温ビールでもうまい!!!讃岐麦酒
暑い夏。
今年の四国も
やはり水不足。
四国を旅すると
体もやはり水不足。
そんなときには???
四国4県のひとつ。香川。
昔から讃岐とよばれ、今はうどん王国と呼ばれています。
喫茶店よりうどん屋の数が多く、
おいしくない店からこれは絶品、さすが讃岐といえる店まで
数百店(千は超えてないとは思うけど・・・調査不足)。
ずらりそろっております。
もちろん、うどん屋さんには
うどんの他にも飲み物メニューというものがあり(どこでもですが)
酒もあります。そのなかで・・・
「さぬきビール」という項目をだす店が最近増えてきたのです。
これはゆゆしき事態。
ゴン麹として見逃すわけにはいきません!
早速、さぬきビールなるものを探しに四国へ上陸!してしまいました・・・。
なかなかみつからない・・・ということもなく
すんなり空港で発見・・・。(^^;)。
そこで即購入して早速味見を・・・しちゃいます。
あっさりと冴えのあるフルーティーな味。
香りも少し華やかなでビール独特の苦みはありません。
味わい、風味も3種類あり
カラメル麦芽を使うとともに独特の技法で仕上げた香ばしい香りと深いコクのアルトタイプ。地ビールにありがちなしつこいあまさではなく、穏やかで上品な感じです。
ケルシュタイプはあっさりと冴えのあるフルーティーさがウリでしょう。鼻に抜ける軽やかな後味は飲みやすさを誘います。
カラメル麦芽とロースト麦芽をふんだんに使った本格派のドイツ風ビールのスーパーアルトはビール党にとって飲み逃せません!少し後味にざらつき感がありますが、それもまた美味。
どのタイプもアルコールは約5~6.5%。
ほどよい刺激を喉に与えてくれます。
さぬき上空でもう一度飲んでみようと
おみやげに缶ビール1本もって飛行機へ。
しかし
フライトしてまもなく・・・
さきほど飲んだビールがいいように体内を巡り・・・
スーと夢のなか。
羽田へ着陸したもの音で・・・起床。
う・・・ん。計画が未遂におわってしまいました。
この「さぬきビール」を作っているが
香川県香南町にある 香川ブルワリー。
隆祥産業株式会社の工場です。
高松市に近接した香南のなだらかな丘陵地に
香川工場はあり、
ここで日々さぬきビールは生産されています。
http://www.ryusyo.co.jp/~beer/
ちなみに!
うどん屋さんで出されるこのさぬきビール。
自分が試したときは・・・
温ビールでした。
それでもうまさを感じる・・・。
地ビールゆえの特権なのか、はたまた土地の魔法なのか。
そういえばビール王国のドイツではビールは温。
ドイツに留学していた酒友の話によると
ドイツでは、ビールを日本ほど冷やさない。
冷やしすぎると風味が落ち、香りも少なくなるので、室温よりやや低い温度で飲むのが常識とされている。
日本のビールはドイツ人にとって「冷やしすぎ」ということになるようです。
が! 温度と湿度の高い日本。一口目の冷えたビールは格別なのが日本ビールの文化。
乾燥しており、北海道に近い気候であるドイツは
ビール本来の風味と香りを味わえる風土なのだそうです。
乾燥・・・というところでピーン。
香川県は別名乾燥王国ともいわれております。
雨少なく、毎年水不足気味。
だから?ドイツ風のビールの飲み方でもおいしく飲めるのだろうか・・・?
と、そこでちょいっと香川ブルワリーのほうへ酒麹として電話してしまいました♪
「さぬきビールって温ビールでもうまいのはなぜ?」
お返事はこう。
「もちろん、さぬきでも冷たいビールが一番やね。でも、冷たいのはこの暑さですぐにぬるくなってしまう。そしたらビールはおいしくないやん。だったら温くてもうまいビールって飲めんのかな・・・と思って研究してたら、できたんですわ」
もしや・・・突然できた発想なのでは・・・とその技法を聞いてみると・・・
「マイクロ ブルワリー システムというんです」
とのこと。(詳しくは図にて)
ともかく、冷えてもうまいビールができあがったということらしい。
う~ん・・・。トレビアーン
早速、温ビアで楽しもうと缶ビールの蓋をあけてみます。
プシュと勢いよく・・・白い泡は飛び出してきません・・・。
一応、飲んでみると・・・甘い。冷たさのときに感じなかった深みのある味が口のなかに広がります。それでいて、軽く飲みやすいのは、様々な地ビールでも数少ない風味ではないでしょうか?
やはり・・・こういうときのアテは・・・・
あら鮭をほぐし、イタめたタマネギと混ぜ・・・ご飯の上へ。
じゃこをはらりとかければ、完成♪
さぬきビールはタマネギとの相性も抜群。
温くてもクイクイっと飲めます。
ものの3分で空になった缶を握り
思ったことは・・・・・
(もう少し買っておけばよかった)ということでした。
※飲み過ぎ注意です!
<温ビールでもうまい讃岐麦酒>
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