化させたい」ということを語ってくれた。

兄弟どちらも自分の蔵の今をきっちりみつめ、未来をきちんと考えていた。
酒呑みとして、うらやましくもあり、うれしくもあった。


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小牧醸造のある場所は川内川のすぐ側。
川内川の流れによって削られた岩々が美しい「轟(とどろ)の瀬」とよばれる地元では有名な景勝地だが、この川は荒れくれ川であり、よく氾濫をおこす。
何度も蔵もこの荒れくれものによって水没していた。
それでもこの場所は離れられないそうだ。

小牧伊勢吉氏にお会いしたとき、「どうしてこの場所から離れないのか?」と質問をしたことがある。
すると伊勢吉氏はこういった。

「ここ以外でどこで酒造りをする?」

この一言が小牧醸造のすべてをそしてこれからを物語っている。



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DATA)
蔵名:小牧醸造株式会社
住所:鹿児島県薩摩郡さつま町時吉12番地
TEL:0996-53-0001
FAX:0996-53-0043
http://www4.synapse.ne.jp/komaki/
by gon1442 | 2010-06-15 19:08 | 日本:焼酎 | Comments(2)

新たな挑戦の味

赤羽の醸し屋素朗さんにお邪魔したときのこと。

「こういうの入りました」とだしてくれたのが
西酒造の薩州宝山だった。

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西さんのお酒をいただくのは久しぶりである。
焼酎を浸透させた立役者の蔵として、宝山シリーズを知らない焼酎ファンはいないだろう。
gon麹もよくお世話になっていた。

近頃はいろいろなお蔵のお酒を飲むようになり
西さんの子から遠ざかっていたが、これもなにかの縁か。

この「薩州宝山 三段仕込み」は初めましてとなる。
発売は今年の4月28日というニューフェイス。

通常の比率より麹歩合を少なくしたようで、
原料の芋を三段に分け、ゆっくりと発酵させるという手間かけて育てた子。
噂だけは聞いていたので、よき機会。
久しぶりに西ワールドを堪能酎。

特徴としては芋焼酎の芳香な香りがたちあがること。
西さん独特のスマートな芋の香りがあり。
お湯割りになるとその香りがちらりと光る。

西酒造では原料米低温倉庫と精米所を完成させ、芋、米、水の原料に関わる全てを、農業生産者レベルから完全に管理する体制を整えたそうだ。
仕込水には『宝名水』。

完全に管理された原料。造りの正確さ。狂いのない温度管理。
口のなかの甘み。そして舌の上に感じるとろりとした円やかな飲み口。
後味も柔らかくスッキリとした美味さは心地よい余韻が残る。

これは今までにきづかなかった西さんの味。

今年は限定出荷だが来年から通常出荷。

西陽一郎氏と蔵の思い
「西酒造の新たな挑戦。土に感謝。 人に感謝。 心に感謝」

たのしめる1本がまた増えた。



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by gon1442 | 2010-05-18 14:09 | 日本:焼酎 | Comments(0)

願いはかなう。

願いはかなう。
そう思う瞬間はいくつもある。

またひとつ願いがかなった。


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一杯いただいた後

出会えたのは……

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その一杯の造り手。

この出会いに感謝。

願いはかなう。さ、次は……。



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by gon1442 | 2010-01-23 23:27 | 日本:焼酎 | Comments(4)

大黒天からの?おすそわけ!!


2010年寅年、薩摩土産と讃岐土産のぶつぶつ交換する場所として
今回お邪魔したのが赤坂のうまき処と「赤坂 まるしげ 夢葉家」。

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あいかわらず大盛況です。

扉をあけると小久保店長のほがらかな顔が♪
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
七福神の大黒天のような縁起のよきお顔。
今年も酔い出会いがありそうです。(^_^)v

予約したテーブルにはすでにW老師の姿が。
出遅れました(^_^;)すみません。
そして机の上にあったのが!


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 万膳酒蔵さんの「山小舎の蔵 真鶴」。

おりょ?このラベルにこのスタイル。
みたことなーい。と興味津々のゴン麹。
「飲んでみてください」という言葉をきくまえに、ショットグラスに手がのびていた。

いつもいただく「真鶴」の清冽な味わい。でありながら、旨みの実は果実が大きく育ったように大きく、濃厚。

「これは……。これが真鶴の真の世界の結果なのかも」と驚く。

「おいしいでしょう?これはたまらない世界だよね。異世界。ラベルも昔のもの。どれだけ育って(熟成)してるんだろう」

遅れてきた呑み助さんも、開口一番のひと口」
言葉なく、無言でスルスル……。飲みすぎじゃああ!とグラスをとりあげたとき
テーブルまわりをうろうろしていた小久保さんが
「もういいですか?」と真鶴をひきとった。

お!これ、お店のお酒でしたか……とW老師をみると、にんまり。

「先ほどから小久保君が心配そうにうろうろしていましたね。ゴン麹にもっていかれるんじゃないかと心配だったんでしょうね」

( ̄▼ ̄|||)( ̄▼ ̄|||)あは。え?自分のイメージって ( ̄▼ ̄|||)( ̄▼ ̄|||)

ショットグラスにのこった「真鶴」。
これはもう早いモノ勝ち! 
呑み助3人衆の目はきらりん。
ヮクリ(°心∀°)ヮクリヮクリ(°心∀°)ヮクリヮクリ(°心∀°)ヮクリ

激しいバトル!勃発


と、いうこともなく、仲良くちびちびまわし飲みで宴再開です。

まるしげさんのお料理はとにかくおいしい。
ボリュームもほどよい量で、ゴン麹にはありがたーい場所。


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胡椒がぴりりと効いたポテトサラダはメニューのなかでも上位人気のひとつ。

3人ともお好みの焼酎や泡盛、オーダーし、お料理をつつきます。

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キモの濃厚さが絶妙なかわはぎのキモ合え。お酒がかなりすすみます。


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豚頬肉を塊で焼いたほっぺ丸焼きは香ばしさ抜群。
かりかりした皮の食感もたのしく、もちろんおいしい。

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菊菜とパルメザンチーズの野菜はバルサミコ酢で。(菊菜=春菊)

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ジャガイモde カルボナーラは皮付きのほくほくジャガ。
寒い冬はやっぱりジャガイモ料理は間違いありません。

おいしい料理においしいお酒。楽しい仲間が集う場所。
どのテーブルも満面の笑みで楽しそうな時間が流れています。
大満足の幸せいっぱい。
お店にくるだけで笑顔になる場所って
人も酒も食にとってもうれしいことですね。

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@ホットペッパーより借用

大黒天が見守る「赤坂 まるしげ 夢葉家」。やっぱり酔い空間です。



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by gon1442 | 2010-01-14 13:04 | 日本:焼酎 | Comments(2)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


by gonpanda
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