ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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幻の酒米

滋賀渡船6号


決して、観光船の名前ではない。


酒米である。

この酒米。
明治から昭和の中ごろまで、滋賀県で栽培されて一時代を築いたものの今では幻の酒米といわれているもの。

ただ、草丈が高く倒伏しやすい、病害虫に弱いという優等生病弱タイプ(失礼)でもあるので、
栽培が難しいといわれ、なかなか造る人がいなかった。

その幻の酒米を2004年より、滋賀県が県ぐるみで
復興させている。
まるで、『夏子の酒』のように。

農業技術振興センターはまず、種子50グラムを譲り受け、種子確保をした。

翌年には東近江市大中町の沢昌弘さんの田で本格栽培に成功。
県内の酒造会社へ試験醸造用酒米としても供給された。

2006年には、県内の醸造会社8社と契約し、約5ヘクタールで栽培して
それを原料に新酒を仕込んでいる。

この酒米醸された酒は、
滋賀県の北島酒造さんで誕生した
御代栄 純米渡船

幻の酒米_c0059278_134314.jpg


ふくよかな味わいでありながらさっぱりとした酸味がある米の旨味をたっぷり残る切り口と評価は高かった。

そして清酒 『旭日』 で知られる愛荘町の蔵本 、藤居本家。
『俺は、君のためにこそ死にに行く』の映画PLボトルとして世にでている。
そして、滋賀渡船六号
きりりとした端麗さは飲みやすく、
人気のある大吟醸だ。

幻の酒米_c0059278_13231949.jpg



そんななか、今年。もう一蔵。
この滋賀渡船6号で新たなる酒を醸しているのが
平井商店。
万治元年創業の大津市では老舗の酒蔵。

店主であり、杜氏である平井平八郎さんが2月の絞りに向けてラストスパート中なのだ。

幻の酒米_c0059278_1394699.jpg

@平井商店HPより

この2月。日本酒世界にまたひとつ
旨き酒が誕生するのである。

あー。待ちどーしいいと酔い話に花を開かせております。



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蔵元:北島酒造
住:滋賀県湖南市針七五六番地
電: 0748-72-0012
URL:http://www.kitajima-shuzo.jp/


蔵元:藤居本家
住:滋賀県愛知郡愛知川町長野1769
電:0749-42-2080 
URL:http://www.fujiihonke.jp/

蔵元:浅茅生醸造元 有限会社 平井商店
住:滋賀県大津市中央1丁目2の3
電:077-522-1277
URL:http://www.biwa.ne.jp/~asajio/
by gon1442 | 2008-01-05 13:23 | 日本:日本酒

酒呑み&放浪虫一匹がおいしいの酒を飲むために東西南北奔走。フリーランスのライターでありその正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹。焼酎ストーリーテーラーになるべく今年は学びの年。島々にも出現いたします♪


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