ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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兄弟の名がつけられた♪お酒

自分の名がついた酒……。
酒呑みなら一度は考えてしまう。
お酒の名称はその蔵の思いが深くこめられている。
このお酒もきっとそんな1本なのだろう。

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『一尚』
小牧醸造100周年を記念して、100年前から生き残る麹菌を使用した焼酎だ。
名の「一尚」は、いっしょうと読む。
ご長男「一徳」さんと次男「尚徳」さんの名前から付けられたもので、
「一尚=一生」の付き合いができるような美味しい焼酎という願いも込められているそうだ。

100年前の麹菌はイヌイ系黒麹菌、酵母が一九〇九江戸酵母。
なにやら文献にでてきそうないかめしい名前がつく麹類はいったいどんな味を醸しているのだろう。

目をとじて、口を近づける。
すると「お!小牧だ」と思える厚みを感じる芋の味わい。
しかも喉越しもキレが良く、夏でもお湯割りでクィッといけてしまう感じだ。

小牧兄弟はイケメン兄弟であるのは焼酎世界でも有名。

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兄の一徳さんはどこか博識あるインテリ系のやさしそうな雰囲気で、ついにんまり。
弟の尚徳さんは女性なら必ずふりかえる、ヨカニセでついつい目がハート。

おっと、話が脱線してしまったが、
ヨカ兄弟で、しかも酒造りに対しての思いは熱く深く、目標は高い。

昨年、お邪魔したとき
「おいしい酒ってどんなもんだと思います?」と弟の尚徳さんに聞かれたことがあった。
「飲みたくなる酒。安心する酒。興味関心をくすぐる酒。楽しい酒」と答えると

「空気みたいに常に身近に、いつも飲んでくれる人の側にある酒を造り続けることなんですよね」と
彼はいった。(酔っぱらっていたけれど……)


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お兄さんの一徳さんは、焼酎の本をつくるときにお世話になった人だ。
「昔からの味をそこなうことなく、旨さを進化させたい」ということを語ってくれた。

兄弟どちらも自分の蔵の今をきっちりみつめ、未来をきちんと考えていた。
酒呑みとして、うらやましくもあり、うれしくもあった。


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小牧醸造のある場所は川内川のすぐ側。
川内川の流れによって削られた岩々が美しい「轟(とどろ)の瀬」とよばれる地元では有名な景勝地だが、この川は荒れくれ川であり、よく氾濫をおこす。
何度も蔵もこの荒れくれものによって水没していた。
それでもこの場所は離れられないそうだ。

小牧伊勢吉氏にお会いしたとき、「どうしてこの場所から離れないのか?」と質問をしたことがある。
すると伊勢吉氏はこういった。

「ここ以外でどこで酒造りをする?」

この一言が小牧醸造のすべてをそしてこれからを物語っている。



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DATA)
蔵名:小牧醸造株式会社
住所:鹿児島県薩摩郡さつま町時吉12番地
TEL:0996-53-0001
FAX:0996-53-0043
http://www4.synapse.ne.jp/komaki/
by gon1442 | 2010-06-15 19:08 | 日本:焼酎 | Comments(2)
Commented by w at 2010-06-15 20:56 x
昨年11月の熱い男たちの夜を思い出しました。
あの酒がでたんですね。
よかにせ、でしたね~、ほんとうに。

それから、
紅一点美麗女史のお湯割り作りのうまさにビックリしました。
Commented by gon1442 at 2010-06-15 22:43
1年に1度はヨカニセの熱い話をBGMにぐびぐびいきたいですね。

ちなみに、まだまだきちんとおいしくお湯割りつくれていません。
精進いたしますm(_ _)m

酒呑み&放浪虫一匹が世界中の酒を飲むために東西南北奔走する。フリーライターという職業といいながら、その正体は……ただの呑み助&食いしん坊な一匹麹


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