御世話になります♪二枚貝。
子どものとき、よく歌った童謡『海』。
四方八方を海に囲まれた日本は昔から海の恩恵を多く受けてきた。
瀬戸内海で育ったゴン麹。
大潮の日には右手に熊手、左手にバケツをもって潮干狩りによく出かけていた。
朝から出かけ、潮が満ちてくるまで、熊手で砂を掘り、アサリを探していた。
二枚貝の記憶はここからはじまる。
3月3日の桃の節句に欠かせないハマグリしかり、
二日酔いのときにはいつも御世話になるシジミしかり。
海のミルクといわれる牡蠣もそうだ。
まだまだある。考え出すと止まらないくらい
二枚貝の種類は多彩で本当によく御世話になっている。
この貝もそうだ。
赤貝に似ているが、島根県でとれたサルボウ貝という。
冬になると赤貝は美味しくぷっくりし
寿司ネタや酢味噌和えなど酒の肴として口にすることも多い。
江戸前寿司の代名詞でもあるそうだ。
しかしここ数年、赤貝の数が現象し、国産品は値が上昇。
最近は輸入物が大半を占めるようになっている。
「本玉」と呼ばれる国産の赤貝は一部の高級店にしかでてこないということを耳にすると
なんとも哀しい。
もっと、気軽に赤貝を食べたいなと思っていたとき、
出会ったのがサルボウ貝だった。
関東では「小赤」といい、
サルの頬に似ていることから一般的にサルボウと呼ばれるようになったそうだ。
赤貝との見分け方は殻に放射状に走る筋がサルボウは32本あり、赤貝は42本。
親指の第一関節ほどの大きさのサルボウ貝。
10本目でギブアップ(;´∩`;)
プチンと貝の身にフォークをつきたてて、パクリ。
じゅわんと貝のエキスがしみ出てくる。
海の味、二枚貝のもつギュっとした深みある味。
出雲の海がしっかり詰まったサルボウ貝。
酒の肴として申し分なく、あっという間に殻いっぱい。
二枚貝、
またおいしく御世話になりました。
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撮影協力:Ristorante tono;4122