ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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旨い肴には旨い酒

思いもよらず出会った美酒


思いもよらず美酒や旨い酒に出会う・・・・・・。
これが酒呑みにとって最高の出会いとなりうるのはいうまでもありません。




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今回はここ。



東京都渋谷。

日本でも有名な街のひとつで

若者の街というコピーまでついていますが、

案外、酒呑みにとって 「うまーい」というお店もゴロゴロしているのです。

もちろん、隠れ家という名のもと本に掲載されているお店もごじゃんと!(いっぱいという意)ありますが、やはり本当に美味しいお店って・・・・・・。

ネクタイを外し、上着を抱え、汗をカキカキ訪れる、通称オヤジと呼ばれるおじさま達の後に付いていくのが一番手っ取り早い!
(おじさま方、申し訳ありません。羅針盤にさせていただいております)

今回のお店の発見も、当初、目をつけていたオヤジ(さん)の後を友達とつけて(ストーカーではない!)知った一軒。

魚屋さん? というイメージで来店して早3年。
久しぶりに、渋谷界隈を歩いていて、ここの魚を食べてみたいなーと思い
立ち寄りました。


ここの目玉はまずはコレ。

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厚焼き卵。注文してから十数分。

厨房奥でおやじさんが幾つもの卵を割りつつ、
脂をひいた鍋で焼き上げてくれます。

焦げ目もなく、黄金色(美しい黄色)ででてくる卵焼き。
これをお通しかわりに食べる常連さんも多いようです。


目的のひとつ!卵を食べつつ、嗜好して嗜む酒は・・・・・・

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このなんとも妖艶なラベル。
たまりません。

うえぞの植園酒造でつくられた一本。
芋焼酎王国・鹿児島県の北部、薩摩郡宮之城町あります。

宮之城町は「竹の里」としても有名です。

「園乃露」(といえば、わかる人が多いのではないでしょうか。
自分にとって「夢鏡」が植園酒造の焼酎としてよく飲んでいます♪
(日頃からお世話になっております)

うえぞのは「山川紫」という紫芋をつかった芋焼酎。
ひと口に「紫芋」と言ってもその品種は数種類ありますが、
この「山川紫」という品種は最も原種に近い品種。
肉の色合いもひじょうに濃い紫芋を呈し
ポリフェノールのアントシアニンを多く含んます。
(アントシアニンは、活性酸素を抑え、肝機能を向上させる働きあり)
そのためなのか、口にした瞬間、
甘いフルーティーな香りが口のなかに充満。
何度口にしても甘い。きっとストレートなならもっと甘いんだろうなと思わせるくらい
まろやかな生クリームのような甘さです。
もちろん、味の濃さはしっかりとボリュームがあります。
いつものようにお湯割にしたけど味の甘さは全く崩れていません!
カドカドしさのない柔らかな飲み口。
風味が心地よくてついつい飲み過ぎてしまいそう・・・・・・。
まさに酒呑みにとって魔性の酒♪
ロックでもキリリとした甘さが楽しめるでしょう!


うえぞのを飲みつつ・・・
テーブルにあがったのが、秋の季節にぴったりの

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なすのぴりから煮。
秋なすの旬のうまみが凝縮し、みずみずしさは今だから味わえる食感。
皮が薄く、実が充実していておいしく、出汁がしっかり染みこんでいます。

なすの美味さとうえぞのの甘さがうまく絡まるこの至福。
飲んだもの、食べたものしかわかりません!


周りのお客さんもみんなニコニコ。
各々の酒を片手に宴の花が咲き乱れています。


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厨房には長年培ってきた炭焼き場もあり、
カウンター席に座ると、炭火でジリジリやきあげる焼き物を見ることができます!
そこで!
頼んでみたのが金目鯛のカブト煮!
(なんで焼き物じゃなーいとつっこみが聞こえそうな予感。でもカブト煮が食べたかった・・・・・・ゴン麹のワガママ)


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魚のあらって、魚のなかでもかなりの旨い部分。
身の部分に劣らないうまみがあり、しかも安く手に入るのでとても経済的なの、台所にたつ人ならよーくご存じの素材。

出汁がしっかりと骨の隅々まで染みわたり
甘辛さで味の輪郭が際立ちます。
ほお肉をはじめ身の奥までしゃぶりついたくらいうまーい!
酒がすすむ旨さです。

そこで、次なる酒をキョロキョロしていると
オススメしてくれたのが、


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この焼酎の造り手は
あの3Mにはいる魔王にたずさわった杜氏前村 貞夫がつくりだした1本!

東酒造は大正4年創業され、年間生産量1000石の蔵元。
水にこだわり、自然と共に歩み続ける酒造りをモットーとして、
優しい・美味しい・体にいいという3大いいの焼酎造りを心がけている蔵元です。

ここの特徴は5種類の原酒をブレンドし造られるところにあります。
日本に一台しかないといわれているブレンド専用装置
杜氏前村貞夫氏、4代目を引き継ぐ大迫重孝氏による巧みな技術が、
東酒造の焼酎を造りだしています。

う~ん、いってみたい。いこうかな・・・・・・。

ちなみに、「寿百歳」という縁起のいい銘柄は東酒造先代が90歳の時「100歳まで現役で行こう」と作ったもの。 
先代は102歳の天寿を全うされたのことで、実にめでたい焼酎といわれ、お祝いの席等で喜ばれるものだという話もあります。
確かに飲めば飲むほど長生きできそう。
酒は百薬の長というのはこの酒のキャッチ! と断言できるかもしれませんね♪
仕込み水には銘水、大重谷原水。 
アルコール度数は25度で一升瓶、五合瓶の他に、業務店縁起物用の二升半瓶があります。
これにも升升半升・・・益々繁盛の意があるようで、なかなか遊び心のある曲者な蔵なのです。

生で飲むと、口に含んだ感じは意外とさらっとした味。
そして後味に甘さがジワッと広がってきます。
軽やかな芋の芳香が立ち上がり、余韻はまさに霞のよう。

ロックだとこの軽やかな中に甘さが引き立つのではないでしょうか。
甘く爽やかな香気がきっと際立ちそうです。

水割りにするなら、前もって割り水したものを使いたい。そしてそれで燗するーときっと華やいだ味わいが手にはいるはず。あぁ・・・・・・想像しただけで、よだれが・・・・・・・。
今回はもちろん、お湯割りにて頂戴しました。
甘さが引き立ち奥行きのある味わいが口を占領し、
旨きひとときが体中を駆けめぐって、時間がゆったり流れていくように感じます。

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東酒造の酒には他に克 、薩摩の風があります。こちらもおすすめ。


いいあんばいで酔いもまわることが宴の最高の盛り上がりのとき。

ひとりで飲むもよし、友と飲むもよし、仲間と飲むもよし。
楽しい、美味しい宴のとき、1本、これうまいなーと思う酒があれば、
さ・い・こ・う です。

ここ浜ちょうさんも店内は時間が深くなるに連れて、
カウンターもテーブルも人でいっぱい。
もちろん、オヤジ(様)を中心に若い女性もちらほら。
奥座敷にはなんと外国人の方も。
(上手に箸を使っています!)

それでも常連さんはカウンターの席があくと、
「そっちに移る・・・・・・」と少し赤ら顔でマイグラスをもち(料理は店にお任せ)大移動。
う~ん、さすがです。自分の定位置を既にお持ちとは(ー^)。

あったかい雰囲気のなかで楽しく飲んだ酒は、ぱらつく雨も気にならず、
みな、傘を持ちつつささないで・・・・・・(忘れる人もいるけど)
帰路についていきました。
もちろん、〆の言葉は
「ごちそうさまー。またくるね」

うん、まさにこの言葉。
酒場にふさわしいひとことだと思います。

それにつられて、自分もひとこと。

「おいしかったー。またきまーす」




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住:渋谷区道玄坂2丁目7-1
電:03-3496-0007
営:17:00~23:30
休:日祝





備考:築地からの仕入れた新鮮な魚介が味わえる和食店。旬の魚の旨みが堪能できる「刺身盛合せ」の他、地鶏玉子を使った「だし巻き玉子」もボリュームがあっておいしいと大人気。注文後に作るので香り豊かなあつあつを食べられる。もちろん、カウンターの備長炭で焼く「焼き魚」もおすすめだ。



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by gon1442 | 2005-10-10 08:42 | 日本:焼酎

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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