ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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蔵元からの書中お見舞いー初のみきり解禁ー

連日連夜の猛暑の日本。
今年の夏は暑くなると春先に予言めいた友人がいたが、まさにそのとおりになっている。
最高気温39度超えという山梨県。
暑さを考えただけで頭がクラクラしそうだ。
太陽の陽射しのきつさに日中、歩く人も少なくなった外の様子。
みんな本能で察知しているのだろう。今、出歩くのは自◯行為だと。

それでも外出しなくてはいけない場合もある。
そういう自分にはやはりご褒美を与えねば!
ということで、今回、自分へのご褒美は「初のみ切り」飲み比べ。

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“初のみ切り”とは蔵で貯蔵していた酒の検査のことをいう言葉である。
冬に造った酒を貯蔵して半年後、貯蔵しているタンクの酒をテイスティングし、
きちんと熟成しているのか、色や香り、そして味などを見る品質検査は酒を造る杜氏はもちろん、酒蔵全体の今後をうらなうものでもあり、気が抜けない大事な行事のひとつなのだ。

ティスティングのとき、酒を抜き出すのが貯蔵タンクの出口である呑み口を切ること行為から
これを呑み切りといい、今年初めての呑み切りを「初呑み切り」という。
時期的には5月末から6月という初夏に各蔵元で行われ、
このときの評価によって出荷する酒や次の造りの方針を決めたりと
各酒蔵の酒に大きな影響を与えるものなのである。

本来、こういう行事は蔵のみで行われていた。もちろん“初のみきり”は蔵でしか味わえないものだった。でもやはり呑み助はたくましい。
懇意にしている蔵ののみきりのときは駆けつけ、一緒にティスティング!(という理由の呑み)する者も年々増えてきた。とはいえ、全員参加できるわけでもない。(蔵によってルールがあるし、参加制限もあるので、あしからずご了承ください)

飲めない呑み助は恐ろしい(笑)。
「のみたい、のみたい、のみたーーーーい!」という念が大きく育ち、
酒業界を動かした。

日本名門酒会によって、時期イベント酒として“初のみきり”が紹介&販売される場所を紹介され、
蔵に出かけられず残念がっていた呑み助も初のみきりが飲めるようになったのである。

(http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=2927)

今回の参加蔵は
浦霞[宮城]  米鶴[山形]  榮川[福島]  開華[栃木]  若竹[静岡] 
春鶯囀[山梨]  若戎[三重]  春鹿[奈良]  酒呑童子[京都] 
嘉美心[岡山]  五橋[山口]  梅錦[愛媛]  西の関[大分] 

全部飲んでみたーい( ̄▼ ̄)ニヤッ 心の本音。

その参加蔵のうちの3蔵が、今、千駄木のRistorante tono;4122さんで飲み比べができる。

栃木の「開華」、三重の「若戎」、山口の「五橋」。
どれもgon麹、好きな子ばかり。
七夕発売らしく、ボトルもラベルも♪ 眺めているだけで涼しくなる。
しかもお気づきだろうか。開華のラベル、「開夏」となっている。
これは決してミスプリントではなく、夏ということで、このラベルとなっているようだ。
いやはや、見事な演出。酒呑みの心を楽しませてくれる。

「開夏」は先月の6/5に関東近郊から大勢の酒屋さんや飲食さんが蔵に集まり、
杜氏や蔵人とともに5つのタンクの酒を真剣に利き酒し、
そのなかで一番旨い!と人気があった98号になったそうだ。
清々しい香りで味わいも鮮明かつ鮮やかなもの。
爽やかにのみつつも味わいの流れもしっかりと口のなかに流れていく。
そして独特のフルーツさは開華ならではだ。
生詰めの原酒の無濾過とはいえ、爽快かつなめやかで華やかなので、飲みやすい。

「若戎」は育もとの「真秀」!!
いやっほーーーーい!「真秀」降臨。(若戎のなかでも個人的に惚れ込んでいる子)
香味バランスはまちがいなく、穏やかな香りが心を落ち着かせてくれる。
まるまるっとしたまろやかな質感。コクがやさしい厚みのあるラインを伸ばし、
いつまでも綺麗な味わいに心を奪われる。とにかく味わいの幅が広い子で呑みつつ
もう惚れてしまうやろおおと舌なめずりをしてしまう。

「五橋」。ここはもう例えようがない。
文句なしの味。
いつもながら、一見、古風な雰囲気がまず第一印象。でもそこからが違うのが「五橋」。
口のなかで消えたと思った瞬間、ずわんと現れる、味わいの波。
飲んでいないのに、口のなかでとうとうの流れる味わいの大河。
米の甘さがきちきちっと積み重なり、スマートで湾曲をもつこのしなやかさは
我々日本人の昔から秘めるあるべき姿だとDNAの記憶をノックしてくれる。
冷やしたときより、常温に戻るときの微妙な味わいの揺れがまたおもしろいのだ。
(http://www.youtube.com/watch?v=YVTRP7PLesc)

三者三様のすばらしき初のみきりの世界。
蔵に行けなかった呑み助の「いいないいな」という思いが動かした!? 初のみ切りのイベント酒。

猛暑といわれる今夏こそ、夏バテに負けぬよう、飲んでおくべきものだろう。
各蔵元からの「暑中お見舞い」の一杯を。

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追伸:初のみきり、飲み比べ。さらに面白い飲み比べができたのだが……それはまた次回にて。
by gon1442 | 2013-07-11 12:05 | 日本:日本酒 | Comments(0)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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