ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>

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2014年 酉年 酒ナフキン 


2017年。今年も気づけば1ヶ月が過ぎた。
日本酒の蔵は今が最盛期の造りの時期。
大寒も過ぎ、立春と暦の上では春が来る兆しの季節であるが、
もちろん、冬将軍に南岸低気圧は絶好調の日々だ。
さて、今年も酒ナフキンをぼつぼつ活動中。
トップバッターは、愛媛県の成龍酒造さん。
1月3日という新年早々の酒ナフキンにもかかわらず、心よく迎えてくれたのは
四国が誇るイケメン蔵元の首藤さん。
次の日の米蒸しの準備をしている時なのに、図々しく酒ナフキンである。
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成龍酒造が創業したのは1877年。
ちょうど140年前のこと。
庄屋の米蔵の鍵を預かる仕事をしていたが、9代目の時代、国の政策で庄屋制度が廃止され、鍵屋としての仕事も廃業。
次なる仕事として9代目が立ち上げたのが酒造りだった。
成龍酒造の銘柄で有名な『伊予賀儀屋』はこの鍵屋だった時の由来からくる。


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「うちの味の要は水です」という首藤さん。
常に14度の温度を保つ超軟水の地下水がこんこんと湧き出る井戸は
敷地内に2箇所。造りが始まる前には必ず井戸を綺麗に清めるのが習わしだ。

どんなに外が寒くても地下水の温度は変わらないため

水作業をしている時の方が温く感じることも多いとか。もちろん風が吹くと寒い。

140年を超える蔵は歴史がいろいろある。

戦時中は軍の飛行機を隠すために場所を貸してほしいと国からの依頼があったり

あの南海地震もどうにか持ちこたえた場所もある。

「悲しい虚しい歴史もありますが、ここは酒蔵。おいしい酒を生みだすための場所です。酒は心、そして夢で造り出すもの。これは昔も今も変わらない」。








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成龍酒造さんといえば、何といっても家族愛が深い。

SNSなどでも家族をいかに大事に愛しているかを多く見られ、幸せのおすそ分けをいただく。
そんな心温かく、家族団結して醸す成龍酒造さんの子は一度飲むと
誰もがファンになっていくのだ。



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造りはこれからが本番。新酒も絞られ絶賛発売中。
今月はファン待望の蔵開きもある。
昨年は蔵に1500人が集ったという大盛況ぶりは地元でも有名で、

地域貢献の一環も担っているといえよう。



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昨年よりはじまった東京で開催する『四国 SAKE TRIP』。
もちろん、今年も開催予定にて。成龍酒造さんもご参加いただく予定である。
皆様、乞うご期待くだされ。


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酒ナフキンの後のお楽しみは玄関スペースの販売、テイスティングである。
運転手は試飲NGだが、首藤さんのおかあさんお手製の甘酒シャーベットはノンアルコール。
これをいただくだけでも美味しい体験だ。
(あまりに美味しくて、一度食べた人は買いたい買いたいと連呼。もちろんGon麹も)

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四国、愛媛が誇る名酒蔵の1つ、成龍酒造。

今年も目が離せな……喉が鳴るのは間違いない!

四国には美味しい日本酒がまだまだたくさん存在する。

酒ナフキンもフットワーク軽やかに参らねば。

2017年、酒ナフキン。

出没しているのを見かけたら、心温かく見守りくだされ(願)。



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DATA)
蔵名:成龍酒造株式会社
URL:http://www.seiryosyuzo.com

# by gon1442 | 2017-02-06 12:17 | 日本:蔵めぐり 日本酒 | Comments(0)

一番絞りの◯◯づくりは今あるだけ!?

大手ビール企業、キリンからでている
一番搾り、ご当地づくりシリーズ。

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47都道府県の一番搾りが飲める、このシリーズ。
昨年、多くの人がコンプリートすべく頑張ったのではないだろうか。
かくいうゴン麹もその一人。

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そして昨年、11月29日に発売されたのは、キリンの工場がある全国9地域の一番搾りは
箱入りで、ファンとして美味しいセットである。
もちろん、年明け早々、売り切れゴメンのところも多い中、
なんと、このシリーズの○○づくりのネーミングが変化しているのである。

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理由はいろいろあるようであるが、せっかく馴染んだこのネーミングなのに残念。
箱には9つの地域の地域づくりと3本のレギュラー一番搾りは入っており、
ビール好きにプレゼントというのも良いなあという内容だ。


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ネーミングは『○○に乾杯』
おお!これもいいやん。
これはこれでワクワクしそうな予感大。

そして今の○○づくりはこの箱シリーズでエンドだろう。
そう思うとこの9地域飲み比べセット。
もしかしたらレアなんじゃない!? と思うと、もう一箱買うべきか否かを
悩む……。
でも一人でも多くの人に飲んでもらいたいし。
ここは我慢だな。

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47都道府県、すべてコンプリートできなかったけど、
今年もそのシリーズがあるみたいなので、
今年こそ!コツコツ達成しようと誓う!新年である。



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DATA)
名称:KIRIN一番搾り

○○に乾杯の発売時期は下記の通り。

発売日一覧 続々登場!!全国で地元の人たちと 地元のことを語り合う ワークショップ実施中!! 随時更新

4月4日(火曜日)
・新潟県
・山梨県
・長野県
・岐阜県
・静岡県
・三重県
・佐賀県
・長崎県
・大分県

4月25日(火曜日)
・北海道
・宮城県
・茨城県
・神奈川県
・愛知県
・滋賀県
・兵庫県
・岡山県
・福岡県

5月23日(火曜日)
・北海道
・宮城県
・茨城県
・神奈川県
・愛知県
・滋賀県
・兵庫県
・岡山県
・福岡県

6月6日(火曜日)
・栃木県
・群馬県
・埼玉県
・千葉県
・東京都
・京都府
・大阪府
・奈良県
・和歌山県
・熊本県
・宮崎県
・鹿児島県
・沖縄県

7月18日(火曜日)
・青森県
・岩手県
・秋田県
・山形県
・福島県
・富山県
・石川県
・福井県
・鳥取県
・島根県
・広島県
・山口県
・徳島県
・香川県
・愛媛県
・高知県

桜咲く4月から、一番搾りへのトライは始まる♪

# by gon1442 | 2017-02-06 12:11 | 日本:ビール | Comments(0)

Happy new year 2017

2017年 酉年
謹賀新年

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今年は丁酉、ひのとり。
酉は十二支の一つ。
酉の由来は果実が極限まで熟した状態、酒熟して気の溢れる状態をいう。
酉の年は商売繁盛にもつながると昔からいわれており、
先に述べた極限まで熟した状態の一番の売れどころということも関係している。
そのため、これまで育んできたものの成果が得られる年ともいわれているのだ。

さて、ゴン麹としたら、やはりお酒関連だろうか。
日本酒、焼酎の世界をライターという職業でお仕事を頂いた。
不勉強ながらもどうにかこうにか続けてこられていたのは、まさにこれたのは
周りの人々の助け、そして学ばしてもらえたというご縁。
そしてもちろん、家族の許しが根底にあるからである。

全てが熟する酉年。
実りある1年にするためには
これまでの経験とともに、形にすべく、目の前の道が繋がっているように感じる元旦である。

まだまだ不勉強であるが、怠け癖を封印して……進んでいこう。
これからの人生についても。

2017年、酉年。丁酉。
火の鳥とも読める、今年。多くの人が笑顔になってくれる、そんな出来事をつかんでいこう。

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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# by gon1442 | 2017-01-01 12:58 | 日本:暦 | Comments(0)

銀座で肉の真骨頂♪ oishii

ここ数年、肉人気が高い。
肉を食べれば痩せるとか、肉を食べて健康にといわれるほど、肉が身近になってきた。
子供時代、肉が出るときはちょっと特別感があった。
カレーライスに肉が弟より多く入っていた時には
ガッツポーズしていたものである。

年月は流れ、気づけば齢も重ねた今の自分。
歳をとると肉よりは魚にといわれるが、実は年配者ほど肉は食べる。
そう、いい肉を!

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東京都中央区銀座8丁目、ビルの8階。
今年、ここにオープンした『ステーキ 肉と日本酒』は完全予約制である。
赤身ブームの火付け役ともいうべき存在、『肉山』のオーナー光山氏プロデュースということもあり
予約が取りにくい大人気店だ。

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こちらはコースのみ。
扱うお肉はその日に最高の品質の肉を入荷するため、
毎日行っても飽きることはない仕掛けである。
お邪魔した日は鹿児島の牛とのこと。
まずはランプという部位を薄くスライスカットされたもの。
これをブルーという焼き方でいただく。
ブルーというのはステーキ世界の焼き方の呼び名。
限りなく生に近く、片面または両面を数秒程度焼いた状態をいう。

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きっとこのランプは焼かれたことさえわからないのではないだろうか。
確かに目の前で焼いてくれていたはずなのに、しっとりとしており、生といわれたら、生と思える。
これがブルーかと一つ勉強。

そして興味がわく。
ブルーがあるのならば、レッドやイエローという焼き方があるのかと。
残念ながら、さすがにゴレンジャーという現実はなかったが、
ブルーブラックというのはあるらしい。
中はブルーで表面を焦がすというイメージだろうか。

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さて、そんなブルーで焼かれたランプはぎゅっと詰まった海苔に包んで
自家製のにんにく酢醤油をつけていただく。
これぞ本当の肉巻き!
噛むという行為さえ忘れるくらいの柔らかさで、
ごくんと飲み込んでも問題ないという世界は
もっと食べたい、食べさせて欲しいという欲求をくすぐるものだ。

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牛の尻の部分のイチボはすき焼き風に。
卵は埼玉県深谷にある卵専門の田中農場で育った鶏のもの。
箸でつまんでも持ち上がる ぷっくり、まんまるな黄身は粘りもあり、
これを毎日1個食べると病知らずになるのではないか!と
感じるほど力強い。

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いい塩梅に焼かれるまでの間は
大きな木のカウンターの前の鉄板で焼かれる様子を見つつ
日本酒でゆっくり待つ。

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湯気が出る肉を解いた卵の入った器に入れてくれるので、まさに焼きたてホカホカ。
こちらもツルンと胃袋に吸い込まれていき、ため息しかでてこないのが現実だ。

余った卵は一口サイズのご飯で卵かけご飯に。
TKGという言葉が当たり前になった今、
卵かけご飯が食べられるのは日本だけということに
あぁ、日本人でよかったと思うのはじぶんだけではないだろう。

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ミニマムなハンバーグは仙台牛。
荒目にカットされた肉は食感と
そこから溢れるきめ細かな肉汁の流れを感じるためだとか。

赤ワインベースのソースには八丁味噌と白味噌が入っており、
コクありつつも肉汁と合わさると、より深みのある味わいを醸してくれる。

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ミニマムといいながらも、食べ応えは充分にあり、
いい肉はきちんと適量を教えてくれるものなのだ。


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いつもの自分ならパクリと一口でいくだろう、このサイズも。
不思議なもので、数回に分けていただく食べ方に。
小さく分けても旨味はしっかり。

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お邪魔した日は25日のクリスマス。
29種類の野菜サラダはクリスマスバージョンで、イチボ入りのサラダ。
肉を食べたら、野菜も摂取。
これが正しい食生活。
肉も好きだが、野菜も好き。

今年は天候不順や台風などの災害で
大打撃を受けた農家も少なくない。
ひと昔前なら、大飢饉の年といわれていただろうの出来事が各地で起こった。
だからこそ、目の前にある食べ物には
感謝していただく。そのための「いただきます」である。

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飲み物は日本酒のみ。
酒屋さんから毎日各地のお酒が届くため、
一期一会。
出会える子が飲める。

肉にあう日本酒のラインナップは、
飲み放題で心ゆくまで堪能できる。

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秋田の新政さんの子の様々なタイプを飲めるのも
ある意味贅沢。
これはイエスの主による
クリスマスマジックなるものか!?

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クリスマス限定ボトルもお約束。

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オイスターソースの肉味噌がかかったジャガイモは
ホクホク。

本当、芋ってどうしてこんなにうまいのか。
肉との相性もいい。

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メインのステーキは
ランプ、そして60日間熟成のサーロイン。
熟成肉は店内の冷蔵庫でもきちん熟成させるため、
シェフ自ら厳選して、食べごろのものを出してくれる。

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いい肉はまさに宝。
香りも良く
熟成肉は香りまで甘さを感じる。

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一品一品、
料理を説明してくれるので、肉に疎くても想像できるので、飽きることがなく、楽しめ
心も胃袋も至福にしてくれるサーブは最高の食であろう。

始まりから全て心をつかむものばかり。
こうなると次は?次はと期待も高まるいっぽうだ。


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〆は熟成サーロインと筋肉のカレー。
お酒飲みはなおさらウコンは欠かせぬ。

カレーは飲み物という飲友もいるけれど、
こちらのカレーは崇高なる一品のようで、
豪快にパクリというよりは、やはりちまちまとおちょぼ口でいつまでも食べていたい!という
気持ちになるのだ。

美味しいって罪である。

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肉をアテに飲むのか、
酒をアテに食べるのか。
こればっかりは人それぞれなのかもしれない。

が、やはり自分には肉だけ、酒だけではなく、
それぞれがお互いに高めあう双璧であり、
その掛け合い、混じり合いに酔いしれた世界に感無量。

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島国日本の肉ブーム。
老いも若きも熱中するそのわけは……
おいしい肉を出してくれる最高の空間があるから。

言葉はいらない。
本能をフルモードにするだけで
最高の時間を手に入れることができる。
それがここ、ステーキ 肉と日本酒である。

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目印はおなじみの「肉」の文字看板。シンプルis ベスト。



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DATE)
店名:ステーキ 肉と日本酒
住所:東京都中央区銀座8-3-1GINZA TOKIDEN8階
電話:03-6264-5699
完全予約制
コースのみ。日本酒飲み放題13,000円
# by gon1442 | 2016-12-31 14:15 | 日本:お店 | Comments(0)

わさい

焼酎を知って何年になるだろう。
かれこれ10数年は経っている。
はじめはブームだからということで関わった焼酎だったが、
気づけばどっぷりはまっていた。
結構飲んでいると思っているが、今なお、お!という銘柄に会える。

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○齊(わさい)。

三和酒造(株)無双蔵の子である。
焼酎用に開発された芋、サツママサリが原料にし、
「河内ゴールド黒麹」を使用。
「甕壺仕込み」や「木樽蒸留」と昔ながらの伝統手法にこだわった本格芋焼酎として
注目されている逸品だ。
この子が手にはいるのは鹿児島、大阪、東京の3つの酒屋。
この3つの酒屋と三和酒造(株)無双蔵がタッグを組んで生まれた。

この子の飲み方でオススメなのは、ずばりお湯割。
湯気のたつグラスに顔を近づけると
甘く優しいフルーティな香りのベールに包まれた。
口に含むと芋のスマートな甘さと同時に、青々しさもほのかに流れる余韻。
これはクセになる。


「この○齊はシングルモルトタイプなので、飲みやすく、芋の味わいもわかりやすい」と
教えてくれたのは三和酒造(株)のK社長。
「うちの若き杜氏が渾身をこめた焼酎です。世の中になかなか出回らないけれど、そのぶん一度飲めば記憶に必ず残る世界。太鼓判押します」
社長が熱く語る三和酒造(株)の若き杜氏の名はwasaiさんといい、彼の名をそのまま付けたのだという。
wasaiさんは鹿児島のT海酒造の名杜氏、O氏も一目おく若き焼酎の造り手でもある。
ううう〜酎ナフキン魂がうずいてきた。
ということで、来年早々に会いにいこう。
若き杜氏じゃなく、K社長にお願いできたし(笑)。←こういうことは抜け目なし!

発売されてから数年たっているというのに、これまでお目にかかれなかったとは
焼酎好きとして不覚(苦笑)。と同時に今、出会えたことにさらなる喜び。
○齊」のロゴマークのラベルには「真っ白な余白」=「無限の可能性」という意味があるそうで、
これは焼酎のもつ魅力そのものと造り手側の思いが現されているのだろう。

たくさん飲んでいるつもりでも
まだまだ飲みきれていない焼酎ワールド。
さて、これからどんな子と出会えるか。
来年も楽しみである。


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DATA)
商品名:○齊
蔵元:三和酒造株式会社
発売酒屋は鹿児島、大阪、東京の3店舗のみ













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# by gon1442 | 2016-12-22 14:48 | 日本:焼酎 | Comments(2)

〆の一杯には

気づけば年の瀬である。
忘年会のお誘いなどが多くなる時期。
胃袋肝臓の調整をしておかなくては。

飲んだ後、ついつい〆の一杯となるのは昔も今も変わらないようである。
〆の一杯といったら、ラーメンがメインだが、
もうそこまで若くない。
そう、蕎麦くらいがちょうどいいのである。





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江戸時代、蕎麦屋は酒が飲める場所。
ちょいっと一杯ひっかけていた江戸っ子がたくさんいたのだろう。
“蕎麦屋酒”という言葉もあるようで、
もり蕎麦1枚をアテに酒を飲み、
その後、もう1枚追加して
お腹を満たしていた。

蕎麦の生産地には蕎麦振る舞いという風習がある。
新蕎麦の収穫の秋にはご近所みんなで蕎麦会を設け、骨休みをするようである。
ご当地らしい収穫祭だ。

蕎麦が育つ土地は痩せているといわれているが、
その蕎麦の持つ栄養はかなり高い。
蕎麦はデンプン質が主成分。
その他にタンパク質やビタミンB群が豊富で、タンパク質はタンパク価が72以上。
白米と同等量以上の良質のタンパク質を持つ。
美味しさの元ともいえる必須アミノ酸であるリジン、トリプトファンも多く
つなぎに使う小麦粉はメチオニンやシスチンがある。

蕎麦のたくさんある栄養の中でも、酒のみにとって一番必要なものがビタミンB群のひとつであるコリン。
酒を飲むと肝臓はフル回転してアルコール分解をしようと頑張るが、度がすぎると疲労困憊し、肝脂肪や肝硬変になりやすい。コリンを摂取することでアルコールの害を0にするということはないが、
肝臓を保護し、アルコール分解を速やかに促してくれるのだ。
そのため、お酒を飲んだ後に蕎麦が食べたくなる!?のは、理にかなっていることになる。
そのため、蕎麦屋ではお酒のことを“蕎麦前”というそうだ。
ちなみに蕎麦の栄養はコリンを始め、ビタミン群は水溶性。
そのため蕎麦湯に栄養素が溶け出しているので、蕎麦湯は絶対飲んでおきたい
まさに〆の一杯であろう。


さて、そうなると蕎麦屋の話である。
関東には蕎麦屋が多い。
老舗からチェーン店と業態は様々。
数ある蕎麦屋の中で、お気に入りの蕎麦屋がある。
それはJR赤羽駅構内にある『そばいち』。

飲んだ後、ときどき出没する場所である。
必ずオーダーするのはもり1枚。
チケット自販機で券を購入し、カウンターに出すと1分もかからないで目の前に
もりそばが出てくる。
さすが駅ナカ。スピーディー。これも惚れ込んでいる一つの理由だ。
酔っている時はとにかく待つのができないゴン麹。
待たされるくらいなら帰宅する方がマシだと考える。
しかもスピーディーだからといって、蕎麦が良くない!ということはなく、
腰のあるのど越し楽しめる麺はうどん県人として、こいつはいけると目を♡にしているものだ。
もちろん、もり1枚でごちそうさま。
すすってすすってすすって麺がなくなったら、
蕎麦湯の入ったポットを取りに行く。
この蕎麦湯をぐびぐび飲み、胃袋はホッと満足する。

もり1枚300円! 。
飲んだ後の〆の蕎麦湯一杯。
胃袋が欲した時は蕎麦屋へGO。



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撮影協力: 
店名:そばいち 赤羽店
住所:東京都北区赤羽1-1-1 エキュート赤羽
営 :6:30~23:00(L.O.22:30)
休 :無
# by gon1442 | 2016-12-14 11:37 | 本人:ひとりごと | Comments(0)

スナフキンのときはぬるううういビールで。


海外をスナフキンしていたとき、
必ず飲んでいたのは地元のビールである。

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ビールの歴史は紀元前1万年前まで遡る。
様々な説があるが、歴史上記録されているのは
紀元前4000年頃、西アジアのメソポタミア文明のシュメール人によって造られていたと記録されている粘度板が見つかっている。
昔から伝わる『ニシカシ女賛歌』のなかには、数種類のビールと造り方が歌われているほどで、
人々の生活になくてはならなかった存在だったのだ。
ニシカシとは口を一杯にする女主人という意味をもち、
豊穣や収穫、性愛に戦闘を司る女神であると同時にビール造りの女神。
シュメール人はワインを造りだしたともいわれ、いわゆる酒呑みにとってなくてはならない文明だったといえるでしょう。
当時のビールは麦焼酎のような造り方をしていたともいわれており、焼酎の元祖ともいえるかもしれない。
原料に大麦やエンメル麦を使い、ビールの種類は黒ビール、褐色ビール、強精ビールなど多種多様にあったようだ。
もしかしたら、昔も今と同じくらいのビールの種類があったのではないだろうか。



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さて、話は現代に戻る。
去年夏から一番搾りのご当地ビールにシリーズに日本中のビールファンが熱狂している。
「○○つくり〜」と並べてのみ比べるのがおもしろいと、ついつい夢中になった。
大手メーカーのビールでさえ、味わい違うんだなああと感心しているなか(メーカーの工場は国内に11カ所のみ)
やはり各地で造られている地ビールこと、クラフトビールは味わいがきちんとあってよいものだ。

香川県にも地ビールが昔からある。
香川ブルワリーが造る『さぬきビール』。
空港や駅の売店などで見かけるなか、いつも帰省のときなどに手にするくらいだが
“アルト”を好んで購入する。

アルトはカラメル麦芽とロースト麦芽を原料にした本格的なドイツ風タイプ。
日本のビールだとキンキンに冷やして飲むのが当たり前だが、
このビールだけはちょっとぬるめのほうがおいしく感じる。



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日本のビールが冷たいのは清涼飲料としての役割があるから。
温度や湿度が高い日本はぬるい飲み物は好まれない傾向で、売れないからである。
はじめにもどるが、海外をスナフキンしているとき、ビールを注文すると
キンキンに冷えていないビールがでてくる。
慣れていないときは、の、飲めないよーとなるが、いつのまにかそれが心地よく、ビールのもつ香りや風味がよき味わいとなり楽しんでいる自分がいた。
このさぬきビールはそんな香り&風味を味わってもらいたいと香川ブルワリーが醸造したもの。
冷蔵庫から出した買いたてをすぐプシュっとプレタブをあげて飲むものではなく、
汗をかかなくなったくらいがちょうどいい塩梅というわけである。



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生温いビール。
彼をお供にスナフキンは続く。



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DATA)
香川ブルワリー(http://www.sanuki-beer.com/index.html)






# by gon1442 | 2016-09-17 10:15 | 日本:ビール | Comments(0)

HEI! 雄町!


「オマチニスト」という言葉があるくらい
酒米である雄町のファンは多い。
かくゆう自分も雄町の世界、大好きである。
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雄町といえば、岡山を代表する酒米である。
雄町の歴史は江戸時代末期。
安政6年、備前の国、今の岡山県の篤農家、岸本甚造が伯耆大山参拝の帰り道、
田のなかにひときわ目立つ背の高い稲穂に目が止まったことからはじまる。
彼はこんな大きな稲穂は力強い米ができるに違いない!と感じたのだろうか。
2稲を譲ってもらい、自分の家に持ち帰り育成したといわれている。

稈で大粒、晩生タイプ。丸い球状の心白があるのが特徴の雄町。
米の硬さも軟らかく溶けやすいとあって酒米に最高の米とされた。
その品質の優良性から、現在全国で使用されているほとんどの酒造好適米のルーツといわれ、
発見から現在にいたるまでただ1種の混血のない米というのは珍しいとされている。

雄町がもっとも優遇され全国の酒蔵で使われていたのは明治時代。
全国清酒鑑評会では雄町でなければ金賞が取れないといわれていたほどだ。

優秀であるがゆえに全国で作付けされたものの、稈は弱点に。
大きくなるものは160cm前後まで伸びることで、強風などの影響をうけ倒れやすくなり、
また病気にもかかりやすいということが判明。
いくら優秀米であっても、手がかかり、収穫が難しいということで、
雄町を育てる人が減っていき、岡山以外では数えるほどとなり、幻の米になる寸前でもあったという。
その原因のひとつは今、酒米として優等生である山田錦、そして五百万石の出現。
両者とも実は雄町の子孫であり、雄町のいいところを受け継いでおり、
さらに農家にとっても栽培しやすく収穫量が安定しているとあって人気となったためだ。


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どんどん消えていく雄町。
昭和40年代には絶滅危惧とまでいわれていたが、岡山の酒蔵を中心にした有志が雄町栽培を復活させ、
雄町を使った日本酒を醸しはじめたことで、雄町のおいしさ、よさに再び注目が集まり、
雄町は日本酒になくてはならない存在となったわけである。

雄町。
確かに飯米であるササニシキやコシヒカリ、酒米の亀の尾や山田錦と比べて、背が高い。
江戸時代、黒船来航に驚いた背の低い日本人と来国した背の高いペリー総督のような感じというイメージ。
そしてなにより近づいてみると、長い長い白い髭をもっているのに驚く。
飯米にはほとんど見られないので、酒米と知らない人からみたら、
な!なんだ!?これは?と思うはずだ。
この長い髭は原種にみられるもので、
稲は本来、野生のものにて、他の自然の木々や草と同じく
秋になれば実った種子を地面に落とし、子孫を増やそうとする。
そのとき、土のなかに埋まってしまったり、水のなかに落ちてしまうとその種からの発芽は難しく、子孫繁栄ができない。
そうならないための稲の考えた策が髭なのである。
この髭があることで、土のなかに埋まりすぎず、水の中に沈みにくくなり、
地面からほどよい距離をもって接地し、次の季節に向けて発芽への準備をする!というわけだ。
この髭は米の良し悪しには関係ないが、収穫や脱穀のときにこの髭があると作業がしにくいとあって
私達がよく目にする米、特に飯米にはこの髭は生えてこない。
そのため田んぼで髭が生えていれば原種に近い品種だということを見分けることができる。

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とにかく大きな背丈と立派な髭が特徴の雄町。
小さい子供はすっぽりと隠れるほどの大きさは
ある意味、絶好の遊び場(絶対ダメだけど)。

やはり飲むだけではなく、実際に使われる酒米の田んぼを見たら
雄町のおもしろさがより一層楽しめそうだ。

今年の造りで出会える雄町はどんな子だろう。
ワクワク感がとまらない。



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# by gon1442 | 2016-09-14 10:43 | 日本:日本酒 | Comments(0)

亀の尾に出会って。

亀の尾。
酒好きならピンとくるだろう。

亀の尾とはお米の品種の名前で、有名になったのは尾瀬あきらさんの『夏子の酒』のなかでモデルになった米である。
亀の尾の発祥については生まれた諸説あるが、
有名なのは亀の尾は明治26年、山形県の民間育種家である阿部亀治翁が立川町立谷で発見し、
自分の田で育種しはじめ、世の中に広まったといわれている米なのだ。
食米にも酒米、寿司米としても重宝され、「不世出の名品種」といわれていた。
戦前は東北から中部地方で栽培されていたが、
病害や虫に弱いということから栽培しても収穫率があがらないということからいつのまにか姿を消し、
幻の米といわれるようになる。


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幻の米といわれつつも、実はササニシキやコシヒカリといったおいしいお米の祖先であり、
私達が今、普通に食べているご飯の大元というべき大事な存在なのである。

そんな幻というべき亀の尾が再び注目されるようになったのは、
「昔のお酒はおいしかった(亀の尾)」という話を新潟県の久須美酒造の蔵元が聞き、
1980年に新潟の農業試験所に記録米として残っていた1500粒の種籾を譲りうけ、
2年間かけて種籾を増やし、1983年、醸造に足る収穫となったので、
その年の造りで亀の尾を原料につかった吟醸酒『亀の翁(かめのお)』をつくったことにはじまる。
この出来事がはじめにいった『夏子の酒』のモデルになったといわれている。
おもしろいもので、同じことを考える人は必ず同時期に現れるようで、久須美酒造が亀の尾の復活を考えていたとき
山形県の鯉川酒造でも明治時代に地元で育てられていた亀の尾の復活と日本酒の醸造を考えていたそうだ。
鯉川酒造では亀の尾を見つけた阿部亀治翁の曽孫の手元に奇跡的に残っていたわずかな亀の尾の種籾を譲りうけ、試験栽培し亀の尾だけで醪1本分の酒を造るべく、ひたすら種籾を増やし、念願の亀の尾で酒が醸せるようになったのは久須美酒造の『亀の翁』が世にでたわずか1年後だった。

復活したばかりの亀の尾はやや小粒だったそうだ。
醸した味は爽やかさが少なく、ふくらみの幅が狭く、荒々しい野生米に近かったときいている。
しかし、そこが亀の尾らしい独特の魅力があることに気づいた各酒蔵が、いかにすればおいしい味わいになるかを研究し
21世紀にはいると酒米の優等生『山田錦』と比較しても決して劣らない!性格をもつ米に育てあげたのである。

かくゆう自分も亀の尾の名を知ったのは漫画である。
子供時代、父親が所有していた難しそうな酒本のなかに漫画があることに気づき、
なんだ?これは?と読み始めたのがはじまりである。
漫画のストーリーのなかでは亀の尾は龍錦という名前だったが、古いものの復活というのは
幼心にもワクワクさせてくれたものだった。
日本酒を飲みだし、亀の尾で醸された酒に出会ったとき、
あ、これなのか!とまじまじと見、
山田錦とは異なる深みある余韻と香ばしさがある、これが亀の尾なのか……と味わったことも
記憶のひとつにしっかりと残っている。(同じお米でも酒蔵によって味わいが異なるのでどうぞご容赦ください)

その後、亀の尾は当たり前のように目にするようになっていったが、
実は実際に田んぼで育ったところを今まで見たことがなかった。

そんなとき、仕事の関係でとあるお蔵さんに御邪魔したとき、
亀の尾の収穫は来週だということをお聞きし、田んぼに連れていってもらった。
ダイナミックな稲だなあという第一印象に
手前の山田錦と比較すると明らかにタイプが違うというのがよくわかる。
小粒といわれていたので、ものすごく小さいのかと思いきや、そこまで小さいと思えず
稲穂の先に実る籾もかなりのすずなりにて、重そうだった。

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これが各米の祖先、亀の尾なのかと思ったとき
目の前の田んぼの風景に先人達がこの稲を大事に育み収穫しているような光景がだぶる。
ササニシキやコシヒカリ、そして日本酒を飲んで大きくなった自分の体の細胞のなかにある亀の尾のDNAがなせた業か!?
初めてみる田んぼにニコニコと微笑んでいた。

亀の尾は日本酒にとってなくてはならない米であると同時に
食べる米としてコシヒカリやササニシキ、ひとめぼれなど数多くの米に亀の尾のDNAがはいっているのだと思うと感無量である。

飯米でおいしい米、酒米として最高の米といわれる極めた米は多い。
しかし亀の尾のように両方の性格をもっているタイプはほぼない。

もっている性質によって細分化され、用途にあった使われ方をすることも大事であるが、
おおらかに両方ウエルカム♪というタイプ(一石二鳥!?)のほうが自分は好きなだあと思うのは
ずっこい(ずるい)?(大笑)

亀の尾。
これから亀の尾で醸された子を飲むときは
間違いなく稲穂を重そうにしている田んぼの光景が浮かんでくるのだろう。




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# by gon1442 | 2016-09-13 09:56 | 日本:日本酒 | Comments(0)

新しき1歩……温故知新のニューフェィス

焼酎ファンになって10数年。
全くど素人の酒呑みがここまで焼酎と共に歩んでいるとは
20代の自分は想像していなかっただろう。

熱狂的な焼酎ブームは消え、その後、下降気味の時代もあり、
そして今はゆるやかにのぼりつつある焼酎。

いつの時代も人気のバロメーターという波はよせてはかえし、よせてはかえしが原理のようである。

さて、先日、おもしろい子が世の中にお目見えした。
14度の焼酎。
14度?と聞いて、何がおもしろい?と首をかしげる人もいるだろう。
本来、焼酎の度数は鹿児島は25度、宮崎は20度が一般的で、
14度というのはかなりの低アルコール焼酎となるのである。

このおもしろき子の名は“球-Q”。
宮崎県高鍋に蔵を構える、黒木本店のニューフェイスである。

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“球-Q”。
◯がうっすらと描かれているラベルは一見、焼酎に見えない。
焼酎というとドンと迫力ある一升瓶の印象が強いが、
“球-Q”は四合瓶。
焼酎はそもそも割って飲むものであるが、
この“球-Q”はワインや日本酒のように、瓶を開封したらそのまま飲めるという点が呑み助にとって
新しき点であろう。
もちろん、焼酎には前割りという文化があり、前割り焼酎というのも発売はされている(“球-Q”と同じ)。
焼酎好きならよくご存知の世界だ。
しかし一般的には前割りってなに?それ自分でやるの?そうしたほうがおいしいの?という状態でまだまだ浸透は低い。
そんなとき“球-Q”の登場である。

あ、はじめにいいわすれていた。
“球-Q”は芋焼酎である。
黒木本店の玉茜の原酒や黄金千貫の原酒、樽で熟成させた芋焼酎などをブレンドしたのが実態だ。
実はこの“球-Q”の前進を昨年、蔵見学&蔵取材に御邪魔したとき
“球-Q”の生みの親、黒木信作氏に飲ませていただくきっかけがあった。


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「これ、いろいろなものをブレンドさせてる実験酒です。」といわれて
だされた焼酎を飲んだとき、こ!こいつは!なんか凄いかも!という直感があった。
「これ、なになに!?そのまま?前割り? このまま飲めるの!?」
矢継ぎ早に質問した覚えがある。
そのとき、黒木信作氏がいっていた言葉はしっかり頭に残っている。

「焼酎をボトルからそのまま飲める、そんな気軽なお酒になれるはずです」

もともと焼酎の25、20度の度数も原酒に加水し、その度数まで下げたもの。
その度数もそのまま飲むというのは体にこたえる度数であるから、
水、お湯、氷などをいれて度数を落として飲むのが焼酎。
面倒くさい、わからないと思うかもしれないが、
自分の好みの度数、味わい、風味を作れるおもしろさがあるのが焼酎なのである。

さて、“球-Q”。
飲み方はワイン、日本酒と同じく開封してそのままグラスに注ぐだけ。
一見、焼酎といわれなければ、ワインと間違えそうだ。
冷蔵庫に冷やしておいて、そのままストレートというパターンになりそうだが、
個人的には少し温度が常温に近づくくらい戻ったほうが
香りと繊細な味わいの波が現れるので、好み。
ブレンドしているだけあって、飲んでいるとき
あれ、これは玉茜の香りだけど、こっちの部分は黄金千貫タイプの味わいの伸びがあるなあ……などと
色々頭のなかで“球-Q”がころころと多彩な面をみせてくれる。
まさに球。その名のとおりだ。

“球-Q”というネーミングになぜしたのかと黒木氏にお聞きしたことがある。

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「うちは自然環境との調和があってこそのものづくり。焼酎を造っていくと農業と切っても切れない大事だ関係だということが
よくわかるのです。だからこそ、自然、蔵のあるこの大地を大事にしたい。焼酎を造って出た焼酎粕から肥料や飼料をつくり、肥料は焼酎の原料となる芋を植える畑にまく。その畑で育った芋をつかって焼酎を造るという完全なるリサイクルシステムがうちにはあります。それはまさに縁であり、◯の世界。そんな世界から生まれるべくして生まれたのが“球-Q”なのです」と教えてくれた黒木氏。

たしかにリサイクルの形は無駄なく、相乗効果でお互いがしっかりと結ばれている縁であり◯だ。
黒木本店の実施している理想的なエコ•リサイクルは自然を大事にする、大地への感謝をこめて行うことであり
これはかつて、日本ではモノをもったいないという心から当たり前のようにされていた行動でもあった。

今、それがまた目新しく感じるのは……久しく、使い捨ての大量消費という物欲世界にどっぷりつかっていたからだろう。

焼酎粕というのは今では産業廃棄物となっているが、実は栄養満点の代物で
海洋投棄は海を汚染するといわれ、投棄廃止になったことから
海の魚が減ったという話を別の蔵で聞いたことがある。

また黒木本店同様、畑に焼酎粕を巻くことで、その畑でとれる芋がよくなったという焼酎蔵の話もある。
まさに宝のもちぐされーというべき存在が焼酎粕であるといえよう。

本当は全ての焼酎粕を黒木本店のようにリサイクルする形にもっていけたら、最高の理想物となるだろう。
でもまだそれは完全にできているわけではない。
コストもかなりかかるので、手がまわらないということもあるだろう。
まだまだ課題が多い部分ではあるが、その問題をいち早くこうすべきという形をつくったのが黒木本店であり、
“球-Q”の世界でもあるのだ。

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14度の焼酎“球-Q”。
焼酎ってなんだ?焼酎ってよくわからない!といっていた人も
この子を飲めば、焼酎を知るひとつのきっかけになるだろう。
焼酎好きからしてみたら、これまたおもしろいタイプの子がでてきたなあと手がでるはずだ。

言わずもがな、日本中にファンの多い黒木本店。
“球-Q”は焼酎の新しき1歩となるべく存在である。


追伸:
黒木氏から素敵なメッセージが後日届いた。
発売まで大分時間がかかりましたが
これからもさらに香りを高めるべくドンドンブレンドを変えて余計にQ?な銘柄にしたいと思います」

毎年なにかしらブレンドが変わるということは
心ワクワクさせてくれ、目がはなせないのは間違いない。
“球-Q”はまだまだ進化していく子。
こいつはしっかりと!!! これからも見守り呑み続けねばならぬ!



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撮影協力

とり鉄 三軒茶屋店
住所:〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋1丁目38−7 フォーラムN&N B1
電話03-5779-9410

(株)黒木本店
住所:〒884-0002 宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋776
一般見学は不可。販売もなし。









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# by gon1442 | 2016-09-10 14:33 | 日本:焼酎 | Comments(0)

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