美味い酒あれば、粋な大将あり!
私こと、食いしんぼうgon麹。
仕事柄? 居酒屋探訪はあちこちしております(プライベートが多い)。
が、そのなかでも5本の指にはいる旨い肴をだしてくれるお店を今回ご紹介。
台東区 浅草 橋口
白木のカウンターが光る店内。
顔をだすと、カウンターのなかの大将の品のよい声が聞こえてきます。
「いらっしゃいませ」
江戸風情が色濃く残る浅草の一角にある鮨屋、橋口は
ひょんなことから、親しくしていただいている呉服関連の知人に紹介していただいたお店です。
鮨屋でありながら、酒飲みの心をしっかりとみてくれる大将。
カウンターに座ると、本日仕入れてきた、粋のいいネタをバランスよくだしてくれます。
いわゆる お・ま・か・せコース。
今回、まずだしてくれたのが
くじらの刺。
ほおばるとじわっとわいてくる良質の脂。
わさび醤油がその脂をスマートなバランスに整えてくれます。
ビール二杯終えたら、今回のお相手は
池の露。
「お湯割りですね」と大将。
常連さんでなくても、一度きたお客の好みや癖を覚えているその心がけは
いつも驚きです。
握りはあとで・・・ということで
次にだしてくれたのが、卵焼き。
ふっくらとした舌触りで上品な甘み。
丁寧な仕事が感じる卵焼きは、ある意味、ひとつの芸術品。
ヤマイモ、卵白、芝エビのすり身をつなぎにつかっているそうで、
一時間かけてじっくりと弱火で焼き上げるとか。
美味しいものには時間がかかります。
ココは鮨屋か?と思えるくらいでてくる肴。
次は熊笹にくるんで焼き上げた雲丹。
生の雲丹とはまたちがったプリっとした噛みごたえでありながら、下の上でスゥーと溶けていく
雲丹の香り。熊笹の青い香りもまた、食い心をくすぐります。
薄くスライスしてあわびは
口にくわえたら
コリコリたのしめる食感とあわび本来の甘さが広がります。
「そろそろ握りますか?」
いい気分で飲んでいると
大将のかけ声。
ちゃんとお客の食事の進行をはかりながら
ナイスなタイミングで合わせてくれるのです。
だからこそ、gon麹の5本にはいる名店なのです。
焼酎は数本。そのときそのときに酒屋さんがコレだというものを持ってきてくれるそうで、
今回は
佐藤白、池の露、九代目がカウンター上に並んでいました。
もちろん、日本酒もワインもあります。
鮨を握り、それに合う酒を提供する。これが橋口に心なのです。
本当にいいお店なので、
しっかり紹介したい・・・!
が、あえて、お店側の意向により
電話も住所も教えられない現実。m(_ _)m
すみません。どーしても・・・という方。
直接、gon麹までご連絡ください。(^_^;)
ヒントは浅草、雷門に近い。しかも南方面。橋口と上品な看板がでています。
ほんと、ここへ訪れると、浅草のお江戸風情を楽しめる、まさに大人の食い処です。
いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします
DATA)
橋口
営 11:30~13:30(LO)、17~21:30(LO)
休 日祝
席 16席
備考:テーブル席もあり。ビールは700円。