北の酒に北の芋焼酎・・・なかなかです
都内某所。
近頃、所用があって東京の北側に脚を向けることが多い。
未開発ゾーンでもあるてまえ、
見るモノ、香るモノ、聞くモノ・・・新鮮。
駅前の商店街を歩いてみて、
いい香りがする場所にさしかかったとき、
猫が一匹。
にゃーにゃーというので・・・
猫が眺めている方向をみていると
よさげなお店の灯りが目に飛び込んできました。
おもわず
「あっ!みっけ」
と声あげてしまいます。
引き戸をがらがらと開けるといせいのよい声が・・・
「いらっしゃい」
東京都北区赤羽にある月乃家寿司。
お寿司やさん。
カウンターの奥にかかれた本日のおすすめをみつつ、
まずはビール。
そして次は・・・
壁に貼られたこんなお品発見。
(『大雪の蔵』 新酒 あります)
きゃー。これこれ。これだよ。
猫が教えてくれたのはこれだニャー。
せっかくお寿司屋さんにはいったんだから・・・一本の酒も飲まずにいられるわけもなく
飲まないくらいなら、寿司屋はいりません。いえ、ゴン麹ではありません。
そこで注文。
「大雪の蔵、くださーい」
でてきたグリーンボトルの輝きに酒の美味さを期待してしまう。
このお酒。北海道のお酒です。
大雪山系に囲まれた北・北海道の拠点都市、旭川駅に近い、
北彩都(きたさいと)”に位置に地酒蔵があります。
この北彩都は、北の灘ともいわれ、「大雪乃蔵」のほかにも「高砂酒造」、「男山酒造」という個性あふれる3つの酒蔵があることで有名。
酒呑みにとっては北の酒地、聖地ですね。ゴン麹も憧れる地です。(寒さに弱い麹ですが)
大自然北海道だけに水も最高。
大雪山系忠別川の凄烈な水を使用し、お米は大吟醸は山田錦と道産米のぎんぷう。
他に道産米のきらら397・あきほを使用しており、北海道志向のお酒といえる味わい。
辛口淡麗で切れのよさは、くいくいいける予感。
口に含むと甘口な香りが広がり、きれいな味。奥行きのあるお酒です。
ほや酢を肴にお猪口を重ねていると・・・いつのまにか瓶のなかは空っぽ。
一日の黄昏時。この時刻は・・・いい感じで飲む酒はすすむ夢タイムでもあります。
ほろ酔いゴン麹。
大雪の蔵のとなりにある焼酎銘柄に焦点あいました。
へへへ。
『銭形』。
茨城の芋焼酎。
およよ・・・この銘柄、見たことありません。
カウンターの大将にお聞きすると・・・
「築地でしか取り扱ってないみたいですよ。茨城のお酒のようです。飲んでみて、旨いと思ったし、なにより、うちの料理といいコンビになりそうなお酒だなーと思いましてね」
大将、うれしそう。そうとう酒すきでしょう。
度数は25度。
まろやかな風味は芋のよさ。キレのよさは造りの丁寧さがうかがえます。
もちろーん。飲みましたよ。
ははは・・・1本、あきました。
お湯割りを飲んでいて・・・
大将に肴をおまかせしましょう。
出てくる出てくる。旨いモノの行列。
よだれが垂れる前に・・・
お腹のなかにネタが飛び込んでいきます。
人肌具合のお湯わりの温度に
ふわっと・・・今日一日の疲れが抜けました。
お腹もパンパンにふくらみ、酔い心地もふわふわいい気分のところで
今日の晩餐は終了。
「またどうぞー」という大将の声をバックに店をでます。
外には・・・先程の猫が・・・
よく飲めたかにゃーという顔をして待っています。
こいつもどうやら相当飲兵衛のようです。
仲間みっけ♪という感じ。
いいねいいねーこのタイミング。
宮沢賢治ではないけれど、猫の料理店に招かれた・・・
そんな気分。
さあ、次はどこでいい店を見つけましょうか。
どなたかゴン麹に耳打ちしてくだされ。
こじんまりとしたお店の中はカウンター中心。常連さんが毎日顔をだし、ほんわかできる
雰囲気にいつまでも長居してしまう人も多い。
住 北区赤羽1-20-1
営 PM 5:30~AM 2:00
電 03-3901-6214
休 水
備考:新鮮なネタが揃い・・・口がとろける刺身からにぎりまで・・・なんでもござれ。お腹満腹心満足間違いなし。
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