ないなはないな?<宮崎弁>
東京 赤坂のとある居酒屋さんにて・・・
なんじゃ?というお酒に遭遇。
名前が見当たらない一升瓶に・・・
お店の人に・・・質問。
「これなんですか?」
「あ、ないなです」
ないな???
そういえば・・・後ろのテーブル客が
「ないなはないーな?」と叫んでいましたっけ。
早速試してみました。
「ないな」とは宮崎県の方言で、
何だろう・はてなという意味。
ないなって何だろうと思っていた自分。
ないなってないな?と地でいっていたんですね。
してやられた・・・とおかしくなります。
このないなは
宮崎県、明石酒造のお酒。
それをしって、同席していた知人も目が・・・・・。
(宮崎出身でしょうがーとつっこむ)
造りは常圧蒸留の芋焼酎に少量の米焼酎をブレンドされたもので
スッキリとした口当たりと、まろやかな甘み、
華やかな香り、優しいのみごこちを感じられます。
まろやかさがたまらない!!
初心者でも飲みやすい焼酎です。
20度の宮崎の芋焼酎世界のなかで
25度というのも驚きです。
ちなみに、なぜ宮崎が20度かというと・・・
戦後、沖縄から宮崎へ多くの人が移住し、
その沖縄から移住した人たちが密造酒、つまり“ヤミ泡盛”をつくり始めました。
当時は米がないので芋醸造。
当時泡盛は基本20度だったので、
移住者たちも20度で芋焼酎を生産。
この“ヤミ泡盛もどき”が県内で飛ぶように売れたのです。
政府は宮崎県だけ特例で税金の安い20度焼酎の販売を許可し、これが“宮崎の焼酎”になったというわけです。
さて、もとももどって・・・
このなんなの一升瓶には細い紙が貼ってあって何か書いてあるのですが、
よく見えず、不思議な焼酎だと瓶を前に首をかしげることしばし。
すると後ろにいる常連さんが口々に「ナイナだ」「うん、ナイナだ」「いいねえ」と騒ぐ。
瓶の栓をぬいたとき、あまり芋の香りはしないのに
お湯わりにした途端・・・大輪の花が咲くような芋の香りが・・・ぷ~んと。
こりゃ、やられた。。。。。。
芋香を抑えているわけでもないようですが、とても不思議な芋焼酎です。
香りがきつくないぶん、キンキンに冷蔵庫で冷やして飲んでみたいかも。
きっとよりまろやかにとろっと飲める予感大です。
早速、ないなを手にいれるため
放浪しなくては!(←そっちかああああ!)
明石酒造は明治24年の創業の蔵元。年間五千石の焼酎を製造しています。
ないなの他にも明月、ほまれなどいろいろあるので、
地元ファンの他にも全国の宮崎ファンが憧れている蔵元のひとつです。
かくゆう、自分もその一員に入ってしまいました。
この秋、ちょっとぶらりいってみましょうか。
■明石酒造株式会社
えびの市大字栗下61-1
問合せ/TEL.0984-35-1603
※工場見学については、事前に電話で申し込みが必要
ないなを飲めるお店として
ぜひ紹介したいのが、東京赤坂にある、あん庵。
みすじ通りに、黒格子で囲われた佇まいは風流で、
入口両側のショーケースには、竹林と光り格子が飾られています。
店内に入ると全席掘りごたつ式。
照明を取り入れたカウンターを中心に個室風の席が取り囲んでいます。
各部屋にはそれぞれテーマがあり、その日の気分気分で楽しめるという趣向あり。
看板メニューの”できたて豆腐”は、こだわりの国産大豆100%の豆乳・にがり・八溝山の天然水を使い、まろやかで今までの豆腐とは一線を画する出来上がり!
海苔や酒盗、塩などの薬味もいいのですが、
そのまんまで食べるのが○。
豆独特の甘さが口のなかにふくらみます。
他にも大山地鶏をつかった料理も多く、紀州備長炭と厳選天然塩のブレンドで焼き上げて風味豊かさは口からよだれが滝のようにしたたりおちる美味さです!
軍鶏のたたき ユッケ仕立て これも新メニューながら、大人気!
なにより驚いたのが!
このメニュー。
ここであるのかとうなりながら口にぱくり。
沖縄本島の海ぶどうということなので
天然ではないから、美味しくないかも・・・と思っていたら、
そうあらず。
今が旬?なのか、海ぶどうのぷちぷちがはちきれそなほとの食感は
まさに
うまいさー
お気に入りのお店がまたひとつ。
みっけたといううれしさとなんなという焼酎を知ったという
喜びに浮かれた宴になりました(ー^)。
あん庵 赤坂店
住 東京都港区赤坂3-10-14
電 03-5549-2527
営 年中無休(年末年始を除く)
11:30~14:00(土日祝日を除く)
17:00~翌0:30(月~水)
17:00~翌2:00(木・金)
16:00~23:00(土・日・祝)
追伸:ここのあがりにはこれがつきます!これは驚き!!
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