ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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新橋で静かに・・・食と酒と会話を楽しむ

をん


吉祥寺の『わ』のミツさんから
「他にも店舗あるでー」と教えてもらい、気になっていたのが、
新橋の『をん』。

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ちょっと出かけてきました。




兵庫県出身、京都修業のご主人のお任せコース7000円のみという
一種、一見さんお断り~雰囲気のあるお店。
あ、でもそんな、畏まったものではなく、
やはり座席数のことや、仕込みのことを考えて、要予約のお店なのです。
※22時からは、アラカルトもでてきます。

「自分ひとりで全てしきりたいので、このサイズ、このサービスになりました」というご主人。
季節の味覚を、見事な手仕事で、小鉢や椀物、焼き物と、どんどんお料理は作られていきます。

先付けにいただいたのは、湯葉あげ。
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東京では珍しいですが、関西、特に京都では有名ですね。
豆腐の旨みが凝縮し、甘味もしっかりとした湯葉をぜいたくにもぶ厚く食べられます。

ビールを注文すると、いまにも割れそうな薄いうすはりグラス。
グラスをとおして、唇や舌にビールの気泡や滑らかさが伝わり、
美味しさも倍増するグラスですが、もう割りそうで割りそうで、ヒヤヒヤもの。(^_^;)

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ホタテの刺身。
肉厚ホタテも食べ応え十分。

しかもこの小皿。よくみると高台がついておらず、箸を傾けるごとにゆーらゆら。
一瞬酔っぱらっているのかと思いました。
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お任せコースなので、次は何がでてくるのか・・・と楽しみ感さえあります。

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しかも・・・器がすべて、骨董ものというすごさ。
酔えません(酔いますが・・・)。

お料理を楽しみながら、器も楽しむ。
京都らしい、心の食事も堪能できるのです。

ちなみに、この器、酒器類。すべて、ご主人のもの。
お店を開く前、修業時代にコツコツ集めたようで、
ようやく、日の目をみることがでいた器ですと喜んでいました。

食べるほうは、割らないように・・・壊さないようにとまだ、真剣です。

そろそろ焼酎を呑もうと・・・今回お願いしたのは
丸西さんの白麹。こちらはお初にお相手シテいただく一本です。

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丸西焼酎合資会社さんは「むかしむかし」や「酔囲」など
芋焼酎を造る大隈半島の志布志湾沿いの有明町蓬原にある
看板も何も無い小さな小さな焼酎蔵です。

まだ、一度もお蔵訪問できていないため、でかけたーい蔵元の一つです。

なによりの特徴は、ほとんどの銘柄が少し甘めな味わいとやさしい。
黒麹であってもパンチ力のなかに、ほんのりと醸す、芋の甘さが舌の上に残ります。

なにより、ラベル。シンプルなデザインでありながら、どこかポップな・・・
焼酎ラベルのなかでも、ちょっと特逸している一本です。

その丸西さんをお湯割りで・・・と注文すると、

お選びくださいと出されたのは錫のお猪口。
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いろいろある形は、手作り感たっぷり。
しかも錫猪口でなんて呑んだことありません。

どれがいっぱい入るか!
もう、それだけで、選ぶしかないgon麹。
丸めの手乗り感がよい子をチョイスしました。
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お湯割りも、日本酒用のお燗とっくりをうまく湯煎してくれます。

この後もご主人のお任せメニューは、ナイスなタイミングででてきます。

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ぷりぷりした雲丹刺し。

兵庫県明石市の塩をまぶし、炭でじっくりと焼き上げた鰆。
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この鰆。身は大きく、しかも白身の淡泊でありながら、脂がしっかりまわっていて、
口のなかは鰆の香ばしい香りと旨みで万歳状態。

骨もなく、きれいに食べ終わると、清水焼きのお皿にはちょこっともう一匹の鰆が。
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味すぎます! 小粋すぎです。



口のなかが脂っぽくなってきたら、
すのものの登場です。
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そして、酒の肴に最高のからすみ!!
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ポリポリと手で食べ始め・・・るということは・・・

あああ。酔って候
同行した知人も酔って候。誰も止められません。(^^;)

そして、今回、今年初ものをここでいただきました。

秋といえば!コレでしょう。
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松茸

松茸の天ぷらなんて・・・贅沢すぎます。
でも一口でぱくり。
繊維がプチプチと切れていくのを感じつつ・・・ごくり。

今考えれば、もったいないのですが、食欲の赴くままに・・・食べておりますgon麹。


天ぷらのあとは、つるむらさきせりおひたしが。
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ほんと、野菜、魚などバランスよく、そして口のなかがいつも美味しい状態にしてくれる
ご主人の凄さ。
京都料理人という奥深さには感服しました。

「〆は海老炊きあげご飯です」

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と、目の前でかき混ぜだしてくれたとき
お腹はすでにそのご飯のことで精一杯。
はやく食べたいものだーとギャル曽●さんの気持ち。よくわかります。

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かつおこぶみざんしょうきゅうりもはいって、香ばしさはもちろん、さんしょうのピリリ感が
味をひきしめてくれます。

「一人前あまりそうですが、どうしますか?」の問いに

もちろん、食いしん坊gon麹は
「お土産にしてください」のひとこと。
知人あんぐり。ご主人、大笑い。 

きちんと次の日の朝ご飯。お茶漬けに変身いたしました。
証拠写真↓
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最後はご主人の手作り甘味も付き
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まさにはじめから終わりまで
身も心も満たしてくれる逸品コースです。

この旬を味わいに、何度でも足を運びたくなるお店であります。

そして、最後にジィィィンときたのが、湯飲み。
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なんと金接ぎされているじゃありませんか。
金接ぎはご主人自ら、されているそうです!!!感動です。
この湯のみ。江戸時代後期のものということで。
おぉ!!平成とお江戸の時間が今、私の手のなかでクロスーしてるーと
はしゃいでしまいました。
骨董文化って、やはり好きですね。いろいろ想像がふくらみます。

そろそろお開きに・・・というとき、お客さんがはいてきました。
そう。これもご主人の心づかい。
お客さんが心ゆくまで楽しんでもらえるように
かち合わないような予約のとり方をしているようで・・・。

しかも予約客と客の間の椅子は使わず、
実際は3組くらいしか、22時までのお任せコースは食べられません。
凄すぎる・・・。この気づかいも京都の食文化なんですね。 

ごちそうさまと出れば、
外までお見送りしてくれます。

また行きたいと憧れさせてくれる「をん」。
品よく、味うまく、酒うまく、そして歴史を楽しめる極上の一軒でした。

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DATA)
住:東京都港区新橋3丁目11-5 新橋グランディアビル1F
電:03-3432-8338
アクセス:各線 新橋駅JR鳥森口出口より徒歩2分
営:17:00~22:00/22:00~01:00
休:日曜
備考:数に限りがあるので予約が望ましい。全席禁煙席
by gon1442 | 2007-09-23 07:12 | 日本:焼酎 | Comments(2)
Commented by 梅太郎 at 2007-09-27 20:52 x
 こだわりのお店、1度は行ってみたくなるいいお店ですね~
 錫の酒器を欲しい今日この頃なのでいいな~ またお猪口を選べて割り水燗を出してくれるなんて粋ですね!
 雲丹も量がありおいしそう~
Commented by gon1442 at 2007-09-28 14:51
>梅太郎様

雲丹はとろけるようなうまさで・・・笑顔がたえることはありませんでした。

ぜひ、足運んでみてくださいね。

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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