ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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呑み助は回遊魚。

花冷えもほどほどの夜は
ネオン街、提灯ゆれる通りは呑み助という名の魚がうようよしている。
決められたとおりのコースをどおりに泳ぐのもいれば
目新しい穴場をみつけ、「THE チャレンジ!」と飛び込むこともある。

同じく回遊しているgon麹。
今回はご無沙汰していた場所へ滑り込む。

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北区赤羽。一番街商店街の奥にある『醸し屋 素郎』。
1年半!?ぶりにお邪魔する。
こちらは焼酎も日本酒のラインナップが面白い。
そのため酒好きの老若男女が座席を埋める。

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焼酎『なかむら』と『月の中』をお湯割りを。
うまずらの煮付けでつっつく。
相変わらず、宮崎の焼酎は太陽を感じる。
いや、太陽というか陽だまりを感じるような味わいだ。

といっても『なかむら』は鹿児島県霧島市国分の中村酒造さんの子。
宮崎県ではないが、この子はどこか宮崎の焼酎に似ているな〜といつも思ってしまう。
米麹には霧島連峰でカルゲン農法により収穫した特殊な米をつかい、
霧島連山伏流水を仕込み水でつくりだしている。
カルゲン米はあまりよく知らないgon麹。また学びにいかねば〜薩摩へ!

さて、中村酒造さんのこだわりは冷却槽にもある。
昔ながらの石作りという年代物は見るだけでも楽しい。
そして年代物でありながら、この冷却槽を使うとやさしく丁寧に冷却できるそうだ。
やさしい味わい、宮崎の焼酎に通じるものがあるのはここなのだろうか……。
といっても鹿児島の焼酎である。

もうひとつの『月の中』は宮崎の西都の岩倉さんの子。gon麹の大好きな焼酎のひとつだ。
銘酒の由来にもなった月中、げっちゅう地区は多くの古墳が現存している農村地帯だ。
のんびりしているその雰囲気は『月の中』を飲んだとき頭に浮かぶ光景と同じ。
時間という概念は自然が教えてくれる、都会で時間に追い回されるストレスを
サッと吹き飛ばしてくれる。

うまずらの煮付けの身をほぐしながら、口にほおりこみ
焼酎をぐびり。

一年半ぶりだというのに、つい先週もきたよな!?というリラックスできる居心地のよさは
さすが『醸し屋 素郎』。

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谷中生姜とエシャレットを自家製味噌で。

厨房をみるとスタッフさんもお元気そう……。
作り手さんの顔は一新しているけれど、味は健在。
自家製味噌は濃すぎず薄すぎず、刺激も少なめのコクのある風味。
ポキッと半分に追って味噌たっぷり。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

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「こんな子もいるんですよ」と店長が教えてくれたのは
浜の番長!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ もとい!

『風の番人』、宮崎県小林市須木のすき酒造さんの子だ。
銘柄の由来は蔵がある須木は九州山脈の山々との間にあるため
秋から冬にかけては風の通り道といわれている。
作り手達は蔵に吹きつけてくる風を蔵の門で上手に迎える仕事もあるとか。
造りの時期には杜氏自らが「風の番人」となることもあるそうだ。
その作業を銘柄につけたらしい。

黒麹のコクある深み、ふわっと香る芋の風味。ストレートだと強さが角餅のように感じるが、
お湯割りにするとプクっとふくれる焼き餅のような粘りのある甘さがでてくる。
ちょっとおもしろき子だ。

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『醸し屋 素郎』のだし巻き玉子も健在。
通常のプレーンだけでなく、チーズ、明太子巻きもあるが、
プレーンであっても十分に出汁がしっかりあるとろふわの食感に
玉子好きとして、合格印! d(⌒o⌒)b

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のんびり昔話や世間話を話ながら、宮田本店の『日南娘』で〆。
瓶の口から香りを嗅いでみると穏やかな芋の甘い香り。
アルコールの刺激もなくやさしい口あたり。
お湯割りにしてもそのやさしさがぶれることはない。
華やかさのなかにある柔らかな甘さがとてもスムーズに舌の上を滑らかに流れていく。
ふかした甘い芋の旨味の川がずぃずぃいいいとどこまでも続く。
宮崎のもつ大地のよさ、光りの味の余韻を愉しむ。

一年半ぶりの回遊先。
また近々すぅうっと泳いでいくんだろうな……。



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DATA)
店名:『醸し屋 素郎』
住所:北区赤羽1-39-8 サアムビル1F
電話:03-3598-5465
営業:月~金 17:30~25:00 (L.O.24:30)
土 (L.O24:00)
休 :日
備考:今年の10月で六周年。焼酎、日本酒、カクテルなどアルコール類のそろいもよい。貸し切りも可。
by gon1442 | 2012-04-18 15:30 | 日本:焼酎 | Comments(0)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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