必ず注文するもの!といえば・・・
必ず、注文するのは卵焼き。
それぞれのお店の味というものが必ずあり、
これが決め手となる一見さんも多い。
北区醸し屋素郎の卵焼きもお気に入りのひとつ。
ふるふるとまではいかないまでも。玉子の層が何重にも巻かれてつくられたような
柔らかさでほんのり甘め。
黄色い玉子焼きのなかに大葉の緑のアクセントがあり、見た目も美味しい♪
いっとき、この卵焼きがなくなった?ときは哀しかったが、
すぐに復活したので安堵した。
「いつもの卵焼き」と注文し
テーブルにくるのを、まだかまだか!とはやる気持ちを押さえるために
ほっこり一杯。
南薩摩産の「栗黄金」という芋を原料としている三和酒造さんの『天無双』をいただいた。
この栗黄金と黄金千貫をそれぞれ甕で仕込んだ原酒をブレンドし、ふたつの持ち味を生かしたものである。
香り高くまろやかな口あたり。
淡く、甘い香りが体の奥からグゥウウウンと打ち寄せ、
芳醇な味わいの膨らみがでてきて、
お腹の虫を刺激した。
食欲を増すボリューム感もありながらも反面、するりと呑める飲み口。
木樽の特徴である柔らかさが後から後からじんわりとひろがる。
「これはお湯わりが一番ですね」という店長の言葉に間違いはなく、
「おかわりー」の連呼。
ぶりのカマ焼きにも合い・・・・杯はどんどん進み・・・・
気づけば、あれよあれよと2時間占領。
美味しいひとときはどこでも浦島太郎になるようだ。
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蔵DATA)
名称:三和酒造
住所:鹿児島市七ツ島1丁目1番17
創業:1953年
備考:昔ながらの製法「甕壷仕込み・木桶蒸留」に拘った蔵「無双蔵」を2003年、鹿児島市に新設している。