ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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実験成功!? 家・貯蔵酒

我が家にくる友人知人、家族は必ずある場所で足を止める。

場所は我が家の2mの酒棚前。
母は「これどなんするん」とあきれ顔。弟は「アホや」としかいわなくなった。
家族も見放したこの酒棚。

酒好きが高じて呑みたいお酒を全て購入する癖があるゴン麹(最近は自重酎)。
家呑みはほとんどしないのでなかなか瓶の本数は減らない。
すると需要と供給のバランスが崩れ、酒屋?といわれるくらい
棚には酒がギッシリ並んでしまった。
種類は日本酒、焼酎、ワイン、泡盛等。
こうなるつもりはなかったのに年々増えていった……酒である。
そこにある日本酒はほぼ実験酒として、そこに存在している。

といっても密造酒ではない。
(そんな技術あったらどんなにうれしいか(^_^;)……)
日本酒を購入したそのままの姿で棚で何年も熟成させているだけの酒。

いつ呑もうか、いつ呑めるのか……開栓できるのか?と悩んでいるうちに
いつの間にか時は過ぎていった。

そんな時である。
偶然知り合ったグルメライターさんから
onEdropCafeで開催される『第壱拾参回日本酒ナイト』に参加しませんか?
という声がかかった。
条件は一人日本酒1本以上持ち込みすれば、参加費が安くなるというおいしい話。

o(*▼▼*)o コレダ! にんまりしたゴン麹。

この誘いは実験酒を開栓できる酒の神様が与えてくれたチャンスなのだ!
いそいそルンルン足で酒棚に向い
日本酒ゾーンから取り出したのが

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香川県小豆島で復活した森国酒造さんの『磯松』。

こちらの蔵を訪れたのは2005年。
島取材のときに訪れたとき醸されていた子である。
当時、試飲させていただいたときはまだ全体に野暮ったく小さい棘を感じた。
でも不思議とこの子には何かある! と反射的に感じた子でもあった。
この子を寝かしたらどうなるのだろう……と。

そんな思いのまま、うちの酒棚で寝かせて早7年。
一度も手にとったことはなかった『磯松』を久しぶりに手にとるが
当時と何も変わらない……一見何も変わっていない気がする。

しかし、この7年の間には人でさえバテた酷暑の夏が何度かあり
今の我が家の引っ越しもあった。
酒自体にストレスはかなりかかっている。
このストレスによって変化が失敗していたら(>_<)という懸念が一瞬頭をよぎった。

初参加の酒の会。参加者に迷惑もかける……。
でも開栓したいという気持ちはもはやおさまらない。

こういうときはもう1本、間違いない子をもっていこう!
ということで取り出したのは

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栃木県井上清吉商店の
『澤姫 若人醸酒 特別本醸造 火入酒 下野五百萬石米 磨き60%』。
1年前に購入し冷蔵庫で保管しており
ゴン麹は胸をはって(胸ないけど)うまい酒として提供できる。

開始時間15分前。ドキドキワクワクの心境でお店に伺い、受付完了。
持ち込み酒を渡すとき、『磯松』に関して実験酒だということを伝えた。
すると主催者のオーナーは「おもしろいやん」と一言。
ちょっと冷やしておきましょうということで冷蔵庫にいれてくれた。

13回目ということで参加する方は常連さんもいれば、初心者もいる。
でものんびりぬる〜く会は始まり……それぞれ持ち寄ったお酒を手酌で注ぎ楽しめた。

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集った酒もいろいろ。普段は呑みたくてもお財布を気にしながらオーダーする子も
ちらほら見える♪

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会の前半、参加者の心を掴んだのは阿部勘酒造店の『伊藤 栄』純米吟醸 雄町 長期熟成酒 14BY。
この子は名杜氏であった故・伊藤栄杜氏が「かたいから放っておこう」との言葉通り
8年の熟成期間を経て出荷された超限定酒である。
この子は何も語らずにただ味わいたい、ただこの子をじっくりと呑んでいきたい気持ちになる。

ただ14BYでありながらフレッシュさを感じたのはかなり驚いた。
まるで前年に醸したような新鮮な味わい、キレイで繊細。
伊藤杜氏が「放っておこう」とみぬいた眠っていた魅力がそこにあった。
まるで野に清涼な白い花が咲きだすようなイメージ……。

2011年3.11、あの大震災を奇跡的にまぬがれたのも
伊藤栄杜氏の強き思いが守ってくれたのだろう。
奇跡というべきこの味はどんな酒呑みの心にもしっかりと刻み込まれていた。

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秋田の新政酒造さんの「やまゆ」シリーズの『桃やまユ』は断然、女性陣に大人気である。
ラベル色のとおり、春に生原酒で出たものを生詰め原酒熟成させたものらしく
現存する最古の清酒酵母“6号酵母”に
秋田生まれで酒米の中で最も古い“改良信交”を55%精白した造り。

まるで花が一気に満開したような華やかな香りがあり
季節外れの花見のイメージを覚える世界をもっている。
桃のような甘い香りのインパクトは大きく、
盃で呑むよりワイングラスなどで呑みたいと思わせる艶っぽさは
カクテルのひとつのようだ。
でもこれは間違いなく日本酒。
大正時代の酵母をつかったという手法は
大正ロマンの雰囲気を醸しつつもモダンである。
裏ラベルには「メリハリの効いた味わいなので洋酒と合わせてもハマります」と書かれおり、
確かに間違いなくハマると笑えた。
(o^^o)ふふっ♪ (o^^o)ふふっ♪

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宴も半ばにさしかかると呑み助の心は燗にも心が動く。

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「これで燗」とオーダーするといい塩梅でつけてくれる。
もってきた『磯松』もそろそろ呑んでみたくなるゴン麹。
そんなとき、参加者の一人が「磯松あるぞー」とタイミングよく冷蔵庫から取り出した。
オーナーの手に渡り、開栓。

「すみません。先に利かせてください!」とお願いし、おそるおそる口をつけてみると

゜+。:..:。+゜ (o´∀`o)──ナントイウコトデショウ!──(o´∀`o) ゜+。:..:。+゜

酸がキレイにのった、柔らかくはんなりとした熟成酒と大変身。
「うまーーい。せいこーだー」と、うれしさ100倍で雄叫びをあげてしまった。ヾ(≧∇≦)ゞ

その声を聞きつけてか、参加者の盃が目の前に。オーナーも呑んだとき
「これくらい呑んだときにありがたい味でやさしいよ」と笑顔。
ハラハラドキドキした実験酒の成長に、仕上がりに思わず涙。
こんなにお酒の席で感動したのはあまりない。
ある意味7年間、放置プレーしていただけなのに『磯松』は自ら美味しく成長していた。
(・_;☆\(-_-)ジブンハナンモシトランヤンケ!

「燗で呑みたい」というリクエストもあがる『磯松』。
もってきた者の特権!?として「人肌燗で」とオーダー。
どんぴしゃのいい燗温度はもう笑顔しかでてこない。
7年前、蔵でなにかあると感じた直感! 
あれはお酒の神様からの贈り物だったのだろう。

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次々呑めるお酒に手がとまらない。

それと同時に燗の『磯松』もとまらない。

うちの酒棚にはまだ寝ている子はまだいる。
さて、どのように化けているのか……。成功か失敗か。
次なる開栓チャンスが楽しみだ。

♪((O(〃⌒∇⌒〃)O))♪ドキドキ♪((O(〃⌒∇⌒〃)O))♪ドキドキ♪((O(〃⌒∇⌒〃)O))♪ドキドキ



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お酒の神様、ありがとうございます♪BY ゴン麹

DATA)
店名:onEdropCafe
住所:千代田区岩本町2丁目9-11
電話:03-5829-6822
営 :11:30 〜 2:00
休 :日祝
URL:http://www.onedrop-cafe.com/
備考:カリモク60などを中心にソファやデザインチェアが配置された店内。珈琲はもちろんアルコールも充実しフードもつまみがある。各種イベントも多く、内容や開催日時HP上で確認できる。
by gon1442 | 2011-10-23 14:46 | 日本:日本酒 | Comments(2)
Commented by senenghd at 2011-11-14 12:27
伊達に自称酒飲みしてないなぁー。ほんまもんの酒飲みやがなっ!(笑)

なぁなぁ、訊いてもえん?
日本酒って口を開けたら飲んでしまわないかんもんなん?
も一回栓してもビール同様抜けたみたいになるんなえ?
あ・・・シュフ力30の私の脳裏に今よぎったぞ!
調理酒はそれでもいけるやんか!
ってことはウイスキー&ブランデー同様、栓をも一回締めといてもまだいけるんやでな?(と、やっぱりまだ不安なシュフ力30のbabi子じゃが。)(笑)
Commented by gon1442 at 2011-11-16 07:48
>Bちゃん

ほんまもんの酒呑み!
なんてステキなお言葉チュッ♪( 'Θ')ノ~☆

日本酒はまあ口あけたら飲んだほうがいいね。
空気抜きをして冷蔵庫で保存。しかも早めに飲んだほうがいいですよ。
調理酒にするならたぶん大丈夫だけど。
ウイスキー&ブランデーは焼酎など蒸留酒だから同様に開けて閉めてもOK。
日本酒やワインなど醸造系はお早めにという感じやな。

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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