ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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十人十色隠し酒

「これが好きだ」という好みは人の数だけ千差万別。
おっと、ブログの主旨が変わった?と思われた方。
ご安心あれ。お酒の世界のお話である。

日本酒好きといっても人の好みは様々だ。
一般的にいわれているのが「甘口」「辛口」といわれるが
今の日本酒世界をこの2つで分けるのはとうてい無理なのが事実である。

同じ酒を同じように飲んでも人によって味わい方、感じ方は異なり
自分はこれが好きだな〜という自分だけの旨み世界をもつのだ。

さて、そんな旨み世界を披露しようでないかと開催されたのが

『みんなのかくし酒』

“かくし酒”というキーワード。これぞ旨み世界の醍醐味。

主催者は裏・日本昼酒協会、通称(NHK)。
おおっと公式ですか!?と身構えなくても大丈夫♪ 某国営局じゃなく酒呑みさんが集う会である。
集った酒呑み10名。+(主催者2名)

集った“みんなのかくし酒”は

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@tono4122さんFBより借用

まずは少しずつテイスティングしてどの順番に飲むかを参加者で決める。
このスタイルは初体験のゴン麹。
「これとこれはこっちが先」(Aテーブル)
「いや、こっちが先」   (Bテーブル)
とテーブル毎に意見を出しあい、決まった順番が次のとおり。

1:春霞 瞬・そのひととき 純米吟醸活性濁り(秋田)
2:いづみ橋 雄町 晴瑠野 17BY (神奈川)
3:新政 純米吟醸 ひやおろし 蔵見学特別限定酒( 秋田)
4:北安大國 しぼりたて生原酒 21BY( 長野)
5:北安大國 しぼりたて生原酒 20BY (長野)
6:喜楽里(きらり) 純米吟醸生原酒 (和歌山)
7:奥播磨 山廃純米スタンダード(兵庫)
8:武勇 熟成純米吟醸 醁(ロク) 2008瓶詰 (茨城)
9:本金 ひやおろし 純米吟醸(長野)
10:越の雄町 純米吟醸&吟醸酒粕酢( 新潟)
11:楽自慢 (岐阜)
12:越の白鳥 辛口にごり酒(新潟)

呑み助が持っていただけの“かくし酒”。
蘊蓄は必要なく、ただ個人の旨み世界を酒呑みに知ってもらうのみ。

とはいえ、こだわりもやはりある!

4と5は同蔵の酒。ただ違いはBY違いと熟成酒かどうかということ。
この両者の比較はみんな目がキラキラヾ(*ΦωΦ)ノ状態。

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BYをみると4よりも5のほうが味の幅があるように思えたが
4のほうが杯をすすめるたびにその味の幅が波紋のように広がった。
それでいながらコクの深みもしっかりと長く余韻が酔い。


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神奈川の泉橋酒造さんの『いづみ橋』は他の酒の会やお店で見かけることはある。
が!この純米吟醸 『晴瑠野』(ハレルヤ) はお初の子である。
この子もまたおもしろい性格で、開栓した直後は、少々硬く感じた。
でも杯にいれ、1分ほど空気に触れた後、再度口に含むと米の甘みがわきあがってくる。
それはまるでオーケストラが静かにパート毎にチューニングをはじめ
指揮者が全体の音をひとつに共鳴させていくような波動。
時間がたてばたつほどそれはふくよかなハーモニーを奏でる。
この『晴瑠野』(ハレルヤ)には収穫&感謝(ヘブライ語)という意味をつけているようで
1996年6月に結成されたハレルヤの会で醸された酒だそうだ。
(http://www5b.biglobe.ne.jp/~izmibasi/new/hareruya1/hareruya-index.htm)
市場には流通しない、会員専用の子。これもまさに“かくし酒”である。ヘ( ̄▽ ̄*)ノ

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そんなお酒をどんどんすすめてくれる料理がまた半端なし。
甘エビのカマロンは甘エビを塩茹でにしたもので
頭にミソがたっぷりでかぶりついて中身をチューチューと吸い出すと
口のまわりは甘エビのエキスでべったべた、口のなかは新鮮な旨みがギッシギシ。
しかもカラッとした殻も塩加減がほどよくスナックのようにおいしい。

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北海道産のししゃものセヴィーチェ with 吟醸締めのたたききゅうり添え tono風アンチョビポテト

この一皿はまさに日本酒のアテとしてバランスのよい一皿。
特に気に入ったのは吟醸締めのたたききゅうり添え。
吟醸香がたたききゅうりのなかにしっかりと染みこんでいる。(これだけで晩酌OK)

Pizzaはあおさを練りこんだ生地に白魚のビアンカは海の風味を十分に堪能できる。
この風味と一緒にいただいたのが

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この子は主催者の隠し酒。
酒問屋の主催した秋田の新政酒造さんの蔵見学会に参加しないと買えない特別限定酒。
酒屋の割り当てもなんと12本!
蔵が問屋向けにタンク1本立てたらしく、
春は生、秋にひやおろしにして頒布したものなのでラベルに“蔵見学限定酒”と記載されている。

この子は冷えた具合もいいが、この子。温めたら、かなり化けた。
冷えたときはどこか柑橘系の甘い香り。
この香りに酸味が隠れていながら存在を少し感じ、サラっとした口当たり。
なんて上品なのだろうとおもった瞬間、深い甘味、甘みがドォンと元気よく立ちのぼる。
口のなかでジューシーな果実をかじっているといっても過言ではないくらい、甘みで潤う。
常温にもどるとその甘みに粘りがでてくるようで
はちみつのようなとろりとした密度さがでてくる。
それでいながら冷えたときに感じたサラッとした口当たりが
キリリとした一直線の清涼さへと変化していた。
温めると旨味は底が見えない湖のように深く、幾重にも重なる甘みは言葉を失う。
杯を一気に飲み干すと舌の上に静電気が走るようなピリッとした辛みが絡みつく。

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@tono4122さんFBより借用
『新政 日本名門酒会限定酒 純米吟醸』の化け方に
「これは凄!」という声があちこちから飛び出したのはいうまでもない。

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@無農薬栽培の赤米と栗のリゾット&OGビーフほほ肉の赤ワイン煮

おいしい日本酒にはおいしい料理。見事なコンビネーションはいつまでも続き……
参加者はどんどんいつもの状態!?へと変身がはじまる(爆)。

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並んだ酒瓶もみるみるうちに底が見えはじめ……

乾! (  ̄▽)爻(▽ ̄ ) 杯! 乾! (  ̄▽)爻(▽ ̄ ) 杯! 乾! (  ̄▽)爻(▽ ̄ ) 杯!

変身率の%があがるほど、1本、また1本と空になる。

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こうなると………もー誰も止められない(爆)
(* ̄∀ ̄)ノ■☆■ヾ( ̄∀ ̄*) ノムゾォー!!(* ̄∀ ̄)ノ■☆■ヾ( ̄∀ ̄*) ノムゾォー!!


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宴もたけなわとなる頃、でてきたのがDolceの米田酒造本みりん粕のジェラート。
これと一緒に呑んだのが……

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ファンタグレープ!d( ̄  ̄) ヾ(^o^;違う!

もとい、やりなおし!
新潟の第一酒造さんの『越の白鳥 辛口にごり 火入原酒』。
もろみを荒漉し瓶詰め&瓶火入れしたにごり酒だそうで
これは最後にキタ!!!とワクワクドキドキしていたら
そこに!ファンタグレープで割るオプションが!
(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)(゚O゚)

注がれた瞬間、一瞬、いや一分、目が点となるゴン麹。
ヾ( ̄o ̄;)オイオイ 内心(なんすんねーん)という声が飛び出しそうになったが

ところがどっこい、このマリアージュ、
ひとつの品として完成しているIT’Sミラクル世界が!
お米の旨味がどっぷりつまったとした濁りの濃厚かつフレッシュな味わいの海の中で
ファンタグレープの炭酸粒が勢いよくバタフライしている感覚で
口のなかは世界水泳会場の賑やかさ。
米の旨味にファンタグレープの甘さがベールのように包み込んで
甘さは倍増&炭酸の爽快さも太くなる。

「おもしろい」。これも“かくし酒”の世界だ。

この組み合わせを考案されたのは越の白鳥の造り手、武田良則杜氏だとか。
なんとも奇抜かつ頭の柔軟な方。
だからこそ酒呑みが恋い焦がれる銘柄を幾つも造りだしているのだと納得。
冒険チャレンジャーがあるこそ、逸品世界が生まれていく。

百聞は一見にしかず。是非皆様、お試しあれ。¢(・◇・)!アリアリ!

十人十色隠し酒、いや十一人十二色の隠し酒で知った子もたくさん。
世界中の酒呑みの数だけ、まだ見ぬ旨み世界がそこにある。

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@tono4122さんFBより借用




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追伸:自分のもちいた“かくし酒”は……

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DATA)
店名:Ristorante tono;4122
住所:文京区千駄木4-1-22
電話:03-3822-4124
営 :11:30〜13:45/17:30〜23:00(火〜土)
   11:30〜21:00(日)
休 :月
URL :http://www.tono4122.com 
備考:日本酒とワインが楽しめるイタリアン。12席しかないので予約がベター。
   不定期にワイン会や日本酒会を開催。
   NHKとは美味しく昼から日本酒を楽しもう!と結成された酒呑み集団「日本昼酒協会」の略。
by gon1442 | 2011-10-23 02:28 | 日本:イベント | Comments(0)

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