新年、ことし一杯めはここで始まる。
東京浅草。
浅草寺に参拝し、
神谷バーへ。
神谷バーに出かけたのは2度目。
新年早々、そんなに人はいないだろうと扉をあけると
中は老若男女がワイワイと盛り上がっている。
ここは不思議なバーだ。
ヨーロッパ風のようで日本風のようで。
壁の素材は煉瓦。使い古した木のテーブルが幾つも並ぶ。
見わたせば、さりげなく? 飾られた小物やポスターが
懐かしい雰囲気を醸しだし
ホール全体をゆるやかな空気が流れている。
さて、ここで飲むのはもちろん、電気ブラン。
今回は40度の電気ブランオールドを注文。
刺激的なアルコール度のなかに40度ならではの甘みがひそんでいる。
一口含むと喉の奥にパワフルなパンチを覚えるが、キックが弱い。
飲みやすい甘さについ、クイクイといくと……。
いきなり顔がポッポッポ。
顔が電球になったように火照り、赤くなる。
突然酔いがまわる。
チェイサー代わりのビールを飲んでも
この火照りは最後まで続いた。
つまみはサラダで。
BGMは客。
客とバーテンダー、ウエイターとの笑い声で
2006年新年一杯目が十分に美味しいと思えた。
神谷バーのことは神谷バーとはにて。
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