ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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酒友の誘いは酔い出会い

まだ残暑厳しい秋初めの頃である。

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酒友よりの酒会の誘いに二つ返事で参加した。
これが新たな酒のご縁のはじまりとなる。

山形、鶴岡市の竹の露酒造さんの『白露垂珠』を嗜むという主旨のもと池袋の日本酒BAR、希紡庵で9月1日、開催された。

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今回用意されたのは9種類。
酒処でお目にかかったこともある子もいれば
こんな子いるんだとお初にお目にかかる子もいる。
なにより、カウンターにズラリと並んだ一升瓶のラベルの色鮮やかなこと。
虹が地上に降りてきたような風にたなびく錦の旗のような艶やかさに思わずうっとり。

まずは純米 出羽の里 超にごり 生22BYで乾杯♪

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」とあるとおり
オリがしっかりあり、シュワンとした活性さも強い。
口のなかでパチパチとパンチする。

鶴岡産のぷっくりした大きいだだちゃ豆を口にほおりこめば
秋の豆の甘さでとまらない。

「だだちゃ豆は元々畑や田んぼのあぜ道に植えていたんですよね」と竹の露のこづえ女将。
その瞬間、山形の畑たんぼのあぜ道にはたわわに実をつけただだちゃ豆が
お行儀よく並んでいる光景が頭に浮かんだ。


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あぁ、おいしそうだ。塩もってそのあぜ道歩きたい……なあんてことを考えいたら
「そのあぜ道でつまみ食いできちゃいますね」と口から本音がぽろり。
会に参加している皆様、一瞬シーン。数秒後、大爆笑。
またほうけたことを口走ったgon麹。(∀・;)オカシイ?オカシイ?(;・∀)

そんなときは気を取り直して!

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純米 出羽の里 ミラクル77 22BY 

無濾過の純米を1回火入れしたもので
さらりとしているがしっかりと純米のコクがある子。
77%精米なので、香りは控えめ。
されど一口飲めば、軽快な味の列車が通り抜けていくような感覚を覚え
ついつい「いいねー。さいこー」とうなずく。

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おいしい子にはおいしい地のもの!
肴は山形に関係したフルコース。
だだちゃ豆の次は

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天然ジュンサイの酢のもの。
箸使いが苦手なgon麹。ジュンサイはいつも手こずる一品。
されど、このジュンサイは箸で持ち上げたいo(≧Д≦【゚♪゚・:,モチアゲタイ・:,゚♪゚】≧Д≦)o

奮闘すること5分。ようやく一つの茎を持ち上げ……すくいあげられた。
ジュンサイは夏の風物詩といわれているけれど、
初秋は初秋でおおぶりの葉茎しており、淡白な味とツルンとした舌触りで口のなかで飛び跳ねる。
沼に自生していたジュンサイ。秋田が有名だけど、そのお隣の山形もかなりの名産地!なのだろう。
この食感は今まで口にしたことあるジュンサイとは全く違う。
天然ものはすごい! というのは知っているけれど、改めて大満足できる逸品だ。

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さて、質問。
「この子のラベルは何色だ?」

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正解は“ひわちゃいろ”というそうだ。
鶯色に蒔絵につかわれる金が混じったような色。
どこか高貴さがありながらやさしい雰囲気がある。
そんなラベルと同じ印象が
この純米吟醸 美山錦 生21BYに感じた。
羽黒型特別栽培酒米は蔵人の方がつくっているのか。短冊ラベルにしっかり名前が記載されている。

この子は会に参加した皆さんに大人気。
「もう一杯」と左右の席から声がかかっていた。
山形「だし」のせ冷奴の塩加減もちょうどよく
しょっぱいというよりは野菜の味がしっかりと感じられる味付け。
薄口派としては笑顔になる。

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とにかく贅沢な呑み会である。
次に提供されたのは
純米吟醸 亀の尾 20BYと純米吟醸 亀の尾生21BYの飲み比べ!
ワーイ。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。ワーイワーイ。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。ワーイ
山形が生んだ酒造好適米の祖先の山形の亀の尾100%使用した
竹の露酒造の粋を凝縮して作り出された子達。
それぞれ旨みが凝縮しているが、21BYよりどこか落ち着いた、大人だ……と感じたのは20BY。
1年早いだけで酒感がしっとりさが酒の中から溶け出すように醸されている。

(≧∇≦)キャー♪
若い子もいいけど、歳を重ねた大人もたまらーんということか!
ヾ(≧∇≦)ゞ チガウゥ
(゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ... (゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ... (゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ... おっと脱線、失礼。

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さて真打ち登場の肴は山形和牛の芋煮。
gon麹、きちんと芋煮というものを食べたことが数えるしかなく、
ワクワクドキドキ涎でまくりテンションあげあげであったのはいうまでもない。
山形和牛の肉の脂が甘みとなって出汁のなかに溶け込み
ホクホク芋や根菜類やコンニャクにしっかりと染みこんでいる。

「畑のなかで芋煮会あるけど、予定があえばぜひどうぞ」というこづえ女将の鶴の一声。
畑のなかで芋煮会!!?!!?
稲穂が頭をたれ、風にゆらりゆれる黄金の畑のどまんなかで……
どぉーーーーーーんと芋煮会!

(^-^*))。。。きゃぁきゃぁ!。。。((*^-^)きゃぁきゃぁ(^-^*))。。。きゃぁきゃぁ!。。。((*^-^)きゃぁきゃぁ(^-^*))。。。きゃぁきゃぁ!。。。((*^-^)きゃぁきゃぁ
いきたああああい! と芋煮会の日程を聞くと
予定が! 見事にガッチリしとる。
o(T^T)o ウー あかんやん!
(しかし、この芋煮会には酒の神様、降臨されて……このお話はまた次に♪)

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鯉の甘露煮も初体験。
池や沼にいる鯉って食べられるんだーと知ったのは10年前だった食生活( ̄∇ ̄*)ゞアイヤ
食いしん坊の世界はまだまだ広く奥深い。

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楽しい宴の時間は本当に早い。
いつのまにか後半時間になり、カウンターには酔い顔が並ぶ。

純米吟醸 美山錦&出羽燦々 生21BYが杯に注がれたとき!
「うまーい。このタイミングさいこー」と声が飛び出た。
甘みのなかに潜む酸味。
ひとくち目、ふたくち目と進めばすすむほど
この子は顔を百花繚乱のごとく変えてアタックしてくる。
くぅうううう! くしゃくしゃ顔でついつい抱え込みそうになるほどの
心にドカンと衝撃を与えてくれた。

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純米大吟醸 美山錦 生21BYは生も燗も♪
そして、大御所がどーんと登場

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純米大吟醸 出羽燦々33 生21BY

精米歩合33%という驚くべき数値に酔っぱらった頭も瞬間、シャキーン。
蔵の杜氏 本木勝美氏が1993年より栽培してきた山形オリジナルの酒米『出羽燦々』。
点状心白粒の好適米に改良努力され、進化した結果、この数値が可能となったそうだ。
「歩合でも砕けないのでこの神がかりな業が可能となったのはすごい」とこづえ女将も満面の笑み。

香りは重厚かつ雅。
注がれた杯に顔を近づけると
まるでお香のような甘露で気品溢れる芳香が鼻をくすぐる。

口に含めば充実した甘み。フレッシュでありつつ、熟した艶やかさ。
柿というべきかイチジクというべきかどこか野性味ある風味、かすかにある苦みも感じられる。
そしてじんわりと頭をもちあげる酸の爽やかさが胸のなかで波紋のように広がった。
香りも味も高貴でありつつ、余韻はいつのまにかそよ風が通り過ぎるように静かに消える。

蔵のある山形鶴岡という地はこの大吟醸のような風景なのだろう。
羽黒山がどっしりある麓の田にたなびく稲穂。透き通る清水があふれ、青空高い里。

日本人がもつ故郷そのものが、この1本に凝縮されていた。

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平田牧場の金華豚の味噌漬けは味噌が酒をついついとすすめる。

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後半最後の追い込みはカウンター上の好きなものを飲み放題!
この号令がかかったとたん、各々お気に入りを手にとりぐびぐび。
もちろんgon麹も負けじとぐびぐび。

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どの子もあっという間に底がみえはじめそうな勢い。
おいしい酒は酔い酒好きを集わせるという構図がまさにそこにあった。

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デザートもしっかりぺろり。(宮澤食品 白桃のシロップ漬け)

肴もお酒も山形尽くしという酒会に大満足だった一夜に
誘ってくれた酒友に大燗謝! 大感謝である。


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DATA)
蔵名:竹の露合資会社
住所:山形県鶴岡市羽黒町猪俣新田字田屋前133
電話:0235-62-2209
URL :http://www.takenotsuyu.com/index2.html
備考:白露垂珠という名は中国の唐時代の詩人、酒仙李白の七言律詩“白露珠を垂れて 秋月に滴る ”から引用したもの。蔵の地、周囲は銘水地でもあり常に天然アルカリ完全無菌超軟水が湧き出ている。

撮影協力:日本酒BAR 希紡庵
by gon1442 | 2011-09-30 11:55 | 日本:日本酒 | Comments(0)

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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