ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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ビールの味

心地いい風が吹く季節。
スナフキン魂がウズウズし
バック背負って電車に飛び乗るときのお供は
美味しい駅弁にビール1本。

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@新潟『彩ちらし』駅弁名

発車と同時に蓋をあける。
同時にプシュと缶ビールオープン。

ゴトンゴトンと音をたてる
レールの振動がスナフキン魂のスパイスとなる。
まだ見ぬ地を想像しながら、ゴトンゴトン、グビィイ。
割り箸で次の具を選ぶのも、宝探しをしている感覚で意気揚々。
いくらを一個ずつお箸でつまんで口のなかでプチプチとつぶす。
一つは舌で。
一つは歯で。
じわりと歯に抵抗するいくらの粒も最後はまいりましたと降参してはじける。
駅弁の具材もご飯もひとつひとつじっくりと噛み締めたら
隠れていた旨味の味が顔をだす。

ビールの味はこれから向かうスナフキン先への期待と喜びとなり
どんな旅になるのか、想像するたびに心のドキドキ感はMAX。
足をぶらんぶらんと揺らし、はやく着かないかな〜とソワソワして落ち着かない
童心に戻っている自分がそこにいる。(飲んでるのはビールだけどね……)
心だけ先に目的地に到着し、目方のある身体が追いかけてるという感じだ。
置いてきぼりにされた身体のご機嫌をとるために
もう1本、缶ビールを飲んでおこう。

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行きのお供が駅弁とビールであれば、もちろん帰りもついてくる。
非日常から日常の世界へ戻る距離。
ほど酔い(程よい)スナフキン疲れが心地よく、
その土地の余韻を少しでも長く浸りたい。

そんなときはご当地ビール、地ビールである。
長野へ出かけたときは長野のビール。
新潟へ出かけたときは新潟のビール。

その土地の地ビールを片手に握りしめ
発車ベルが響くホームに駆けあがる。

ドアがしまって電車が動き始めたなかをヨロヨロと席に座り、
プシュっと音をたててまずはゴクリ。
乱れた呼吸が冷たいビールでおとなしくなる。

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車窓の外は夕暮れから星空へと変わり
流れていく街に明かりが灯りだした。
窓には映るのは地ビールを飲み干しているgon麹。

350mlのビール缶のボディをポコポコと音を鳴らしつつ
目にした光景の記憶、出会った人の笑顔にはずんだ会話を
ひとつずつ思い出す。

「お弁当にお茶、ビールにおつまみ……」
後ろから車内販売の売り子さんの声が耳に届いた。
合図をするとニッコリ笑顔で駆け寄ってくれる売り子のお姉さん。
ビールひとつを注文。

帰りのビールは哀愁漂う味だ。
焦燥感がひと味、隠れている。
行きと同じ銘柄を飲んでもこの感覚は同じ。
この隠れた味に反応するのか
まだ遊びたい!と
心のなかでわんぱく小僧がダダこねる。
ダダをなだめるために
プルタブに指をつっこんで力いっぱいひきあげたら
プシューッと音と同時に白い泡が顔目がけて飛んできた。
「目を覚ませよ」というかのように
ビールの洗礼は苦かった。





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by gon1442 | 2012-04-26 08:24 | 日本:ビール | Comments(0)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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